穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

(第7話)わんだふるぷりきゅあ!「ふたりのフレンドリベラーレ!」感想

2024年03月20日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第7話)わんだふるぷりきゅあ!「ふたりのフレンドリベラーレ!」感想

こむぎさんが家出しました。史上初(?)家出して野宿したプリキュア。
「F」とかユニとか野宿してましたけど、喧嘩して飛び出してその辺の公園でとなると、彼女が犬じゃなかったらこの展開はできなかった。はず。

家出のきっかけはフレンドリータクトを使えなかったこと。役に立たず嫌われたこと。
だけど犬飼さんが直接そういったわけではない。だから兎山くんは対話を勧めた。言葉は自分の思いだけでなく、相手の思いも聞ける。

…のだけど、細かなトリックがある。
こむぎさんは「役に立たなかったから嫌われた」と思い、「犬飼さんはそう言ったのか?」と兎山くんから尋ねられた。
が、後の仲直りシーンでは役に立つ云々は話題に出ていません。若干似たことをやったハトプリ喧嘩回と違い、そこは明確にしていない。

フレンドリータクトを使えるようになったのも、犬飼さんとの会話の前です。
これでは「タクトを使えて役に立ったから認められた」と、こむぎさんが誤認する恐れもある。

じゃあ構成がおかしいのかというと、そうでもなく。
こむぎさんの「話し合いっていいね」とは、犬飼さんとではなく、兎山くんとの会話を指してるのかもしれない。
彼との会話を通じて、こむぎさんは自分の思いを言語化して考えた。
自分になかった発想を与えられ、自分の考えをまとめる。これが会話(および言語)の力。

これまでのプリキュアシリーズを思うと、「話を聞いて納得して終わり」はらしくないなと思っていたので、今回の展開はしっくりきた。
聞くことで自分の考えをまとめて行動に出た。だからタクトも応えた。
(なおハトプリの時も「聞く」より「発する」に重きを置いていた)

こむぎさんがタクトを使えなかった理由は、私が思うには「いろはと一緒にいる」に覚悟が足りなかったから。
世界を救うとかプリキュアの使命とかではなく、「いろはと一緒にいる」には怖いことや辛いこともある。それに向き合えるのか。
ただただ「楽しい楽しい」ではなく、きつい部分も覚悟した上での「一緒にいると楽しい」。そこが大事だったのかなと。

【猫組】
驚愕。猫屋敷さんは傷まみれだった。

第一に、明確に身体に美しくない要素を持つのはこれまでになかったように思う。
幼児体系とかは別次元の話で、彼女は顔も含めてあちこちに傷を負ってる。
今までも(特に体育会系の方は)生傷ぐらい当然あったと思いますが、日常的に怪我まみれだと明言されたのはなかった。
忠実に彼女のイラストを描くなら、拡大すると肌美人ではないのが正らしい。

そしてそれ以上にユキさんが強烈です。日常的に他者を加害するプリキュア(予定)が誕生した。
「こむぎの家出」と同様、動物だから許される設定ですが、人化した後はどうするんだろう?
そういえば、こむぎにも猫パンチしていました。

仮にユキさんがお姉さんキャラだと、気弱な猫屋敷さんをぶん殴る絵面はなかなかに激しい気がする。
妹キャラなら殴ってよいかといえば違いますが、もしかしたらユキさんは幼い感じの子なのかもしれない。

動物であることをフル活用しているようで、わんぷりさんの本気度が素晴らしい。

【兎組】
大福の口調が明かされました。「見た目のイメージと違う」は確実に仕込まれてると思っていたので、ある意味、予想通りだったのですが、こんなに早くカードを切ってくるとは思わなかった。やるなら変身時が一番インパクトはあったはず。

仮説1:よって大福は変身しない。
仮説2:口調以上の更なる一捻りがある。例えば「実は女の子」。
仮説3:変身時の衝撃を減らすため

仮説3について、小出しにしないと子供はパンクする恐れがあります。
「カワイイうさぎ」のイメージでいたのに、プリキュアになる激動の展開の上に口調がハードボイルドとなると、別人と認識したり、下手するとショックで大嫌いになりかねない。だから早めにイメージを合わせにきた。

しかし仮にそうなら、もっと致命的なイメージの齟齬になりえる性別を明らかにしないのは不可解です。
アニメ誌で「オス」と記載されていただけで、公式では何ともはっきりしません。

劇中でわざわざ「大福ちゃん」と呼ばせていますから、ごく自然に「大福は女の子」と認識している子供もそれなりにいるはず。
昨年のツバサくんの際に、公式サイドは「嫌われないように」「怖がられないように」意識したと述べています。
「女の子だと思っていたら男の子だった」の誤解を警戒しないのは不自然に思える。
しかも対策は簡単です。「大福くん」と呼ばせればよいだけ。それなのに「大福ちゃん」と呼んでいる。

一方、アニメ誌の記載は公式も認識しているでしょうから、誤報ならさっさと公式キャラ紹介に「メス」と追記すればいい。
そうしないということは、そのままオス。ではメスと勘違いする幼児のケアは考えないの?

等々。犬・猫とはまた違った形で兎要素を活用していて、先がとても気になります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (第6話)わんだふるぷりきゅ... | トップ | (第8話)わんだふるぷりきゅ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

わんだふるぷりきゅあ!」カテゴリの最新記事