お誕生日で歌われる「♪ハッピーバースデイ・トゥ・ユー~♪」という歌、これは3拍子の曲です。これは、みんな3拍子を意識するかどうかは別にして、普通3拍子で問題なく歌っているはずです。
しかし、私はこの歌をところどころ4拍子で歌う人を知っています。ハッピーバースデイ・トゥ・ユーの後になぜか、チャン・チャンと合いの手を二つ入れて2拍休みにするんです。この曲は、アウフタクトの曲で3拍めから歌が始まっていて、ハッピーバースデイのバのところが1拍めにくるのですが、その人はトゥユーの後でチャン・チャンと2拍休みを繰り返し入れるので、そこのとこだけどうしても4拍子の曲になるのです。そうすると元来の1拍目の音がどんどんずれてきます。初めてこの歌い方を目の当たりにしたときは、ほんとに驚きました。聴いてる方はなんともストレスのかかる歌い方です。
これは極端な例ですが、拍感、そしてリズム感というのはとても大事ですね。どちらもしっかり訓練して身につけることが必要です。リズム感も大事ですが、拍感の重要さはどうかすると見過ごされがちです。リズムは分かっていてもちょっと複雑なリズムになると、そのリズムを正確に刻むことに躍起になり、1拍ずつただ進むだけで、3拍子のくくりや、4拍子のくくりなどをきちんと感じないままで弾いている生徒を時々目にします。リズム感と拍感の区別、そしてそれぞれについての正しい感覚を身につけること。これは大事です。
さて、冒頭の変拍子交じりのハッピーバースデイを歌う人というのは、何を隠そう、実は私の夫です。結婚以来、家族の誕生日がくるたびに大きな声でそういう風に歌うのです。だけど当然ですけども、一緒に歌っている私や子供たちの歌声とずれてきてしまいます。笑ってしまうような話ですけど、私としては笑って済ませられないところです。
いくら言っても夫は直そうという気がないようなので、せめて子供たちだけは絶対に正しく歌えるようにしておかなければと思いました。これには無事成功しまして、子供たちも「パパのその歌い方はおかしい!」ということをちゃんと分ってくれて、チャンチャンの箇所になると、皆で夫の声を無視して大声でそれをかき消して正しいハッピーバースデイソングを歌うようにしたものです。
ちなみに夫は高校の時に選択科目で音楽の授業をとったそうで、コールユーブンゲンとコンコーネを練習したことがあるということを自慢するような人です。音楽教育というのはとても難しいものだと実感させられます・・・。
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しかし、私はこの歌をところどころ4拍子で歌う人を知っています。ハッピーバースデイ・トゥ・ユーの後になぜか、チャン・チャンと合いの手を二つ入れて2拍休みにするんです。この曲は、アウフタクトの曲で3拍めから歌が始まっていて、ハッピーバースデイのバのところが1拍めにくるのですが、その人はトゥユーの後でチャン・チャンと2拍休みを繰り返し入れるので、そこのとこだけどうしても4拍子の曲になるのです。そうすると元来の1拍目の音がどんどんずれてきます。初めてこの歌い方を目の当たりにしたときは、ほんとに驚きました。聴いてる方はなんともストレスのかかる歌い方です。
これは極端な例ですが、拍感、そしてリズム感というのはとても大事ですね。どちらもしっかり訓練して身につけることが必要です。リズム感も大事ですが、拍感の重要さはどうかすると見過ごされがちです。リズムは分かっていてもちょっと複雑なリズムになると、そのリズムを正確に刻むことに躍起になり、1拍ずつただ進むだけで、3拍子のくくりや、4拍子のくくりなどをきちんと感じないままで弾いている生徒を時々目にします。リズム感と拍感の区別、そしてそれぞれについての正しい感覚を身につけること。これは大事です。
さて、冒頭の変拍子交じりのハッピーバースデイを歌う人というのは、何を隠そう、実は私の夫です。結婚以来、家族の誕生日がくるたびに大きな声でそういう風に歌うのです。だけど当然ですけども、一緒に歌っている私や子供たちの歌声とずれてきてしまいます。笑ってしまうような話ですけど、私としては笑って済ませられないところです。
いくら言っても夫は直そうという気がないようなので、せめて子供たちだけは絶対に正しく歌えるようにしておかなければと思いました。これには無事成功しまして、子供たちも「パパのその歌い方はおかしい!」ということをちゃんと分ってくれて、チャンチャンの箇所になると、皆で夫の声を無視して大声でそれをかき消して正しいハッピーバースデイソングを歌うようにしたものです。
ちなみに夫は高校の時に選択科目で音楽の授業をとったそうで、コールユーブンゲンとコンコーネを練習したことがあるということを自慢するような人です。音楽教育というのはとても難しいものだと実感させられます・・・。
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今年の誕生日にはまた聞けるだろうか。