豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

K男鼻軟骨骨折

2001-10-30 21:14:59 | Weblog
10月30日(火) 快晴

 ラスパルマス
   
アフリカのモロッコ沖にあるカナリー諸島はスペイン領。大西洋航海上の要衝であるとともに、ヨーロッパの避寒地です。中心都市のラスパルマスは人口70万人の大都会。

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    K男鼻軟骨骨折

昨夜、バスケットの練習中に鼻を骨折した患者が発生。手術が必要だ。帰港日前日であったのが不幸中の幸いだ。

Certificate

Patient Name: K S /M Date of Birth: 11/03/1975

Diagnosis: nose cartilage fracture

C/C: transformation of nose

Past medical history: n. p.

Present status: The patient crashed his nose by backetball game on 29/Oct.

7:00 ラスパルマス入港。カナリー諸島はかなり辺鄙な所と予想していたら、意外や意外、人口70万人の大都会だった。

2人の患者は別々の病院に行くことになった。C子の方は面倒がないというか、やるべきことが明確なのでCC(communication coordinater)の長谷川に付き添いを頼み、僕はK男に付き添うことにした。病院は8階建てで、設備も申し分なかった。しかし万事がラテン気質なのか時間に全くルーズだ。医者が来るまで2時間、レントゲン撮影まで2時間、2時間のシエスタをはさんで更に2時間、専門医の判断が必要とのことで3時間待たされた。

途中でネットカフェに行き、日本食堂で昼食後デパートで買い物をして、サッカー場を見学した。この付近の海ではマグロとタコが採れ、日本に輸出しているとのこと。中トロはうまかったが、タコ刺しは今いちだった。

19:00 やっとK男の入院が決まった。退院まで10日、ラグアイラで合流できるであろう。一方のC子は明日、日本に戻って手術となった。医療上の理由で下船させるのはこれで6人になる。うち2人はすでに船に復帰している。

24:00 ラスパルマス出航。



読書:「昆虫放談」 小山内龍

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