2012.5.7. Mon.
今日は定休日でお買い物に出かける時間もあり、ゆっくり食事も楽しめるので、チーズとワインのマリアージュを中心にしてディナーのメニュー、ワインを考える。
販売店さんのお勧めは:
「グリュイエールチーズと言えば辛口の白ワイン。それもブルゴーニュのこってり としたシャルドネがぴったり合います。」
「ミルキーなサン・ポワンにはそれに対抗できる力強い赤がお薦め。ボルドーの中 でも特に武骨なワインが出来上がるコート・ド・ブライのもの。」
「シャブリで熟成するアフィデリスやシェーブルのトム・ド・フォントネイにはブ ルゴーニュの白、それもシャルドネよりも少し軽めのアリゴテがお薦めです。」
ボルドーとは数種試してみたので、赤はアルゼンチンのシラー、白はアリゴテを。 アリゴテ100%は初めてなので、ちょっと楽しみ。
熟成チーズ3種
【ロドルフ・M熟成】 グリュイエール・スイス ハード
噛みしめるたびにじわじわとあふれ出す「栗」のような濃厚な旨みが、口全体に染み渡るように広がります。
【ロドルフ・M熟成】 サン・ポワン ウォッシュ
- 春夏限定で生産される季節限定のチーズ。口に含むと流れるようにとろけ出すミルクの甘みとモミの木を思わせるような濃厚な香りが絶品。
- 【P・アレオス熟成】 アフィデリス ウォッシュ
- ブルゴーニュを代表する辛口白ワイン「シャブリ」で熟成することにより、上品かつまろやかな味わいを感じる女性的で華やかなウォッシュチーズです。
お刺身 大トロ、鳥貝
カルパッチョ 帆立、イカ、サーモン、はまち
新玉葱のオニオンサラダ
鯨ベーコンときゅうりのサラダ マヨネーズ味
鶏肝と卵ひもの甘辛炊き
にぎり寿司
Bouzeron Aligote 2009 AetP de Villaine (ブルゴーニュ/コート・ド・シャロネーズ ブーズロンAC)
アリゴテ100%
販売店さんの紹介文:
『「AetPド・ヴィレーヌ」というドメーヌの名前にピンときた方もおられると思いますが、そうです、あの、DRCオーナー、オベール・ド・ヴィレーヌ氏が経営する、もうひとつのドメーヌです。
コート・シャロネーズというマイナーな産地で、ブルゴーニュ白の王道“シャルドネ”からでなく、“アリゴテ”から、一部で『フェラーリが造った軽トラ』とも例えられる素晴らしいワインが造られています。
実はこのドメーヌで栽培されているブドウは一般的なアリゴテ種『アリゴテ・ヴェール(緑のアリゴテ)種』とは違い、『アリゴテ・ドレ(黄金のアリゴテ)種』が栽培されています。
甘い青リンゴのような香りにはアリゴテらしさが感じられますが、シャルドネのようにしっかりとした酸と骨格も持っています。酸とミネラルがしっかりとしている為、後口には若干スパイシーなニュアンスも感じられ、やはり並みのブーズロンとは一線を画した味わいです。2009年に、これだけ酸とミネラルがしっかりと感じられるワインを生み出してくるのは、さすがですね。』
『「ブーズロン」は、シャロネーズに新しくできたACでアリゴテのみが認められています。それだけこの地区のアリゴテが素晴らしい、ということですが、何よりもこのヴィレーヌの造るアリゴテが余りにも素晴らしいために、認められたACなのです。
輝かしいやや緑がかった金色、レモンやカリンに似た果実香、つややかな新鮮で口当たりの良いピュアで食欲をそそる酸味が楽しめま すが、決して舌を刺すような酸の刺激はなく、円やかなもの。キールのベースに使うのが一般的ですが、ぜひこのまま、ホタテ貝など魚介類と合わせてみてください。 地元では、パセリ入りのハムに良く会わせて楽しんでいます。
一般にアリゴテ、といえばブルゴーニュで大量消費用に造られた酸味の強いワイン、という印象がありますが、このワインには深みがあります。
ヴィレーヌの地元ブーズロンは、理想的なアリゴテの産地。そのことをよく知るこのドメーヌでは、高台の日当たりの良い斜面高部にアリゴテを植え(低部は、シャルドネ)収量を制限して、最上のぶどうを育てています。シャンパーニュをつくるように柔らかな圧搾をし、収穫後の清澄のためだけにステンレスタンクを使用。発酵と熟成は木製大樽で行い、大樽の熟成は8ヵ月と長期になります。このように丁寧な造りをするからこそ得られる、貴重なアリゴテなのです。』
抜栓と同時に強烈なアロマがあり、連れが「何これ」とのたまう。 高級な日本酒のアロマと通ずる物がある。とのこと。
6~8℃ぐらいのスタート。 レモン、パイナップル、白い花等の清冽なアロマ。 とても上品な感じ。
お味も上品。 酸味が実に綺麗でこれは日本食にも良く合うのが頷ける。
このワインは5-7年ほど熟成させるの良いらしいので、少し買い置きして熟成経過を試してみよう おせちにも良く合いそうだし。
カーサ・コレッタ・シラーズ 2009 (アルゼンチン/メンドーサ/マイプ地区)
開栓してすぐは、流石に固かった。 ポアラーを通して大きめのブルゴーニュ・グラスで頂いてなんとか。
途中から、シラーズらしいアロマに。 お花畑や果樹園にいるようなアロマ。
久しぶりのワインに合わせての献立で、ディナーを満喫。
気になるチーズの相性は、アフィデリスとアリゴテは私には期待ほどでは無く、〇。 シラーズとは◎。
むしろ、グリュイエールとサン・ポワンがアリゴテと〇◎。 シラーズとは〇。
アリゴテと貝類にも興味があったが、これは◎。 今までで貝類とピンと来るものに出会えずにいたが、これは一番のマリアージュ。
トロには☓。 シラーズが△〇。
当然マリネやお寿司とも◎。 (はまちとだけは△〇。) シラーズとは合わせてもいない。
アリゴテはオニオンスライス(おかか・醤油味)にすら良く合った。 ◎〇。
久し振りにゆったりとお家ご飯を堪能。 最近、レストランなんかに出かけるより余程この方が楽しいと感じるのだが、年行った証拠かな?
アリゴテがこれ程レベルが高いなら、赤ももう少しいいのを開ければ良かったかも…
わらび餅を頂く もぐらや製