旧中山道鳥居本宿、古い町並に残る唯一の茅葺き民家です。
中山道鳥居本宿は国道8号線で佐和山トンネルを通過、国道の右、山手側に並行して走る旧街道の町並・・・・
その殆ど北端に近い急カーブ正面に「赤玉神教丸」でその名を馳せる有川家の見事な建物があり、その対面、少し向こうに茅葺き屋根の民家が見える。
茅葺き民家は街道筋に妻側を向けて建つ、妻入り入母屋造りの茅葺き民家。
この鳥居本では唯一残された茅葺き民家なのだが、寄る年波には勝てぬと言わんばかりに相当疲れ果てている。
誰か住んでいるのか?はたまた空家なのかは定かでないが、殆ど手入れが出来て無いようで、傷みも激しい・・・
玄関には駒形の板に棒屋跡と書かれていたが??
因みに調べてみると・・・農具等、いわゆる鍬や鎌の棒柄を作ったり、その修理を生業にしていた家らしい。
しかし、この茅葺き屋根も、もう永くはなさそう。
撮影2015.6.27