日々是勉強

気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

世界遺産 法隆寺

2010-09-27 18:35:13 | Museum
2010年9月27日(月)

ランチを終えて、雨が降りそうな空模様だが気合を入れて『法隆寺』へ。

もう数え切れないほど訪れたお寺だが、これほどゆっくり注意して観光したのは初めて
今まで意識せずに見ていたものに新たな発見があったり、そこに従事されてる方の人柄が覗いたり…
地元をゆっくり巡るのも楽しいものだ

法隆寺HPより~

法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築として広く知られています。その創建の由来は、「金堂」の東の間に安置されている「薬師如来像」の光背銘や『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』(747)の縁起文によって知ることができます。

それによりますと、用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、その実現をみないままに崩御されたといいます。そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで、推古15年(607)に寺とその本尊「薬師如来」を造られたのがこの法隆寺(斑鳩寺とも呼ばれています)であると伝えています。

現在、法隆寺は塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。広さ約18万7千平方メートルの境内には、飛鳥時代をはじめとする各時代の粋を集めた建築物が軒をつらね、たくさんの宝物類が伝来しています。国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2300余点に及んでいます。

このように法隆寺は聖徳太子が建立された寺院として、1400年に及ぶ輝かしい伝統を今に誇り、とくに1993年12月には、ユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫として人々の注目を集めています。


何故か子供の頃から聖徳太子様への関心が強かった。
おそらく心惹かれるエピソードが多いからだろう。
「聡明」「神秘」の象徴というイメージが強くずっと崇拝しているように思う。
よもや1万円札の肖像画からの憧れではあるまい。笑




「南大門」から入り「中門」の金剛力士像を眺めながら西へ進む。「三経院・西堂」を見学し「弁天池」や「弁天堂」に不思議を感じながら「西茶所」で資料を仕入れ、眺めながら休憩。

「西円堂」を下からお参りして今日の一番の目的の「大宝蔵院」を目指す。
 
途中鏡池の古木に出会う。                     手水の口の造形が面白い。
聖霊院に立ち寄りお太子様に手を合わせ、特別開扉を尋ねたところ、3月22日から3日間は特別開扉されるのだとか。
こちらで、まず「西院伽藍」でチケットを購入しないといけないことを教えていただき少し引き返して王道のコースへ。
法隆寺のシンボル「西院伽藍」で「金堂」・「五重塔」・「大講堂」を拝観。

「大講堂」は屋根の改修工事中であったが堂内は拝観させて頂ける。
瓦の寄進をさせて頂くと、自分で墨で瓦に名を書かせて下さる。
応対も丁寧で、気をそらされない、心配りの行き届いた、実直なお寺のイメージが益々アップ

回廊のエンタシスはいつ見ても素晴らしい。

「経蔵」・「鐘楼」も国宝指定らしい。


「食堂」を見ながら楽しみにしていた「大宝蔵院」へ。
やはり「百済観音」は美しい。私の一番好きな仏像です。
八頭身のスリムな体躯が特徴的で、しなやかな柔らかさを感じる像だと思う。
水瓶を持つ手の角度、裳の流れるような垂れ方がそういった印象をより効果的に印象付けるのだろう。
光背の宝珠の形も実に好バランス。本当に美しい。
有り難い「正観音」様で(多分)、もちろん信仰の対象であるが、同時に超一級の彫刻だ。

 飛鳥時代(7世紀中期 - 後半) 木造観音菩薩像 像高:210.9cm

「銅造観音菩薩立像(夢違観音)」は他の展覧会にお出ましだった。
素晴らしい所蔵品は枚挙に尽きないので割愛するが、特に印象に残るのは以下。↓
※重要文化財の「金銅火舎」が2,3点展示してあったが、そのフォルムが美しかった。
※銀の細工物の中に「葡萄唐草文様」があった。←ギリシャ・ローマの影響
※『玉虫厨子』に「忍冬唐草文様」が見受けられる。←ペルシャの影響

もうひとつの目的の『仏像とその背景』の特別展はまた別会場で、4時までの入場の時間に間に合わず断念。

「夢殿」に向かう。

「救世観音」様は、特別開扉が近くあるので(10/22-11/22)もう一度訪ねたい。

もう一度西院の方へ戻り、休憩。


ゆっくり観るなら、半日かけても時間が足りないかも…
流石『世界遺産』のお寺、やはり格が違うと思う。
世界遺産の指定も日本の寺院としては一番早くの単独での認定だったと記憶するが、それも頷ける。



今更書くことでもあるまいが 『聖徳太子』
 飛鳥時代に生きた皇族。574年2月7日(敏達天皇3年1月1日)~622年4月8日(推古天皇30年2月22日)
 父:用明天皇  母:穴穂部間人皇女
 兄弟:来目皇子、殖栗皇子、茨田皇子、田目皇子、麻呂子皇子、酸香手姫皇女

 推古天皇に摂政として仕え、遣隋使の派遣し、大陸の進んだ文化・制度をとりいれて天皇を中心とした中央集権国家体制の確立を図った。

 豊聡耳(とよとみみ、とよさとみみ)、上宮王(かみつみやおう)、 『古事記』では上宮之厩戸豊聡耳命、『日本書紀』では厩戸皇子のほかに豊耳聡聖徳、豊聡耳法大王、法主王、『万葉集』の巻三では上宮聖徳皇子と表記されるなど、別名が多い。


593 摂政となる
     四天王寺を建立
601 斑鳩宮を造営
603 大宝律令・『冠位十二階』制定
604 『十七条憲法』制定
     夏四月の丙寅の朔戊辰の日に、皇太子、親ら肇めて憲法十七條(いつくしきのりとをあまりななをち)作る。

一に曰(いわ)く、和(やわらぎ)を以(もち)て貴(たふと)しと為し(なし)、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党有り、また達(さと)れる者(もの)は少(すく)なし。或(ある)いは君父(くんぷ)に順(したがわ)不(ず)、乍(また)隣里(りんり)に違(たが)う。然(しか)れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事(こと)を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理(じり)おのずから通(つう)ず。何事(なにごと)か成(な)らざらん。
二に曰く、篤(あつ)く三宝を敬へ。三宝はとは仏(ほとけ)・法(のり)・僧(ほうし)なり。則ち四生の終帰、万国の禁宗なり。はなはだ悪しきもの少なし。よく教えうるをもって従う。それ三宝に帰りまつらずば、何をもってか柱かる直さん。
三に曰く、詔を承りては必ず謹(つつし)め、君をば天(あめ)とす、臣をば地(つち)とす。天覆い、地載せて、四の時順り行き、万気通ずるを得るなり。地天を覆わんと欲せば、則ち壊るることを致さんのみ。こころもって君言えば臣承(うけたま)わり、上行けば下…(略)
四に曰く、群臣百寮、礼を以て本とせよ。其れ民を治むるが本、必ず礼にあり。上礼なきときは、下斉(ととのは)ず。下礼無きときは、必ず罪有り。ここをもって群臣礼あれば位次乱れず、百姓礼あれば、国家自(みず)から治まる。
五に曰く、饗を絶ち欲することを棄て、明に訴訟を弁(さだ)めよ。(略)
六に曰く、悪しきを懲らし善(ほまれ)を勧むるは、古の良き典(のり)なり。(略)
七に曰く、人各(おのおの)任(よさ)有り。(略)
八に曰く、群卿百寮、早朝晏(おそく)退でよ。(略)
九に曰く、信は是義の本なり。(略)
十に曰く、忿(こころのいかり)を絶ちて、瞋(おもてのいかり)を棄(す)て、人の違うことを怒らざれ。人皆心あり。心おのおのの執れることあり。かれ是とすれば、われ非とす。われ是とすれば、かれ非とす。われ必ずしも聖にあらず。(略)
十一に曰く、功と過(あやまち)を明らかに察(み)て、賞罰を必ず当てよ。(略)
十二に曰く、国司(くにのみこともち)・国造(くにのみやつこ)、百姓(おおみたから)に収斂()することなかれ。国に二君非(な)く、民に両主無し、率土(くにのうち)の兆民(おおみたから)、王(きみ)を以て主と為す。(略)
十三に曰く、諸の官に任せる者は、同じく職掌を知れ。(略)
十四に曰く、群臣百寮、嫉み妬むこと有ること無かれ。(略)
十五に曰く、私を背きて公に向くは、是臣が道なり。(略)
十六に曰く、民を使うに時を以てするは、古の良き典なり。(略)
十七に曰く、夫れ事独り断むべからず。必ず衆(もろもろ)とともに宜しく論(あげつら)ふべし。(略)
           – 『日本書紀』第二十二巻 豊御食炊屋姫天皇 推古天皇十二年





コメント

献立

2010-09-27 11:06:53 | Today's Menu
9月27日(月) 定休日・法隆寺
<朝>
オムライス(パパ用・私はスキップ)

<昼>
マンガリッツア豚ロース・ステーキ(100g)
 
グリーン・サラダ フレンチ・ドレッシングで
  千鳥酢ってドレッシングにもとっても良く合って便利。我が家の常備品。
   (株)村山醸酢製(京都府) 原材料:米、酒粕  酸度:4.3%
オリーブの実
   リグーリア・クレスピ製 グリーンオリーブ大粒【190g】
  3日ほど塩抜きをしてオリーブオイルをかけてみた。
  かなり向上したが、もっと塩を抜きたい。  
ウォールナッツ入りブール チーズを乗せて

<夜>
中華鍋  お鍋の美味しい季節に突入
  豚・餃子・白菜・大根・人参・白葱・大黒本しめじ・〆はラーメン
  
柿(法隆寺の近くでもう早生の柿を売っていた)


9月28日(火) パパ夕食要らず
今日も食材が届く。
忘れず使い切るために、メモ。

想像以上に使いやすい組み合わせでした。頑張って美味しいものいっぱい作ろう

<朝>
チーズ・トースト
ポタージュ・スープ

<昼>
国産雑穀ごはん(自家ブレンド)
キッチン飛騨のハヤシライス(パパ)
明太子(私)+雑穀ご飯
しじみの味噌汁
カニかまとゴーヤの炒め物

<夜>
ソーセージ(パパのおつまみ)
玉葱・生ハムとパルミジャーノのオムレツ
具だくさん豚汁
国産雑穀ごはん(自家ブレンド)


9月29日(水) パパ夕食要らず
<朝>
野菜たっぷりワンタンメン

<昼>
明太スパゲッティ

<夜>
大黒しめじとおじゃこの色ご飯
具だくさん味噌汁


9月30日(木)
<朝>
味噌汁(パパ)
大黒しめじとおじゃこの色ご飯(パパ)
ポタージュ・スープ(ママ)
くるみ入りブールのチーズトースト(ママ)

<昼>
おろし蕎麦(辛大根・茗荷・すだち・柚子山椒)

<夜> 久々にパパさんとゆったり晩御飯 焼き焼きしながらワインまで登場 
ワイン
  シャトー・サントゥルバン’05  Ch.Saint-Urbain
  (ACプルミエール・コート・ド・ブライ/赤・FB)
  葡萄品種/メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン10%
 カベルネ・ソーヴィニヨン20%の割りに実に好みのお味だった。
 程よいと渋味とベリー系のフルーティーな香りが丁度お料理にマッチしてたのだろう。 
スキャンピ(アイスランド産)のソテー
フォワグラとマグレ・カナールのソテー、バルサミコソース
焼き野菜(ゴーヤ、茄子、じゃが芋)
焼きチーズ
ドイツソーセージ・シンケンヴルスト(ノッカー社製)

 1本100gのしっかりとしたお味と歯ごたえのポークソーセージ。
 パパが飲みすぎてまずいかも…


10月1日(金) 娘に荷物発送

やっとこさ秋刀魚到着
空けてびっくり
正直今まで見た中で一番新鮮な秋刀魚
銀色の光り方が全然違う
取り寄せた甲斐があった。
早速お裾分けして、三枚おろしに格闘(大方パパが…
秋刀魚のお刺身も食べに行って食すことはあっても、家でおろしたのは初めて
刺身・なめろう・王道の塩焼き・骨せんべいの4種を作る。
3人で8匹平らげた。

<朝>
豚まん
オニオン・スープ

<昼>
味噌煮込みうどん(鴨・白菜・葱・茄子)

<夜>

秋刀魚の刺身、生姜醤油で
秋刀魚のなめろう
 
秋刀魚の塩焼き、おろしを添えて
秋刀魚の骨せんべい

ズイキのお浸し
国産雑穀・蕎麦の実ごはん(自家ブレンド)


10月2日(土) ばら明太子到着・パパ夕食要らず
今流行りの「訳あり」品を購入
切れ子の明太子1kgで¥1,980(送料込み)
「初めての方限定」と言う台詞に釣られちゃった
娘と実家にも送ったという…
しかし「訳あり」ブーム。
普通の明太子よりはるかに切れ子をいっぱい売ってる
こんなに切れ子って出るものなんだろうか?
捌くためにわざと訳ありにしてるの?って思うぐらい…
実際食べてみると、無着色で思っていたよりかなり質が良かった。

<朝>
ふかひれ饅

<昼>
国産雑穀・蕎麦の実ごはん(自家ブレンド)
秋刀魚の塩焼き、おろしを添えて
秋刀魚の甘辛煮
ゴーヤと鰹節の酢の物
今日の状態で、普段スーパーで買う「新鮮な」秋刀魚の状態だった。
来年もリピしよう

<夜>
国産雑穀・蕎麦の実ごはん(自家ブレンド)
秋刀魚の甘辛煮
明太子
ヨーグルト


10月3日(日)
<朝>
豚饅

<昼>
明太スパゲッティ
ゴーヤサラダ

<夜>
お好み焼き


コメント