6月3日(金)快晴
山本薩夫監督「金環食」。原作は石川達三の同名小説。1965年の九頭竜川ダム汚職事件がモデル。保守党の総裁選をめぐる贈収賄、右翼や暴力団との癒着、証拠隠滅の殺人事件。半世紀を経た今では議員立法が相次ぎ、贈収賄や汚職程度では議員や官僚を有罪にするのが困難になった。不正はやった者勝ちで、大企業は謝罪をしてほとぼりが冷めると繰り返す。国会議員は役職を降りて入院。メディアも深く追及しない。日本は間もなく腐り果てる。
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