クアトロの威信を賭けた8周年バージョンのペスカトーレ。
魚介をいつも以上にふんだんに使っている。
アサリ、エビ、ホタテ、ヤリイカ、ムール貝、姫ホタテ、タラバガニ、魚の切り身などの豊富な魚介の旨味がトマトソースと一体になる。
さて、そのペスカトーレの美味しさの秘密を探ってみよう。
まず、旨味成分には色々あるが、主なものにグルタミン酸とイノシン酸がある。
さらに、そのグルタミン酸とイノシン酸が合わさると相乗効果で、1+1が2以上の効果を出す。
日本料理では、コンブのグルタミン酸とかつおぶしのイノシン酸を合わせると云う知恵に見られる。
そして、イタリア料理だとトマトの豊富なグルタミン酸と魚介や肉のイノシン酸が煮込むことで融合すると云う知恵に見られる。
まさに、このペスカトーレが旨味相乗効果の典型である。
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