桜井市・高家(たいえ)の山裾に残された磨崖仏です。
明日香八釣から談山神社への旧道に当たる高家集落の南山裾、家並が途切れた辺りに・・・・
斜面から突き出た大岩が有り、その上方に磨崖仏が刻まれ、岩前にはその信仰の証か?石灯籠が建てられている。
磨崖仏は二重光背を彫り沈めた中、定印を組み、蓮座に座する阿弥陀如来坐像を浅く刻み出している。
石仏は小さいながら像容は良く整い、童顔にて眉目秀麗・・・・なかなか腕の良い石工の手に寄るもにだと思われます。
全体の印象からは室町期以前??の様な気がします。
岩肌は斜めに石英が斑に走り、肝心の磨崖仏も見づらく成って居ます
撮影2013.4.14