愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

上京区西町(下ノ森通) 金泉寺(こんせんじ)阿弥陀石仏

2015年02月07日 | 石仏:京都

京都市街、北野天満宮の南、金泉寺(こんせんじ)に安置されている阿弥陀石仏。

詳しい場所は説明し難いのでグーグルストリートビューに譲りますが・・・・狭い道路脇に三ケ寺も並び建つ、京都独特の密集市街地。

そんな金泉寺正面脇、体部と蓮台が妙に不釣合いな石仏が安置されて居る。

明らかに体部と蓮台は造立年代が違う、蓮台には元禄の銘が有り、江戸時代後補された様です。

石仏は高さ約1.4m、舟形状自然石に刻まれた定印を組み結跏趺坐する阿弥陀石仏。

像高90cm弱、力強い膝張り、引き締まった体部を持つ厚肉彫り・・・しかし尊顔は穏やかで落ちつき、鎌倉後期の特徴を表している。

京都の戦乱を幾度も目の当たりにし、やっとここに安住の地を見つけたのだろう・・・

撮影2012.9.8



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