森田知事、支部長務める自民支部「1~2週間で解散」(読売新聞)
千葉県の森田健作知事が自民党東京都衆議院選挙区第2支部(東京都中央区)の支部長を務めている問題で、森田知事は6日、「1~2週間のうちに解散する予定だ」との考えを示した。
知事就任後初の記者会見で明らかにした。
同支部は2004~07年に1億6185万円の企業・団体献金を受け、自ら代表を務める資金管理団体に1億5030万円を寄付。
この一部が先の同県知事選に使われたのではとの指摘に対し、森田知事は「選挙資金に使ったことはない」と改めて否定した。
「無所属」を掲げて選挙戦を戦っていたけれど、実際は自民党の支部長だったのですよ、というお話です。何を今さら。報道を受けて「1~2週間のうちに解散する予定だ」そうですが、森田氏の個人事務所ではないとすれば、そう簡単に解散できるものとも思えません。自民党の都合だってあるでしょう。結果がどうなったか、追跡してもらいたいところですね。
この辺とか、この辺とか、少なくとも現時点では森田氏の名前はないので、それがネット上でさえ公開された情報だったのかどうかは確認しきれないところもあります。ただ、わざわざ閲覧しやすいように公開していなかっただけで、別に隠していたわけではないですよね? 調べようとすれば、調べることは出来た、そして自民党内部の人間であれば、当然それを知っていたはずです。政党支部長でありながら「完全無所属」を掲げて戦ったことを、公選法違反(虚偽事項の公表)として刑事告発する動きもあるそうですが、自民党は止めなかったのでしょうか。後でシラを切れば済むと思っていたのでしょうか。確かに、シラを切れば済みそうな勢いでもあるのですが……
メディアにしたところで、当選が決まってから報道するのではなく、選挙期間中に報道することだって出来たはずです。どうして、結果が決まってからなのでしょうか。まさか、「次の選挙で勝ちそうな人」の疑惑を集中的に取り上げると「国策操作だ」「陰謀だ」とか騒ぎ立てる人がいるからでしょうか。まぁ、そんな声を気にするようなマスメディアではないと思いますが。
確かに政党支部長であることが大々的に報じられたのは選挙後のことですが、しかるに選挙前から、森田氏が自民党の支援を受けた候補であることは当たり前のように語られていました。普通に新聞記事に載っていたわけです。森田氏個人の「主催者発表」では「完全無所属」といえど、大手メディアはどの候補がどの政党の支援を受けているか、最低限のことは伝えていました。本当に無所属かどうかを判断する材料は誰にでも与えられていたはずです。
気に入らないことは「マスゴミの捏造」と称して「なかったこと」にする、あるいは特定の組織から金を受け取っていても、あくまで勝手に応援されただけであって当人は「しがらみのない」政治決断を下してくれるはずだと期待する等々、脳内補正が活躍したのかも知れません。あるいは森田氏本人の「完全無所属」との主張だけを信じて、「外からの」声に全く耳を貸さなかったのかも知れません。共産党は「『だまされた』との怒りの声が上がっている。政治家としての道義的責任は重大だ」と森田氏を追求する構えらしいのですが、「騙された」というのはちょっと違うような気がします。確かに森田氏は嘘を吐きました。でも、人を「騙す」にはあまりにも稚拙な嘘、すぐにボロが出るバレバレの嘘です。その程度の嘘に「騙された」のでしょうか? むしろ有権者が率先して嘘に「付き合った」「信じた」と見た方が現状把握としては正確でしょう。
政治資金規正法が外資規制を大幅緩和する前、ディスカウントストア大手「ドン・キホーテ」(東京都新宿区)から献金を受けた問題について、「本当に驚いた、知らなくて」と述べた。
引用した記事ではオマケのように付け加えられている事項ですが、これも問題です。禁止されている企業から献金を受けたことを問われて「本当に驚いた、知らなくて」だそうです。一昔前なら「秘書が勝手にやったこと」、昨今なら「官僚が勝手に決めたこと」としてトップが責任を免れようとするわけですが、果たして行政の長に「知らなかった」は許されるのでしょうか? 知らないフリをして他人のせいにしようとする魂胆があればそれは卑劣と呼ばれるべきものですし、あるいは本当に「知らなかった」としたら管理能力の致命的な欠如を現わしている――愚劣と呼ばれるべきですね。森田氏は返還する方向で検討しているようですが、この場合は「受け取る」ことが問題なのであって……
また森田氏を擁護する人の中には「相対化を計る」人もいるでしょうか。対立候補の似たようなアラを探して、「森田氏だけが非難されるのはおかしい」という方向に持っていくわけです(ex.「二階も同じ様なことをしているのに、小沢ばかりが非難されるのはおかしい」「欧米列強もアジアを侵略したのに、日本ばかりが非難されるのはおかしい」等々)。あるいは「献金は必要悪だ」と宗旨替えすることで対応する人も出てくるでしょうか。日頃は「クリーンな政治」を要望していたり、法律を絶対視する厳罰論者だったりする人の中から、ですね。この辺はいずれも問題の本質を覆い隠すゴマカシに過ぎませんが、ロジックそのものは森田氏を支持するタイプだけではなく、その対立候補を支持するタイプの中にも浸透しているような気がします。結局ちょっと波風が立つくらいで、森田氏の地位は当面安泰でしょうね。
あ、もちろん皮肉ですよ。(苦笑)
結局、有権者の深層心理にある本音は「目立つ奴が頭に立てばいい、どうせ実務は自治体キャリアがやってくれるんだから劇的には変わらんさ」というのが実態でしょう。
結局のところ、新党何とかの党首さんのように方策の良し悪しは別にして「政治家」の域で仕事をされると困る、理想は九州の某所でそのまんまなスタイルで仕事してる人のように、精々目立って「なんとかしよう」という雰囲気を醸し出しつつ実際は何もしなくていいやというところでしょう。
某ブログのエントリータイトルをパクる訳ではないのですが、「これじゃあオバマは生まれない」なと再認識させられますね。
人はいても、選ぶ方がこれじゃあ・・・ね。(呆)
自民党にやましいことがなければ、堂々と自民推薦と言えるはずなんですけどねぇ。自民党がどういう政党なのか森田もわかっているから「無所属」 なんでしょうね。
そうそう、小沢問題をわめき散らしている自民党支持系のブログも森田の件にはノータッチですね。遠回しに森田ネタをコメントしても、ほとんどノータッチ、森田のバックにはシンタローもついていたし、あまり触れられたくはないみたいですね。自民党は支持者も身内には甘いようです。
確かに「音頭を取る」のが役割ならば……と言うところはありますね。しかるに実行部隊であるところのキャリア官僚へは政治家に対するそれ以上の誹謗中傷というのが昨今の流れ、そうなると素人受けしただけのタレントが勘違いして余計な仕事を始め出す、有権者がそれを後押しする、そういう状況なのかもしれません。
>京成パンダさん
いかに本人が「無所属」をアピールしても、自民党がバックにいることはいくらでも報じられていたわけですから。本当に「無所属」だと思えた人って何を考えていたんでしょうね。まぁ昨今では一部の民主党支持者が、劇的なまでに自民党支持層との類似を見せているだけに尚更、事態は悪化しそうです。
ところが、削除もしくは圧力がかかったのではないかと思えるよに表面から消えたものもあります。
選挙後に又出てきたのですが、非常に奇異に感じました。
これからの成り行きを見守るしかありませんけどね?
自民党の支援を受けていたことでしょうか、それとも支部長を務めていたこと、あるいは献金の方でしょうか。幸か不幸か「消えた」などという怪現象を目の当たりにしたことはありませんが、そもそも森田氏が自民党の支援を受けた候補であることは、大新聞の紙面に印刷されて全国に配布されていたわけですから、必要十分な判断材料は揃っていたと思うんですよね……