□ Mirco de Govia / "Iconic Path" (Autographed)
♪ Quantum Reign
♪ Apeiron
Release Date; 25/04/2008
Label; euphonic
Cat.No.; EUPH088CD
Format: 1xCD
>> http://www.mircodegovia.com/
>> http://www.shop.euphonic.de/
>> tracklisting.
01. Sleeping Beauty
02. Quantum Reign
03. Catching Light
04. Fragile Symmetry - with cressida
05. Vital Spark
06. Evolution part 1
07. Evolution part 2
08. Asarja - with ronski speed
09. Morbus
10. Retrovision
11. Home to Pacifica
12. Frozen Time
13. Apeiron - with marco torrance
柔らかな光の如く降り注ぐ音象徴
観念の共鳴するシミュラクラの庭園は蒼く茂り
涼やかな風にそよぐ類像性の小径（Iconic Path)を結ぶ
Epic Trance勢としては急先鋒にありながらも、その不定期で希少な活動から、立ち位置としては「そういえば、こんな人がおってな...」という語り草に近いカリスマ性を持つMirco de Govia。2000年初期までの作曲/リミックスワークを新曲を交えながら纏めた2枚組に及ぶ記念碑的アルバム"Chronoscale"以来、およそ4年半ぶりのアルバム。
内容としては、"Chronoscale"以降、2005-2006年に発表された"asarja"(Ronski Speedとの共作）、"Vital Spark"といったシングル曲を含みながらも、ほぼ完全新作に近いアーティスト・アルバムと仕上がっています。
あれ？でも今回はリミックスCD無いの～？（・3・）
"Asarja"の共同コンポーザーでもあり、アルバム全編マスタリングを手がけたRough Mullarは、Euphonicレーベルの誇るプログレッシヴ・ハウスの若手看板アーティスト、Sonorous。また、CressidaとMarco Torranceが新曲"Fragile Symmetry"と"Apeiron"にそれぞれ参加しています。
全体的な印象としては、かつてのエピック・トランスに顕著だった、心を鷲掴みにするような光るメロディが少なく、良く言えばストイックに、悪く言えば印象の薄い楽曲が連なります。ビートにしても、2003年以降も蓄積され続けてきた、トランスとしての先鋭さはありません。しかし、その時を止めたようなサウンドには、しっかりと"Chronoscale"の面影が息衝いています。
透き通るような清涼感を湛えたアトモスフィアのシャワーは甘い旋律に揺れ、シンプルで耳馴染みの良いリズムセクションによって明朗な陰影を刻まれる。エスニック・ボーカルに軽快なドラムを乗せる"Asarja"は、90年代中期のWay Out Westを彷彿とさせるし、"Fragile Symmetry"にしてもBTに似た、同時代のブレイクスシーンへの懐古を窺わせるもの。
"Chronoscale"同様、ストーリー性の演出の為に、"Morbus"や"Frozen Time"といった幾つかの実験的なエレクトロニカ・トラックが挿入されますが、"Sleeping Beauty"や"Apeiron"をはじめとする主要曲こそ、近年のIDM、アンビエントミュージックにおける「新しい息吹」との共時性を嗅ぐわせる作風。
特に"Home to Pacifica"、軽妙なパーカッションと凍てついたアトモスフィアの二層面が奏でる味は、筆舌に尽くしがたい爽快さがあります。"Aperion"のダークで重層的なサウンドや、一頃を風靡したMirco de Goviaのメロディセンスが発露する"Quantum Reign"の眩いハーモニーを、一連の楽曲の調和の中で聴かせる作品は、確かに他にはありえないかもしれません。
Euphonicのストアで早期購入をした人には、Mirco de Goviaのオートグラフ入りCDが発送されました。
ちょっと！！
ペンキで書いてるのコレ？
ケースとくっ付いちゃってるよ！
スリーブ取るときバリバリ剥げちゃったよ！
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