ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ピラミッドの謎

2013年12月02日 | チーズの話

Photo ナポレオンがエジプト遠征に失敗し、パリに帰る途中ロワーヌにあるヴァランセ城に立ち寄る。
そこで、出されたロワーヌ名産の山羊乳のチーズがピラミッド型だった。
エジプト遠征に失敗した腹いせに、そのピラミッド型のチーズの頭の部分を切り落とさせたと云う言い伝えのあるのが“ヴァランセ”と云う四角錐のチーズ。
しかし、もともと四角錐の方が型崩れしやすい山羊乳のチーズには適している訳で、ナポレオンの怒りを買ったと云うのは信憑性がない。
しかも、この城の持ち主がその時代の名外交官でグルメのタレーラン。
ナポレオンの器量の小ささを誇示し、しかも地元のチーズの宣伝に使った寓話かもしれない。
いかにもタレーランらしい、陰謀と策略が見えるチーズだ。
クアトロでワインと共にこのヴァランセを食べながら、この謎を解き明かしてみよう。
その後は、“悪魔のように黒く・・・”とタレーランが評したようなクアトロのプレミアムコーヒーで締めくくろう。

(お知らせ)
明日3日火曜日のディナーは貸切のため、一般の営業を休ませていただきます。

Photo_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする