京都市街、北野天満宮の南、金泉寺(こんせんじ)に安置されている阿弥陀石仏。
詳しい場所は説明し難いのでグーグルストリートビューに譲りますが・・・・狭い道路脇に三ケ寺も並び建つ、京都独特の密集市街地。
そんな金泉寺正面脇、体部と蓮台が妙に不釣合いな石仏が安置されて居る。
明らかに体部と蓮台は造立年代が違う、蓮台には元禄の銘が有り、江戸時代後補された様です。
石仏は高さ約1.4m、舟形状自然石に刻まれた定印を組み結跏趺坐する阿弥陀石仏。
像高90cm弱、力強い膝張り、引き締まった体部を持つ厚肉彫り・・・しかし尊顔は穏やかで落ちつき、鎌倉後期の特徴を表している。
京都の戦乱を幾度も目の当たりにし、やっとここに安住の地を見つけたのだろう・・・
撮影2012.9.8