先日の岩船寺箱石仏によく似た地蔵石龕仏。
岩船集落の中程、西の谷を抜け観音寺跡へと向かう途中の分岐を左手に取るとこの笠石仏にブチ当たる。
昼でも鬱蒼とした竹藪ジャングル、夏場に行くと目も当てられないのでご用心・・・・まあそんな物好きは殆ど居ませんが??。
ここは往時、観音寺の塔跡であったと言われてる場所、なぜこの石仏達だけがこの場所に残されたのだろうか??
観音寺跡として小公園になり石造物が集積されて居るのだが・・・
石仏は大小3体・・・・中央に笠地蔵石龕仏、向かって右脇に箱石仏。
笠地蔵石龕仏は総高約1m、板石状石材に枠を残し深く龕を彫り窪め、中に半肉彫りの定形地蔵立像を刻み出して居る
尊顔は摩耗が激しく詳らかには不明ながら、落ち着いて穏やかな顔つき・・・南北朝期の造立とされて居る。
方や脇の箱石仏は意思の強い顔で見上げて居る。
この場所を訪れる物好きは、かなり少なさそう・・・
撮影2012.7.29