大津市坂本、西教寺近くの道端に祀られて居る阿弥陀石仏??。
あの日吉大社のすぐ近く、西教寺の門前を東に過ぎると小さな谷川橋を渡った右手に小石仏や五輪の残欠などを集めた集積が有る。
地元では、なんと呼ぶのか?ネットを探しまくってもなんの情報もなく、名無しの権兵衛・・・・
その中央に一体だけ明らか群を抜く一回り大きな如来型石仏が有る。
総高1m弱、荒削りな舟形状に加工した自然石に結跏趺坐し、力量の有る体躯の如来石仏が刻み出されて居る。
見たところ弥陀定印を組んで居そうなので、阿弥陀如来だと思いますが・・・
この辺は元比叡山延暦寺の里坊が有り、信長の焼き討ちに遇ったところ・・・
焼け出された石仏たちが今でも地中から出て来る事が有り、それらを集積したものだろうが・・・・。
近く「八講堂の千体地蔵」と呼ばれる中にも大きさは随分違うが、良く似た阿弥陀石仏が有り、鎌倉時代の造立とされて居る。
撮影2012.10.16