愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

山添村 広代の三体地蔵磨崖仏

2015年06月10日 | 石仏:奈良

鄙びた里山の小川縁岩場に刻まれた小さな磨崖仏。

大和高原、山添村役場より旧R25号線を東へ約2km、長閑な棚田景観の広がる中・・・・

山添村広代の国道を横切る小川の岩場でのんびり日向ぼこの三体地蔵・・・願っても無いシュチエーション。

小川淵に突き出た高さ2mばかりの上部を少し整え、その中央の枡形彫り沈め・・・・

 中に像高20cmばかりの中肉彫りの地蔵立像を刻み出している。

中尊には錫杖宝珠の定形地蔵、両脇にはそれぞれ合掌地蔵を配し地蔵三尊としている。

昔この前を旧道が通っていたのだろうか??なんともほのぼの素朴な地蔵さん。

石仏の大きさや出来の善し悪しより、なんと言ってもこの景観に、この磨崖仏がある事だけで素晴らしい。

撮影2013.2.26