橋本屋吉次郎電子日誌

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一乗谷城

2010-05-23 | お城巡り(日本100名城)


一乗谷は、福井市の東南10kmに位置し、朝倉隆景が、文明3年(1471年)に築いた山城、その麓には朝倉氏の館、さらに城下町が形成されていました。
山中ではありますが、戦乱の続く京都を逃れて多くの貴族や学者・僧侶達が訪れ、朝倉文化が開花し、三代100年以上にもわたって栄えたのですが、天正元年(1573年)織田信長によって朝倉氏は滅ぼされ、一乗谷は城内に押し入った信長軍により灰燼に帰してしまいました。
その後、越前を所領た柴田勝家は本拠を北ノ庄(福井)に構えたため、辺境である一乗谷は田畑の下に埋もれてしまいました。

しかし、これが功を奏して一乗谷の遺構は綺麗に残ることができ、大規模な発掘調査も行われました。


一乗谷川の西側には、発掘された石垣や礎石を元に城下町が当時の工法で実物大に復元されています。(入場料、大人210円。販売所で百名城のスタンプを押すことができます。)



庶民の家並です。小さなシンプルな間取りです。



武家屋敷です。、周囲に土塀を巡らし、庶民の数倍の広い敷地ですが、建物自体は質素な作りです。


一乗谷川の西側には堀に囲まれた朝倉氏の館跡があります。


入り口の唐門です。江戸時代中期に再建されました。


山側から整然とした礎石の全景を見ることができ、常御殿・主殿・会所・遠侍・武者溜・厩舎・蔵などの間取りを判別することができます。

庭園の跡も何カ所かあります。



ここから約1時間山登りすると山城なんですが・・・

なぜか道がなくなっていました。

復元町並みまで戻って表示板を見ると、


気を取り直して別経路でチャレンジしてみました。

一乗谷史跡公園センターにバイクを止め、裏手の八幡社脇から登山しました。


こんな山道を1時間ほど登っていくのです。

最初のうちは山菜採りの人がいましたが、やがて人の気配は全くなくなりました。
道はますます歩きづらくなります。
熊出没注意の表示も見かけたのですが、熊対策などしておらず1/3ほど行ったところで残念ながら撤収することにしました。
しかし、こんな山奥につくった城が機能していたのでしょうか。
朝倉館や城下町に攻められても直ちに降りてこられませんし、武器の輸送も大変です。

【おまけ】
福井の名物はおろしそばです。
冷水にさらした黒い田舎そばに大根おろしをのせ、つゆをぶっかけにし、刻みネギ・鰹節をトッピングしてあるのが通例です。
一乗谷到着すぐ、復元街並み南駐車場でさっそくいただきました。

うーん、これこれ!これからの季節お勧めです。

さらに

山登りをして疲れたので、史跡公園センターに隣接した朝倉亭でもう一杯。
もう、食品というより嗜好品であります。

コメント (14)
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