チャリで奈良へ出かける序に寄った奈良坂町「西福寺」の石仏さん達。
旧奈良街道、奈良坂のちょうど頂上ぐらい、奈良豆比古神社の隣にあるのが西福寺。
西福寺は貞観年間の開創、古い歴史の古刹と伝えられるがだが詳細は不明・・・・・僕は逆だと思っていたが、奈良豆比古神社は西福寺の鎮守社であったと言う。
貞観仏の残る古刹も現在、見る影もなく浄土宗の小さな檀那寺と成っている。
旧奈良街道に面した山門を入り右手の土蔵脇に一列石造物が並べられて居る。
中程には凝灰岩製、高さ約2mの六字名号板碑、慶長14年2月24日造立。
向かって左端には十一面観音菩薩立像。
総高1m足らず、づ上に11面化仏を戴き右手に宝瓶?を抱いて、多分江戸期の造立。
その右手には像高50~60cmの定形地蔵石仏・・・像容蓮台から室町末期の造立。
その脇にも室町期の阿弥陀石仏。
右端には中央の大きい「六字名号板碑」と同高ぐらいの地蔵菩薩立像。
元禄16年の銘が有り、江戸時代中期の造立。
本堂の前には見たことも無い様な八角の石灯篭・・・そもそも石灯篭か??どうかも解らないけど。
撮影2013.3.7