豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

嵐の予感

2002-08-10 00:06:49 | Weblog
8月10日(土)曇

    嵐の予感

海は穏やかだが空気が冷たい。イルカやシャチやオットセイなどが時々姿を見せる。船に驚いてピリカも海面慌ててのたうち回る。
レセプションの会計上の都合により、本日で医務室は一応正規の診療を終える。乗客は100日ぶりの日本帰還を目前に気もそぞろで、外来患者は2人だけ。明日の予定の棚卸を1日早めて、医薬品の在庫調査。どもりのHさんが胸が苦しいと訴えてやってきた。酸素吸入と点滴を施行したが、神戸まで行く自信がないので東京で下船して入院したいと言う。悪い予感がする。彼はわがままでお金に細かい。入院の必要はなさそうだし、ツアー代金も東京下船のほうが高くなる可能性があると口を酸っぱく説明した。それでも東京で下船すると意地を張るので、聖路加病院宛に紹介状を書いた。やっぱり悪い予感がする。一悶着ありそうだ。

21:00より屋台波平で医務室の打ち上げパーティー。甲板のあまりの寒さに2時間でお開き。

読書:「哲学と反哲学」木田元

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