2011.9/13 Tue.
今日も前線が停滞していて雨。 気圧も下がりきったのか、昨日ひたすら寝たのが良かったのか、今日は体調も少し回復。
午前中は主人は挨拶回り。 私はホテルでお籠もり。
お昼は一緒に、と主人から電話があり、一緒にご当地ラーメン『味噌カレー牛乳ラーメン』を食べに出る。
その後主人は仕事に戻り、私は明日に備えてヘアカットへ。 駅前のメイン通りの美容室だったが、担当の方に聞いたところ、新町もかつては賑やかな繁華街だったが、今では若い人は郊外のスーパーや激安ショップへお買い物に行くようで、すっかり寂れているとの事。 デパートに来るお客さんでかろうじて持っているようだ。 デパートは地元資本の『中三』と、東京資本の『さくら野』。 何処も駅前は同じことのようだ。
ホテルへの帰路、お買い物。
『工藤パン』というレトロなパン屋さんで明日の朝食のパンを買う。 「イギリストースト」という地元色豊なパンを発見。 ¥110。
マーガリンとグラニュー糖がサンドしてあるようだ。
次に老舗の漆器屋さんらしきお店『むらた工芸』さんに立ち寄る。
「津軽塗」について簡単な説明を聞き、地元の工芸品に敬意を表すべく、ぐい呑を2つ購入。 代表的な唐塗と七々子塗もの。
唐塗: 色漆等を何層にも重ねて塗り研ぎ出す技法
七々子塗: 菜種を蒔いた上に漆を重ね研ぎだすという独特の技法
その後昨日行った『アウガ・新鮮市場』で晩ご飯のお刺身を購入。 2時頃だとまだお店はフルオープン。 完全に観光客用かと思いきや、そうでもなさそうだ。
違う出口に出て、またもや迷子 方向音痴はどうしようもない…
そこはニコニコ通りという道だったようで、りんご屋さんが点在。 当て物の駄菓子屋さんがあったりで、昭和へタイムスリップしたような所だった。 「津軽りんご」を仕入れる。
「甘酸っぱいのが好き?」と聞かれて「どちらかと言えば甘いの。」と答えると、津軽を勧められた。
無事ホテルに戻る。 大層に書いてるが100m四方のお話。
結局搬入も手が足りたようなので、ホテルで体力温存。
帰り道に主人に買って帰ってもらったものとで晩ご飯。
刺身: ヒラメ、 ホッキガイ、 びんちょうマグロ(珍しい頭の部分らしい)
生姜味噌おでん 青森名物らしい
ポテト・サラダ 青森産人参とベリー・トマトのキリー・チーズ(H&G)添え
箸休め: わらびの郷の「牛蒡胡麻酢合え」 津軽りんご
〆: おにぎり
ワインは
アーニストン・ベイ・ シュナンブラン・シャルドネ 2009 (南アフリカ)
シャトー・レ・ジュベール 2007 (ボルドー)
初南アフリカのワインは爽やかな若い果実の香りで、樽香も無く、かすかな南国っぽい果実味に酸味も程よく、お刺身に合いそう。
レ・シュベールは赤い果実の香りがたっぷり。 タンニンも程良く、かつ豊かな果実味もあり、少し薄めだがボルドーらしいお味。
マリアージュは
ヒラメ: わさび醤油で。
アーニストン: 〇◎
レ・シュベール: ×
ホッキガイ: さすが赤と白の色の貝、赤とも白とも合った。 わさび醤油で。
アーニストン: 〇◎
レ・シュベール: 〇◎
びんちょう鮪: わさび醤油で。
アーニストン: ◎ レ・シュベール: ◎
どちらとも合うが、強いて言えばアーニストンが上。 こちらの方が余韻が長い。(連れのジャッジ。) 醤油をたっぷり漬けた方がレ・シュベールに合う。
意外と「牛蒡胡麻酢合え」とのマリアージュが〇。 酢と白が合い、牛蒡と赤が合う。
生の野菜は丁度根菜野菜とトマトだったので、どちらにも〇。
白に合わす時は、キリーのガーリック・ハーブ風味を添えた。
食事も終わり、連れがするめを取り出し残っていたボルドーを飲む。
一口飲んで栓をして、焼酎に変えていた。 実に分かり易い行動。 するめとボルドーは×なのね。
ホテルのお部屋でこんなマリアージュが出来るとは。 ついつい飲みすぎる。
昨日のお寿司が少し樽香のあるシャルドネで、今日の刺身が樽香の無いシャルドネだったのは丁度合った選択だったようだ。
エナジー・チャージも出来たし、明日からは頑張らなくちゃ。
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