柳生方面からの帰り道、下須川墓地で見掛けた石仏さんたち。
大和高原や柳生方面から僕の山城までの帰り道は多いが、その都度の気分で色々替えている。
この須川や狭川を通る道は随分遠廻りにはなるが、途中の鄙びた景観がなんとも好きなので幾度となく通っている。
そんな中、集落外れの山斜面に昔ながらの古い墓地らしきものが、ちらっと見えたので立ち寄ってみる。
なんの事はない、入口すぐには近世の舟形六体地蔵・・・・最近弔いでも有ったのか??辻蝋がそれぞれの地蔵の前に立てられている。
六体地蔵脇の簡素な堂には総高1mばかりの「お迎え地蔵」
鏨痕の残る舟形後輩を負い、特色ある蓮座の立つ定形地蔵立像。
像容の特色から室町末期の造立。
墓地内には形式化の進んだ、特徴のある像容の阿弥陀石仏。
来迎印を組む・・・多分江戸初期の像立。
他にも室町期の造立だと思われる箱石仏や・・・
山形板碑石仏などがみられ、古い墓地だということがよく判る。
撮影2013.2.26