愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

山添村 布目大橋阿弥陀磨崖石仏

2015年06月05日 | 石仏:奈良
 
ずっと昔このブログを始めた当初、付近の石仏と十把一絡げに紹介してたので再撮再UPです。
 
 
奈良市内方面から来ると布目川と布目湖の境に架かる布目大橋の直前、交差点左脇空き地の植え込み背にぽつんと磨崖石仏が有る。
 
 
どこからか移動して来たように見えるこの磨崖は元々ここにこの形で突き出た岩だそうです。
 
 
磨崖石仏は高さ約80cmの舟形光背を深く彫り込み、中に像高70cm足らずの蓮華座に立つ来迎印阿弥陀如来を厚肉彫りで刻み出して居る。
 
 

文和四年(1355)の銘が有り、南北朝期の造立・・・・・しかし像容は良く判らないほど風化がが進んでおり痛々しい

往時街道の通行安全を祈るために造立されたものの様です。

撮影2013.2.26