6月6日(木)曇
宝福寺でコノハズクと鶯の鳴声を聞いたが、どちらも姿は見えなかった。コノハズクは全長20cm。日本では北海道、本州の山地の大木のある森林で繁殖する。繁殖期には夜中から夜明けにかけて「ブッ ポー ソー(仏法僧)」と鳴く。日本でいちばん小さいフクロウの仲間。僕が小学校5年生の時に、同級生が家に飛び込んできた幼いコノハズクを学校に持ってきた。担任の津島昭三教諭は、クラスで飼うことを決定。彼は晩年に日本野鳥の会青森支部長を務めた。僕は小学校3年生のころから自宅で数種類のアリを飼って観察していた。夏休みの自由研究で僕は、サムライアリのが集団で他種のアリの巣から蛹を拉致して奴隷として駆使するとの論文を書いた。しかし津島教諭は「アリの冒険」という小説に書き直させ、それが作文コンクールで入賞した。僕は大いに不満だった。