ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

強い意志を持ったワイン

2010年06月20日 | ワインの話

Photo 昨晩のワールドカップの日本は残念だった。
仕事を早々に切り上げオランダ戦の終わりの方を少し見たクアトロの父だった。
昨晩のクアトロ家は、そんな日本戦の話題を交えながら、父の日の前倒し食事会だった。
今年も特別なワインと料理をプレゼントしてくれたクアトロ・シェフ夫婦である。
ワインはブルゴーニュのワインで、ミシェル・ゴヌーのポマール・リャジアン1999だった。ワイン愛好家の垂涎の的とも云えるブルゴーニュの逸品であり、特にこの99年は当たり年だ。
ミシェル・ゴヌーはこだわりの造り手である。当主のミシェルは84年に亡くなっているが未亡人のジャクリーヌと息子のアレクサンドルが後を継いでいる。
このドメーヌは出来の悪いビンテージは自社ブランドにはしない。長期熟成によって本領を発揮するワイン作りにこだわり10年は寝かせてから飲んでほしいと名言する。
ビジネスの点からは作ったワインがすぐに換金できる早飲みタイプのワインを作ったり、出来の悪い年もそれなりのワインを作った方が良いのだろう。現実に今のブルゴーニュの大多数の造り手はそういったビジネス重視型である。それでもミシェル・ゴヌーというドメーヌは、亡きご主人ミシェルのブランドを守ろうという強い意志で昔ながらの作り方にこだわっている。
今ちょうど飲み頃を迎えたこのポマール・リャジアン1999は味わいがパワフルでありながらも繊細と云ったこれぞブルゴーニュという赤ワインであり、感動を覚えたクアトロの父だ。
さて、ワールドカップの日本も、次のデンマーク戦に強い意志を持って臨んでほしいものである。
そして、次は敬老の日を秘かに楽しみにしているクアトロの父だ。

コメント
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