ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

生活不活発病

2007年02月24日 | 新聞から
            富士国際花園
        球根の種は芥子粒の大きさです
       若い女性のスタッフが多かったです
     ピンセットで一粒ずつ大変根気が要ります
         作業を見せていただけます

寒の戻りとか、冷たい風の一日で、植え替えの予定をパスしました。お日様が恋しい一日でした。

生活不活発病(廃用症候群):体を動かさなくなった為に、全身のあらゆる器官の機能の働きが低下する病。筋力や心肺機能の低下、鬱傾向なども見られ、最悪の場合寝たきりになる状態。

~症候群と付く病が増えた。一つの傾向の総称として使うらしいが、それだけ症状が多様化していると言うことだろうか。

この病は手足の筋肉が落ちて、足腰が弱くなる。歩く機会が減ると、骨への刺激がすくなくなり、全身の骨がもろくなる。血圧の調整機能が効かなくなり、たちくらみがしたりする。

わが市では私達のときは65歳から無料バス券がもらえた。今は財政難もあってスライド式に需給年齢を上げているので、67~8歳だろうか。これはとてもありがたいことだと思っている。一度バスで外出すると@200円×2=400円要るところが無料である。お稽古事に行く時など本当にありがたいと思っている。

バスは時々遅れるのが玉に瑕だが、その時間さえ考慮して行動すれば、嬉しい制度である。しかし、この頃特に1駅だけ乗る人が目立つようになってきた。杖を頼りにされている方なら未だしも、ぴんぴんしている方でもである。バスを待っている間に歩けるのに、と思うことがある。

折角、無料の券を貰っているのだから乗らないと損と言う考えだろうか。お金は得しているが、健康面では損している事にならないだろうか。もし1駅乗らずに歩いていたら、それだけでも運動した事になって、足腰丈夫にならないだろうか?

これがもし一回50円でも払うとなれば、1駅乗るだろうか?おそらく乗らないでしょう。皆歩くと思うんです。

わが市では健康増進の為に「100万歩貯筋」と言う制度がある。100万歩貯まれば、キャップが貰え200万歩貯まればウインドウブレイカーがもらえる。私はキャップは被らないので辞退したがブレーカーのほうは頂いた。でも貰ったことを後悔している。何故なら、何処に置いたか忘れてしまっているからだ。税金の無駄使いをしてしまった。

そのくせ、もうじき500万歩(実際には突破しているが、記録としては一日1万歩以上は切捨て、1000歩以下も切り捨てと計算する)に達し様としていると、何かいただけるかしらと考えてしまう。頂いたものを重宝して使っている方は良いが、大方の方は私同様、貰う喜びだけで、後は捨て置けになっていないだろうか?その公算大の気がする。

不活発になる理由として①子供との同居で家事をする機会機械が無くなった②転居で行き来する友達が居なくなった③定年ですることが無くなった。ゆえに特にする事が無いので体を動かさない、昼間も横になることが多くなる、風邪でも引くと「安静第一」と安静を取りすぎてしまう。大事にと寝込んでいるうちに歩行困難になり、頭も使わないから認知症の様な症状が出てくる。

こうなってくると医者に行く人の方がましと言う事になりますか?「整形外科の待合、治療室」は年寄りのたまり場と聞いた事がある。「加齢現象」といわれた人達は痛んだ状態が直るとは思っていないという。でも治療に行くのは「心の寂しい病」を埋めたいからだろうか。独居老人はこうして外に話し相手を求めている。悲しい世の中ですね。
コメント (4)
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