ワインを極めたいと思う人に、立ちはだかる壁のひとつがワインリスト。
レストランで、美味しい料理とワインを楽しみたいが、ワイン選びに慣れるには熟練がいる。
そこで、いくつかのポイントを伝授しよう。
まずは、自分の好みのワインを伝えられる言葉を持とう。
「白ワインで辛口ください」これだと弱い。
「樽が程よいシャルドネ」とか「柑橘系の爽やかな白ワイン」とかは、好みが伝わる。
「赤ワインで、メルロが好きです」とか「ニューワールドで面白い赤ワインを飲みたい」とかも、その人の趣味が伝わりやすい。
次に、料理との相性を大事にしよう。
ここは、ソムリエさんに素直に相談した方が良い。
繊細な魚料理でも濃厚な赤ワインを合わせるのは、料理もワインももったいないことになるし、店側も残念な表情をするものだ。
さらに、予算を伝えるのはとても大事。
ワインリストの右側にある価格で、予算に合う価格を指して「このぐらいのワインで選んでください」と相談してみよう。
デートの時などは、いくらのワインでと大きな声で言いづらいものだ。
今日はクアトロで実践してみよう。
「柑橘系の白ワインで、カルパッチョに合わせて、これぐらいの予算のワインを選んで下さい」などとクアトロの父に云ってみよう。
「そうですね、スペインのアルバリーニョかサルディニアのヴェルメンティーノかプーリアのイル・プーモなどはいかかがでしょう」などと、頼られると喜ぶクアトロの父は、そそくさと数本の選択肢を提示するでしょう。
そして、最後に決めるのはワイン道を極めようとするあなたです。