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スマイルプリキュア! 第23話「ピエーロ復活!プリキュア絶体絶命!!」

2012年07月15日 | スマイルプリキュア!感想
【今週のプリキュアさん】

[Twitterより引用]

大塚隆史_φ(・_´・‏@takaswy1981

スマイルプリキュア!全セクションのスタッフ、本気パワーの回でした!東映なめんな!笑 (*`Д´)ノ!Σ(ノд) あ、もしよろしければプリンセスキャンドルを買ってくださいませ。(*´∇`*)

[引用終]

大塚監督のツイートに全てが集約された気合いの1話でした。

■スマイルプリキュア! 第23話「ピエーロ復活!プリキュア絶体絶命!!」

拉致されたキャンディさんを救うため、メルヘンランドに赴いたプリキュアさん達。
待っていたのは絶望でした。
真っ向勝負であっさりと敗北し、最後のデコルを奪われ、おまけにメルヘンどもの援軍は期待できないと分かった。
楽しかった日常も、一枚めくればこの有様です。
目をそらし続けてきた悪夢が、とうとう現実の前に現れた。

そんな絶望に対し、スマイルさんのとった選択は「とにかく特攻」でした。
なるほど、状況は絶望的だ。が、諦められないものがあるのなら、戦うしかない。
悪夢から目をそらし続けてきたあの頃と、やってること自体は変わりません。
でも、見たその上で、それでも戦うことを決意した今は、あの頃とは違うのです。
いざ行かん、バンドエンドの王国へ。

バッドエンド王国では、三幹部+ジョーカーさんが手ぐすね引いて待ち構えていました。
「プリキュアはやってこない」とは考えてなかったあたり、彼らもこちらの事をよく理解しています。
せめて奇襲が成功していれば…。少しは油断してくれバッドエンドさん。

晒し者にされる日常の象徴たるキャンディさんと、その前に立ち塞がる障壁の数々。
打つ手も限られる中、星空さんを先行させ、残り4人で足止めする策に出てみました。
「残り4人で倒す」ではなく「足止め」というあたりに、苦しい現実が垣間見えます。

4人で時間を稼ぐ作戦ならば、単騎先行させるのは最強のビューティさんが適任と思われます。が…。
問題は、敵方にはどうしようもなく強力なジョーカーさんがおられること。
5人がかりで手も足もでなかった相手です。生半可な覚悟では、足止めすらできやしない。



というわけで、こちらの最強カード+謎生物はジョーカーさんにぶつけることに。
無論ビューティさんなら勝てるわけでもない。時間稼ぎができるのが、彼女しかいないからなだけ。
最強を、勝てない勝負に使うしかない苦渋の決断。痺れる。



残り3人の組み合わせも、思考が透けて見えます。
サニーさんと悪いオオカミさんは、五分の勝負をしてくれそうです。
ピースさんは、ぶっちゃけ一人で持ち場を任せられないのですが、赤鬼さん相手なら知恵を使えばどうにか踏ん張ってくれそう。というか、踏ん張ってくれ。
スマイルさん戦力2番目のマーチさんを魔女に当てているのは、おそらくは肉弾戦に持ち込めば最も容易に倒せると踏んだのでしょう。
変則的な魔女さんは、直球勝負のマーチさん的には苦手そうですが、そこは速攻でなんとかするしかない。



その作戦は、開戦早々崩壊しました。
若返りやがった、この魔女…!しかも増えるとか…!
どうすんだ、これ…!

唯一勝ちを計算できたはずのマーチさんが、一転して敗戦濃厚。
マーチさんが魔女を撃破した後、サニーさんの援護に回り、その後赤鬼さんも倒して、ぎりぎりで防戦を続けるビューティさんと共にジョーカーに挑む…。
多分これが、考えられた生き残りのシナリオではないでしょうか。
いきなり一歩目で躓きました。
魔女さんの若返りは、実に痛かった。卑怯…。卑怯…!



かくして足止め作戦は、むしろ各個撃破されるだけとなりました。
希望を託したハッピーさんも、デコルトラップにかかって大ピンチ。
しかもジョーカーさんは、揃ったデコルを一か所にまとめず、しっかり分割管理までされてる。
つけ込む余地がなさすぎます。
かつての先輩たちのように、工夫をできるほどの武器もなし。なんだ、これ…。思っていた以上に、絶望的すぎる。



日常は砕けた。あるのは涙だけ。
ですが。
それが、どうしたというのか。

ビューティさん:
 「…ハッピーのところには、行かせません」

痛い。怖い。
見ないようにしていた悪夢は、予想よりも過酷だった。
だからこそ、そんな悪夢をハッピーのところに行かせるわけにはいかない。
悪夢だ過酷だと、騒いで絶望しているようではダメなんです。
問題があることなんて最初から分かってる。打つ手がないことも。だから、叫べ!



スマイルさん:
 「輝け…!」
 「スマイルプリキュア!!」

楽しいからスマイルなんじゃない。現実を知った上で、それでも意地でもスマイルを浮かべるんだ。
「スマイルチャージ」とは、とてもよく出来た変身台詞だと思います。
足りない笑顔を無理にでもチャージして、最後は気合いだ。そして皆で一緒に帰るんです。ぬるま湯のようなあの日常に。



OPで公開されていた未来の一つに、現実が追い付きました。
毎週当たり前のように流されていたここに至るまで、これだけの戦いがあった。
ある意味、予定調和。が、だからって、舐めるな。その日常を維持するのに、どれだけの苦労をしているのか。

しかもそれだけ無茶をやっても、バッドエンドさんは尚強い。



せっかく氷剣を作ってるのに、それで勝負をかけないビューティさんの戦いぶりが、苦境を物語っています。
切り札を動きを止めるために使い捨て。おまけに1回は避けられてる。
他の三幹部も、狂犬モードやら巨大化やらバンバン奥の手を使ってくる。

だけど気合いを込めてダメならば、それでも更に気合いしかない。



マーチさん:
 「どれが本物かなんて、考えたって分からないよ!」

どうしようもないんだから、自暴自棄しかないじゃないか。
突破不可能に思われた困難は、こうして撃破されました。
ちなみにマーチさん。分裂した魔女さんに対して乱れ打ちを敢行なされましたが、最後の1体になるまで見事に外しました。半端ない。

これでデコルも全て取り戻し、女王様復活で終戦…と思いきや。
この期に及んで女王様は二度寝モード。役に立ちません。
一方のピエーロ様はばっちり復活なされた。トップの資質の差が浮き彫りに。



女王様が役に立たないので、ペガサスの加護を借りて新フォーム発動。
プリンセスフォームだそうです。御姫様が5人も並ぶと圧巻。
やることはいつもと変わらず爆砕ですが。



息をかけると、命の炎が吹き消える。面白ギミックです。
ハッピーさんの吐息とともに、ピエーロ様は盛大に爆発なされました。
バッドエンド王国、ここに崩壊す。



まだ半年なのに完全決着を見てしまいました。
望んでいたハッピーエンドがやってきた。
でも、まだまだお話は続きます。エンディングが来ても、現実は続いていく。。


(左画像)
スマイルプリキュア! キュアドール! プリンセスハッピー

(右画像)
プリキュアプリンセスマスコット 10個入 Box (食玩)


【来週のプリキュアさん】

バッドエンドさん達が存命なのかどうか、確証が持てないまま終わってしまいました。
普通に考えれば絶命なされていそうですが…。
東映アニメ様の凄まじいまでのウルみゆ推しを見るに、ここでオオカミさん退場はかなりの決断かも。

東映アニメショップ
 【スマイルプリキュア!】みゆきVSウルフルン ミニトート&缶バッジ
 【スマイルプリキュア!】みゆきVSウルフルン Tシャツ(BLACK)
 【スマイルプリキュア!】みゆきVSウルフルン Tシャツ(WHITE)

あとアニメイト様にて、プリキュアフェアをなされるようです。

【プリキュア】 フェア IN アニメイト

スマイルさんは商品展開が豪快です。
「プリキュア」さんはアニメ専門店では微妙に存在感のない印象でしたが、選択肢の一つとして元気が出てくれると嬉しい。

【今週の鳥】

どうせ出番はないんだ…と思っていたら。



美翔さん:
 「咲、素敵なお知らせよ」
 「ふたりはプリキュアSplashStarが、DVD-BOXで発売ですって!」
 「Vol2はお宝映像たっぷりの特典DVDがついてくるの!」

いきなりやってきた美翔さんタイム。
先週のフェイントはなんだったんでしょうか。
おかげですっかり拍子抜けですよ。全くこの鳥は。

しかも言うことが「vol2はお宝映像」ですか。
未販売だった「マジドキ」が収録されて嬉しい気持ちは分かりますけど、まだvol1も出てないのに何を言うのかと。
どうせいつもの「売れ行きが悪かったので、2巻の販売は中止になりました」パターンですよ。
それなのに、まるで確定情報みたいにCMで喋るとか…。
本当に困った鳥だ。

ふたりはプリキュアSplash☆Star DVD-BOX vol.1 【完全初回生産限定】

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