ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

長濱盆梅

2007年02月12日 | 一寸そこまで
            推定年齢350年
          今年出品中の二番目の老樹
        幹は少々痛んでいても花は瑞々しい

二年ぶりに盆梅を見に行ってきました。今度で4回目なんですが、年々訪問者が増えてきてる感じです。今日なんか数珠繋ぎと言う表現がぴったりです。

あさの暖かさに釣られて、急に決めたので出発の時間が遅れました。今年は行くつもりで居たのですが、天候待ちで富士山行きが遅れて、順番に遅れました。

開花情報では7分咲きでしたが、散りかけ、萎みかけが多かったです。それと樹木の姿の良いのが少なかったような気がしました。遅からず早からずの見ごろの花と言うのは数えるほどでした。それ故にか、写真が今一でした。幹は綺麗に写っていますが花が萎れているので、全体を写すとぼやけて見えます。花を接写したものはまあまあの出来でした。

長濱まで約2時間かかりますから(新快速に乗ると尼崎から長濱まで直行ですが、米原で車両切り離しで15分停車します)長濱着が12時半でした。

長濱に行けば楽しみの一つ、「鳥喜多の親子丼」をまず食べに行く事にしました。
相変わらず並んでいました。私達の前は30人ぐらいの人でした。私達の後40人ほど並んだところで、店の人が「本日は終了」の札を持って現れました。どうするのかな~と思っていましたら、最後の方が札を持って後に人が並ばない役をしていました。「えっつ!お客さんに?」と思いましたが、話を聞いていたわけではないのですが、何かおまけがあるのだろうと思いました。

1時間待ちました。16席ほどの小さなお店ですから、1時間待って順番が来たという事は一時間に30人のペースかなと思いました。皆さんテレビで見て一度食べたいと思ったからと言っていました。私もテレビで知ったのだろうか、本だったのかすっかり忘れております。

2年前、孫娘をつれて余呉湖に行った帰りに盆梅を見に途中下車しました。孫娘は食が細く、好き嫌いがあるので「親子丼」は好きと言うのでこの店を選びました。
そのときは開店前でしたので、並びはしましたが、開店して直ぐの組に入れました。孫娘は「あ~美味しかった」とぺろりと平らげました。御飯が美味しいのは勿論ですが、卵の半熟具合、汁の量、柔らかい鶏肉、全てが一つになったハーモニーが絶品です。周りを見ても皆さん丼を舐めるように綺麗に平らげていました。唯若い人には一寸足りない量で、「親子丼」と「うどん」と言うように2種類取っていました。「親子丼」が580円、きつねうどんが350円と安いのです。

材料を吟味して居るので、いまどき珍しい人数制限があるのでしょう。午後は4時半からと札が掛かりました。道行く人がその札を見て「ひや~。この人達4時半まで待ってるの?」と言いながら通り過ぎていきます。まさかね~。1時間が限度ですよ、私だって。

慶雲舘に到着。梅に寄せる詞として「堀口大学」の
      
      ぼくもぼくの詩も
        長濱の盆梅でありたい
       年古りても幹枯れ朽ちても
         花凛と色に香に冴え

図らずも老女二人、「この梅は350年生きてもこんな綺麗で羨ましいね~」「人間とえらい違いやわ~」ほんとにそうだ、私も同感。

行く時期が悪かったのか、前回までの3回とは、花の少ない樹も多く、樹形の美しい樹も少なかったように思う。

今一度訪れる日があるとすれば開場の9時に着けるよう7時に家を出て、「鳥喜多」にも開店前に並ぼう。

往復4時間、滞在時間3時間のちっちゃな旅でした。

コメント (2)
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