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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull.

2008-06-15 07:47:45 | 映画
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□ 『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

>> http://www.indianajones.jp/

昨夜、先行ロードショーで観てきました!!
感想は。。。↓

( ゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ

   。 。
  / / ポーン!
( Д )


涙が出るほど楽しかった!!


大海を割るモーゼの『十戒』を超えた、神々しいまでに圧巻のラストシーン。誇張ではなく、あなたは人類が未だかつて観たことのない『映像の神話』を目撃するでしょう。


レイトショーだったのですが、見終わってすぐに劇場でサントラを買い、車で聴きながら帰ってきた後も興奮冷めやらぬで、全く寝付けませんでした。。

なんだろう、これは紛れもなくインディ映画なのだけど、自分の知っているインディ映画とは何もかもが違っていた。凄まじくハチャメチャで、極めて当世的とも言えるほど「やり過ぎ」で、往年の雰囲気などへったくれもないほど蹂躙されているのに。。

Indisparco


伏線や謎解きはお世辞にも丁寧とは言えず、突飛なパルプテイストに溢れているのだけど、(その点、「レイダース」はあまりにも功く出来すぎていた。)冒頭の原爆実験場で人形が立ち並ぶ場面展開は、実にシュールで画期的な新境地だし、ヤヌス・カミンスキーの撮影法も、50年代後半のアメリカを描く点で非常に相性が良いです。"Atomic Cafe"など、場面の端々に散りばめられた時代風刺的な描写も味があります。

また、インディが第二次世界大戦中に諜報部員として活躍したという新たなバックグラウンドが、キャラクターに更なる説得力と深みを与えています。昔は苦手そうだった教授職もすっかり板についたご様子。あと、レイダースの「倉庫」が舞台になったり、ヘンリー・ジョーンズとマーカス・ブロディのちょっと切ない(笑える?)登場も(ノ_;


胸を躍らすオカルト現象やマクガフィンの数々、インディ・シリーズの特徴的なところは、彼らが追い求める「神秘」が、いつも人間の思惑を大きく外れ振る舞い、人智に負えない結果と教訓を招くということですね。今回も最初の原爆実験、冷戦における大国同士の対立に絡めて、ラストに登場する人智の及ばぬ「未知との遭遇」が何か啓示めいたものを感じさせます。

Indibike


ロズウェル、エリア51、失われたアーク、サイコキネシス、悪の軍隊、暗号とナスカの地上絵、当たらない銃弾、ロケットバーン!原爆ドカーン!吹き矢がヒュンヒュン、バイクでブーブー、断崖チェイス!チャンバラ!ロケットランチャー!「リトル・グレイ」!滝下り!!地下遺跡がゴゴゴ・・・そして鞭がパシーン☆帽子がビューン!

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「家族の絆」を描いたのは、おそらく「父と子」をキリスト教的テーマと軸にした「最後の聖戦」に続き二度目なのだけど、前作ほど切実にならず、コントや漫才とも言えるほど軽妙なやりとりを活劇に盛り込んだのは新鮮。劇場内も終始「笑い」が絶えませんでした(あれ?)あんなに観客が一体になれる作品も近年無かったのではないでしょうか。

その昔、「魔宮の伝説」のフィナーレで拍手が巻き起こったという伝説を、指をくわえながら聞かされていた世代としては、今度はその現場にいられることを何よりも嬉しく感じます。



あぁ、童心から帰ってこれない私を許してください。ある種の失望も決して小さくはなかったけど、この作品が良く出来たかどうかなんて関係ないほどに、これを4部作として迎えることに全く躊躇できないほどに、私はきっと「インディ・ジョーンズ」を愛してやまないのです・゜・(つД`)・゜・ 映画が終わって直ちに去来する思いは一つ、

「今すぐフィルムを巻き戻して!!」


いつだって冒険の中に帰る準場は出来ています。こんなに世界が潤って見えるのは、本当に空想に生きていた子供の頃以来だから。




□ John Williams /
  "Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull"

Finale
The Spell of the Skull
The Jungle Chase

ジョン・ウィリアムズによる今作のスコアは、もはや劇伴音楽というよりも、コンサート楽曲としてそれ自身で完成されている風でした。過去三部作の変奏曲を随所に散りばめながらも、メインテーマ以外で最も印象に残るのは、「レイダース」のヒロイン、「マリオンのテーマ」。

「スターウォーズ/帝国の逆襲」の「ハンソロとレイア」の姉妹曲というべき存在ですが、こんなにエキゾチックで美しいテーマはシリーズ中唯一無二のものでした。再会シーン自体は滑稽なほどあっけないですが、これが前面に出される「最後のアノ場面」では感涙のあまりスクリーンが良く見えませんでした。

今回のマグフィン、「クリスタル・スカル」の神秘的で不穏なモチーフは、「失われたアーク」のモチーフのブリッジ部分を拡大展開したもののようです。イリナ・スパルコのテーマは、父・ヘンリーのテーマに酷似していますね。"The Spell of the Skull"には、"E.T."のあるフレーズが隠されています。気づきましたか?

"Finale"での終曲部では、「マットのモチーフ」がレイダース・マーチを追随するように大胆なアレンジを施していて、次世代への橋渡しを予感させます。インディは「まだまだ現役!」と主張しているようですが(笑)



「インディ・ジョーンズ / クリスタル・スカルの王国」は来週6/21から公開。私は毎週末足を運ぶことでしょう。もしかしたら、落ち着いた頃に改めて感想を書くかもしれません。


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2 コメント

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This is very good movie.I watched this last wee... (Oceano)
2008-06-15 21:21:09
This is very good movie.I watched this last week.The music is also very good because its in old style of Indiana Jones.My favourite theme is of course " Raiders March" and "The Spell Of The Scull"
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I totally agree with you Oceano*) (n.)
2008-06-17 07:36:03
I totally agree with you Oceano*)
This is undoubtedly an old style Indiana Jones,
but, on the othe hand, the some "newer things" too strong....

"The Spell of the Scull" is awesome. its motive remind us of the Lost Ark.
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