笠置に用事が有り出掛けた序に、有市に茅葺き屋根の寺があったことを思い出したので寄ってみた。
もう何年か前にも寄ったのだが・・・当時から相当傷んで居たのであまり期待はしてなかったけど。
笠置山への笠置大橋の信号を越え、トンネルを潜り抜けると、左手山裾に建ち並ぶのが有市の集落。
集落内を行く旧伊賀街道、上有市の村外れに墓地と併存するように、この茅葺き御堂が建っている。
一目見るなりあっと驚くタメゴロウ・・・確か腐れ屋根の様に見えていた茅葺き屋根が完全に息を吹き返し蘇っている。
屋根が葺き替えられたのは未だつい最近の事だろう・・・・小振りだが、寄せ棟葺き下ろしの茅葺き屋根が凛としている。
法明寺「薬師堂」と言う事なのだが無住の戸締めでは傷みも早い事だろう・・・・檀家の人たちも、それ相応の負担を強いられたのだろうと思う。
撮影2015.6.21