ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

富士をめぐる旅(2)

2007年02月04日 | ちっちゃな旅
          田貫湖から見た逆さ富士
         部屋の窓からも写せますが
       水辺のテラスに下りて写しました

田貫湖の富士は午後4時からが綺麗と聞いていたので、全ての観光は明日に回し宿に向かいました。富士山がず~と伴走してくれています。

宿の窓からの富士山も綺麗ですが、水辺に数十人の人の居るのに心せかされ、湖畔に降りました。中央前面には1人2台はカメラを据えたカメラマンがいます。私達の様なデジカメ一つの人はその後ろをウロウロ移動しています。主人もウロウロ組です。私は中央の2台のカメラの隙間に立ちました。両端はご夫婦のプロカメラマンらしく、シャッターを切った後は必ずなにやらメモしていました。

ご主人の方がお喋りで奥さんに話しかけます。今日の最高の時間(赤の逆さ富士)は5時半だというのです。1時間ありますが、これを見る為に此処まで来たので、
私は頑張る事にしました。あんなに居た人も、一人去り二人去り、主人も去り数人になりました。

ご夫婦の旦那の方と、もう1人の上等のカメラの方との会話が面白かった。私は立ち聞き(突っ立っているのだから、これぞ本当の立ち聞きだと、1人苦笑していた)して退屈を逃れた。その人達が「ガシャリ」とシャッターを切れば、一瞬遅れて私も「パチリ、パチリ」。私の方は「下手な鉄砲も数打ちゃ当る」の実践である。何しろ高感度に設定しても300枚以上撮れるから気が大きい。お二人は今までの撮影現場の話、今日の具合等ポツリポツリと会話している。私には始めて聞くことばかり、今後の参考にと思っていたが忘れているな~。

部屋の窓から覗いている主人から電話が来る。主人の送信を「ズンドコ節」にセットしてあるので、静かな湖面に「ズンドコ節」が響くと、一斉に皆の視線が私の手元に集まる。恥ずかしいな~も~。

日が傾くにつれて、富士が茜色に染まっていく、何と綺麗なんだろう!。シャッターを切ろうとすると邪魔するのです、鴨が4羽揃ってやってきて、その波紋で、水面に映る逆さ富士をかき消してしまいます。今はこの他に2羽のグループだけでしたが、この数が増えると絶好のチャンスを邪魔される事間違い無しです。

あんなに小さな鳥なのに、その波紋は何mにも広がります。泳いでいる時は船の航跡と同じ左右にV字型に広がり、水にもぐると円形の波紋になります。鳥の方も人間がいるので足元まで寄ってきます「邪魔すると鴨鍋にして食っちゃうぞ!」と言われて又影を消しながらあちらに行きます。この繰り返しで何度チャンスを逃した事か。

富士山と月を一つ画面に撮りたくて、月齢を調べて行きました。2月3日が満月で残念ながらその日は自宅です。その上、家から見る様に空に浮かぶ月を見ていると感じないが、富士山の様な対象物があると良く解ります、月はどんどん登ります。今の時期月は富士山の遥か上に輝きます。時間の経過と共に手前(泊まっている宿の方向)に来るので、私から見れば富士の上空には月が居ない状態になります。それに気づいて翌晩には、どうにか月を上空左端に捉えた富士山を写すことが出来ました。

5時半になって私のカメラでは撮影不可能と感じて、冷え切った体を食事前に風呂で温めようと部屋に戻りました。

此処は残念ながら(主人の弁)温泉ではありません。静岡らしい「お茶の湯」です。お風呂場に入ると「お茶」の甘い香が立ち込めて良い感じです。

お食事はバイキングです。桜海老の生を始めて食べました。数十種類の品数は目移りして困りました。夏場でもあまり食べたいとは思はない私ですが、デザートのアイスクリームは一押しでした。

それにしても、いいカメラ欲しいな~。
コメント
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