さすがに年末、スチャラカに生きているつもりでもそれなりに忙しく、連日更新ともいかないかもしれませんで、しかし週末毎にライブで試合が見られてしまう(しまうって何だ...)ので、話題あれこれ、まとめて。
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寺地拳四朗にJBCからの処分が出ました。詳しい記事。
示談金の推移?について触れている部分など、正直、如何なものかと思いますが...。
処分の軽重については、そもそもそんなもの要るの、というのが個人的な意見ですが、まあ昨今のご時世(コロナ抜きの話です)とは、そういうものなんでしょうね。
ただ、当初は「犯行」の映像が証拠だ、という話だったはずが、どうもそうではないらしい、というのには驚き、ちょっと首を捻るところです。
「状況証拠」とはまた、奇怪な言葉使いですが、こういう話が長じて、袴田事件のようなことが起こったんやないのか、とも。
本当なら、徹底的に争うべきところかとも思います。
しかし、もう示談も済んだ話ですし、処分も受けるわけですから、いよいよこれで「おしまい」にしてほしいです。
唯一、彼がボクサーとして深刻に咎められるべきは、WBCの指名挑戦者でもある久田哲也との対戦が延びてしまった、という一点だと思いますが、それは早急に実現されるべきだと思いますね。
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ティモシー・ブラドリー、中谷正義を語る。杉浦大介氏の記事です。
この人、現役時代については、ええ左持ってるし、他にも良いところが沢山あるボクサーで「これでアタマさえなければ」と再三思ったものですが、さりとて首無しボクサーなんて、お化け屋敷の出し物やあるまいし、あり得ない...うまいこといかんものやなあ、と。
しかしこの記事によると、中谷の「強い意志」を称えると同時に、その欠点、そして課題も的確に評しています。
きちんと「評論家」として成り立っているなあ、と感心しました。
そして、こういう人に語られるところまで行った中谷正義、改めて素晴らしいな、とも。
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日曜日のDAZN、アンソニー・ジョシュアはクブラト・プーレフを4度倒して9回KO勝ち。
終始安定して、余裕のある闘いぶり、そしてフィニッシュは見事なクリーンKOでした。
この日は、過去の試合で若干過剰というか、肥大気味にさえ見えた肉体が、ちょっとだけ細めに仕上がっていた?ような印象でした。
体格面で自分より多少劣り、スピードもなかったプーレフ相手だから、というのは確かでしょうが、終始落ち着いて、無理や無駄のない、スタイリッシュなボクシングが出来ていた、とも。
ボクサーというよりボディビルダーのように見えることもあったジョシュアですが、その肉体の頑健さがどの程度まで必要なものか、ボクシングの質を上げることの方が重要なのではないか...と過去に何度も思ったものですが、今回はボクサーとしての質の良さが出た試合でした。
しかし、今後実現するであろうスーパーヘビー級の相手との対戦においては、やはり筋肉の鎧、頑健な肉体が必要になる場面も出てくるのでしょう。
単に巧いだけでなく、ありとあらゆる「手管」を駆使してくるであろう「あの相手」との闘いは、単にボクサーとしての技量「だけ」ではない、それ以外の何かを求められるものでしょうから。
アンソニー・ジョシュアにとり、来年はいよいよ勝負の時になりそうですが、そのあたりの折り合いを、どうつけてくるものか。
過去最大の、最も大きくて巧い者同士、でも「毛色」がだいぶ違う両者の対決に、今から興味が尽きません。
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今年の殿堂入りボクサー発表、はいいのですが、メイウェザー、クリチコ、ウォードと並んで、ちょっと早くないか、と思ったら規定が変わっていて、ラストファイトから3年で、ということなのですね。
不勉強なもので何も知りませんでした。
なんか、来年、YouTuberの人と闘うとか、東京ドームで格闘家とエキジビションをやる、という話もあるらしいメイウェザーですが、興行する方々にとっちゃ、こういう、引退した人でっせ、というお墨付き?は、迷惑なのかもしれませんね。
まあ、実際のところはこうなんです、と言うしかないんですが...。
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ということで、一曲。
Oasis “Morning Glory” です。