ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

師走の候~八角

2020年12月13日 | 魚の話

クアトロのシェフが幸せな時は、料理を出した時に「なにこれ、美味しそう」と云ってもらえる時だ。
さらに幸せな時は、食べ終わって「美味しかった」と云ってもらえる時だ。
クアトロの父が幸せな時は、料理に合わせるワインを任せてもらえる時だ。
さらに幸せな時は、「ワインも料理も美味しかった」と云ってもらえる時だ。
そんなクアトロのシェフとクアトロの父の今日の幸せなコラボは、八角のカルパッチョとヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーアという白ワイン。
八角はワニのような魚で見た目が悪いのだが、その白身の刺身は脂が入ってきれいな乳白色。
姿造りのカルパッチョにするとその対比にお客さまは驚き、シェフはニンマリとする。
脂の甘味がある刺身に爽やかな酸とミネラル感のヴェルメンティーノを合わせる。
これで、今日はみんながとっても幸せになる。
最後に、クアトロのママのデザートを注文する。
すると、これが一番美味しかったなどと云われる。
最後に幸せを全部持って行かれるクアトロのシェフとクアトロの父だ。

 

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