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5月23日(木)晴
岡山芸術劇場で1980年つかこうへい作「初級革命講座」を観た。主人公の平田満は革命家のスリムボディーに、ヘルメット、ヤッケ、Gパン、運動靴。左手に角材、右手には石。この石こそ早稲田大熊博物館より特別貸し出しを許された伝説の投石「フンサイニシキ」。対する機動隊の長谷川康夫。全身を紺でシックに統一。ピアノ線入りの防護服上下。頑丈無比の戦闘靴。左手に特殊合金ジュラルミンの盾。右手に銅芯入りの樫の木の警棒。しかし闘争が激化するにつれて、全学連の角材が鉄パイプに、投石が火炎瓶へと凶暴化。機動隊もまた盾と警棒から、催涙弾、ガス銃、放水車へとエスカレート。かくして時代は希望と夢の時代から、憎しみと絶望の渦巻く、暗黒の季節へと突入。あの美しき青春の日々はいずこへ…。