Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

愈々復活祭初日

2024-03-23 | 文化一般
初日の準備である。いつものように、食事とか衣装が気になる。周辺環境を揃えておかないと集中できない性質だからである。例えば、寒い暑いで不愉快なのも困り、寒ければ腹が減り、暑ければ食欲も出ない。結構繊細な人間なのである。

勿論衣装はそれだけではなく、幾ら身体が楽といっても場違いな服装ではこれまた落ち着かない。その程度のものであるが、時間の過ごし方で食事の時間もゆっくりしたいので結構気を遣う。

時間的にはそれ程長い時間がないので短いものを二回ぐらい挟もうか。それともと考えると駐車場料金を考えたりで中々定まらない。街中のことなので出たとこ勝負でいくか。

しかし天候が今一つで、聖週間に向けて若干の寒戻りとなって、雨が降る。するとあまり歩き回れない。若干憂鬱になる。

早く出かけても帰宅は21時頃になる。夜食はフランスのスーパーには行かないので適当に軽くということになる。

もうあまり時間がないのだが、作曲家に近かったベーム博士の最晩年の指揮の映画を少し流した。今迄は制作中に居眠りしてとかされたもので、本当にどれほど指示が出来ているのかどうかが疑問だった。今回改めて聴き始めると、思っていたよりもお勉強になる。

なによりも主役のリザネックの歌が、まだまだ声が出たようで、それから数年以内に東京で乳母を歌った時とは大違いである。アーティキュレーションへの拘りは指揮者のそれでもあり、歌手自体のものでもあるが、こうした指揮を今現在誰に期待できるだろうか。

管楽器の重なりの扱い方とか、色々なことはあるのだが、テムピの設定とかではやはりとても明晰である。今回のペトレンコ指揮でそれ以上を求めるところでもある。恐らくそれで最高の制作となるだろう。演出もそんなに悪くはなさそうで、期待したい。

お勉強は足りないが、仕方がないので往路で一時間程耳にして、細部をもう少し認識しておきたい。その後のレクチャーでもう少し大づかみの構造を確信して、更に時間が許す限り細部にもう一度戻れれば、初日は何とかなるか。

オタマジャクシは多いのだが、重なりが特徴で、それがどのように慣らされるかが注目点でもある。写真にあったように端にはサライカが座るので、恐らく女性三人の楽劇としては彼女が初めてオペラをリードするのだろう。

するとブラームス四番のリードがダイシンになる可能性が高まる。これはこれで楽しみだ、バルグレーでも勿論面白い。



参照:
律動無しのコテコテ停滞 2024-03-22 | 音
四旬節も終盤へと 2024-03-16 | 暦
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