なかなか有りそうで無いのがチーズプレートの充実したレストラン。
お酒に合わせてチーズを食べたいと思っても、カマンベールやブルーチーズ程度では寂しい。
その点、クアトロはチーズの取り合わせには定評がある。
お客さまの好みや、合わせるお酒に対応できる食べ頃のチーズを在庫している。
個人でチーズを色々と取り揃えるのは至難であり、費用もかかるし、保存もたいへん。
ゴールデンウィークの締めくくりにクアトロのチーズ取り合わせはいかがだろう。
白カビタイプには、白ワインやスパークリングワインが良いだろうか。
青カビタイプには、赤ワインまたは甘口のワインにも合う。
デザートタイプのチーズには、紅茶も良いだろう。
セミハードやハードタイプのチーズたちは、やはり赤ワインで美味しいが、吟醸酒もおすすめだ。
さて、今日はどのお酒とチーズを合わせましょうか。
今日はこどもの日。
クアトロで、こども達に人気のあるパスタ、ベスト3は、1位トマトとチーズのスパゲッティ、2位ボロネーゼ、3位パルミ・ペンネである。(クアトロの父調べ)
お子様メニューの無いクアトロだが、トマトとチーズのスパゲッティは人気でこども達はトマチーと呼ぶ。
チーズがたっぷりと使われているので、栄養も満点である。
クアトロの孫たちももっぱらこのパスタだ。
パスタ以外だと、やはり生ハムが人気。
切り立てのパフォーマンスがこども達には魅力なのだろう。
そして、チーズの取り合わせもこどものリピートが多い。
こども用のメニューでなくとも、おまけが付いていなくても、こどもにも理解出来る美味しいものはあると思うクアトロの父だ。
そこから、食育が始まると思うクアトロである。
クアトロにこのGWに新着のラスパドゥーラ。
ラスパドゥーラとは、イタリアのロンバルディア・ロディのチーズで正式には“ロディジャーノ”と呼ぶ。
この地域には、パルミジャーノやグラナパダーノという有名なチーズがあり、それぞれの品質管理も厳しい。
ラスパドゥーラは、もともとはグラナパダーノの失格品だったが、もったいないので、地元の人がそのチーズを削って食べたのが始まり。
パルミジャーノなどは18ヶ月熟成のところを、6ヶ月熟成でやや柔らかいチーズを作り、削って食べて美味しいように工夫をすると、グルメたちのお気に入りのチーズになった。
失敗は成功の母の見本だろう。
そのラスパドゥーラの表面を専用ナイフで薄く削ったものを、サラダやピッツァ、パスタにトッピングして美味しいチーズ。
パルミジャーノの柔らかい感じのもので、そのとろける口溶けとコクのある旨みが魅力。
新着のラスパドゥーラは、大きくて重いのだが、どっこらしょとテーブルに運んで、クアトロの父が、あなたの側でラスパドゥーラを削ります。
カツオやマグロはきれいな流線型をしている。
背びれ、腹びれも胴体に格納され、弾丸のように海の中を高速で突き進む。
何千キロという旅は、休むことを許されない。
泳ぎながら、餌を得る。
眠ることさえ知らないのだろうか。
クアトロの父もカツオのように、何かに追い立てられるように忙しく人生をおくっているような気がする。
カツオくんとクアトロの父は同類相哀れむといった感がある。
春になるとカツオが日本にやってくる。
春を告げる初カツオは、女房を質に入れても食べろというほどに愛されてきた。
春先の初カツオは脂が少なくあっさりとした味。
クアトロにも美味しいカツオがこのGWに気仙沼から入荷。
若くて筋肉質ながら、程よく脂の乗っている気仙沼の初カツオ。
この初カツオにミョウガなどを添えてサラダ仕立てにしました。
ここに果実味のある赤ワインなどを合わせる。
カツオ状態に働いたあなたも、これで心と体を癒やそう。
ところで余談ですが、磯野カツオくんといえば、日本では万年小学校5年生なのですが、イタリアでは18禁扱いの名前だそうです。