前回は三稜谷から南山ピークの金鰲(クムオ)山へ、今回の南山は茸長寺谷から金鰲山に至り三稜谷を降りると言う前回とは逆コース
新しくみつけたベストスポットからこの石仏の写真が撮れたので再UPしました。
三稜谷への下り道、ちょうどこの巨大な磨崖石仏を見下ろせる岩の上から・・・・・・、若い僧侶と共に随って来た信者がこの石仏の前で礼拝する姿に出遭って、思わずシャッターを切りました。
三稜谷登山口より一時間、急な登りとなって上禅庵の庵へと続く・・。
こんな山奥の小さな庵にも法灯を守り続けている聖職者が住まいしていてちょうどハイカーの休憩場所にも成っている。
この三稜谷一番の石仏はさらにこの庵の背後岩山を登った上の岩壁に光背ごと彫り出し、その前面に高肉彫りの釈迦如来を刻んでいる。
頭部は鮮明に良く仕上げられているが体躯は荒削りで線彫り様式、像高7m、この三稜谷一番の大きさを誇る磨崖釈迦如来坐像です。
表情豊かな顔、丸い眉毛に半眼の目、口は強く閉じられ全体的な彫刻手法から見て、統一新羅時代の後期に造られたものと見られているようです。
慶尚北道有形文化財第158号
撮影2010.10.17/2011.10.2