2年に1度の名古屋モーターショー
東京モーターショーの地方巡業版ですが、かれこれ30年ほど毎回欠かさず見に行っています。
しかし、今回はあまり気乗りしません。
デミオもSRもまだ買い換えの予定がないこと、私自身の加齢、あるいはおもしろみのあるモデルが少なくなったこと、いずれが理由かわかりませんが・・・
とはいえ、長年続いてきた習慣ですから、やめる踏ん切りもつかず、いそいそと出かけてきました。
あおなみ線に乗って、
金城ふ頭駅に到着しました。
これは船積みを待つ輸出用車であり、モーターショーとは関係ありません。
会場のポートメッセ名古屋は歩いてすぐです。
前回訪れたときは入場するよりも、チケットを購入するのに時間がかかったので、
今回は、前日にサークルKサンクスで前売り券を購入しておきました。
チケット売り場は増設されたみたいで、実際に混んでいませんでした。
さて、ここからは完全独断と偏見で展示車を見ていきます。
CIVIC TYPE R[ホンダ]
久々のTYPE R登場です。
多くの人に取り囲まれていました。
たしかに、これはこれで魅力的なクルマですが、
ベースとなるシビックはしばらく見かけませんでしたが、その間に米国で活躍されていたようでずいぶん恰幅よくなって凱旋帰国しました。
それにともないお値段も立派になられて、特別仕様車であるTYPE Rは450万円を超えます。
私たちが若い頃からなじみ深かった「シビック」ブランドは遠くへ行ってしまいました。
スバル・WRXがインプレッサの名を、あるいは日産・GTRがスカイラインの名を取り去ったようにシビックの名は外した方がよいのではないでしょうか。
ホンダはよい意味でも悪い意味でもおもちゃのようなクルマを作るのが得意なメーカーだと思うのです。
だから、若い人たちが飛びつけるような価格帯での楽しいクルマを作ってほしいのです。金に糸目をつけない方にはこういうクルマが用意してあるのですから・・・
NSX[ホンダ]
Honda Urban EV Concept[ホンダ]
EVのコンセプトモデル
デザインがかわいらしくてイイんじゃないでしょうか。
Yahooニュースでは初代シティに似ていると書いてありましたが、それよりもN360 → N-ONE の流れを汲むデザインのような気がします。
CRF250 RALLY[ホンダ]
CRF250をカスタマイズしたアドベンチャーモデル
実車を見るのは初めてですが、思っていたより質感がよかったですね。
Goldwing Tour[ホンダ]
2018年型となるフルモデルチェンジで、車名変更になったそうです。
これまでゴールドウイングと呼ばれてきたトップケース付きのモデルが「ゴールドウイング・ツアー」となり、
従来F6Bと呼ばれたトランクレスのいわゆるバガータイプの「ゴールドウイング」となりました。
ホンダのバイクのデザインは、このところなかなかシャープなものが多く、アフリカツインにしてもゴールドウイングにしてもボテッとしたところがなくステキです。
PCX ELECTRIC[ホンダ]
スクーターは現行車のイメージを崩さずにEV化できそうですね。
と思っていたら、なんと
PCX HYBRID[ホンダ]
こちらは、ハイブリッドです。
エンジンとモーターという2つの駆動方式を持ち、かつバッテリーも大きくなるハイブリッドシステムはバイクには不利だとは思うのですが、それにあえてチャレンジするメーカーの姿勢には拍手です。
Super Cub 110[ホンダ]
名車スーパーカブは、丸目に戻り、生産工場も中国から熊本に帰ってきました。
見物客でいっぱいで、注目の高さがうかがい知れます。
Super Cub 125[ホンダ]
125ccで余裕のある走りを提案したコンセプトモデル
って15cc増えただけじゃないの?
どうせなら、150ccまであげてみたらどうでしょうか。
自動車専用道も使えるようになるのに。
Monkey 125[ホンダ]
惜しまれつつも生産終了というよりも、何度も生産中止詐欺を行っているので、
今回もまた復活生産するのでは?と思っていました。
が、125ccになるとは!
で、実物を見ると大きい!
スズキ バンバンぐらいあります。
コンセプトモデルですが、販売すると人気でそうです。
DN U-SPACE[ダイハツ]
次期タントと言われているコンセプトモデル
通常のスライドドアに加えて、前席のドアが前方にスライドするダブルスライドドアを装備しています。
もちろん、センターピラーはありませんので、広大な開口部となります。
前回のモーターショーで、気になったダイハツのコンセプトモデルはその後キャンパスとて市販されました。
今回も、市販が楽しみなモデルです。
DN COMPAGNO[ダイハツ]
1963年に発売されたダイハツ初の小型車コンパーノのリ・デザインしています。
近年、ホンダN380をイメージしてN-ONEがつくられたり、アルトもかつてのデザインが随所に取り込まれていたりして、旧車のデザインが見直される動きがあります。
新しいものを追求する姿勢も大事ですが、優れたものを伝承することも大切だと思います。
DN MULTISIX[ダイハツ]
7人乗り3列シートのコンパクトミニバンです。
この手のクルマは、久しくダイハツから出てなかったので楽しみにしてる方も多いかもしれませんね。
洗練されたデザインですが、なんとなく三菱・アウトランダーに似ているように思うのは私だけでしょうか。
DN TREC[ダイハツ]
こちらは、スズキ・イグニスそっくり
後出しじゃんけんの優位性でしょうか。
こちらの方が質感が上のような気がします。
ところで、こんな不思議なトレッド面をしたタイヤを履いていました。
これは、参考出品なんでしょうか。
NISSAN IMx[ニッサン]
100%電気自動車のクロスオーバーコンセプトカー「ニッサン IMx」は、将来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を見据え、「クルマとドライバーがより繋がり、もっとクルマで移動したくなる」そんなクルマを具現化したクルマだそうです。
正直よくわからないし、興味も湧きません。
LEAF NISMO Concept[ニッサン]
リーフも2代目となり、航続距離が伸びましたね。
でも、先代の最大の弱点はエクステリアデザインだと思うのです。
もちろん、EV車の先駆けとして未来感をアピールしたかったと思うのですが・・・
その点、プリウスは先進性と存在感を感じさせるデザインで成功を収めてきました。
しかしながら、こちらも現モデルになってデザインが売り上げの足を引っ張っている様子です。
デザインって難しいですね。
GR HV SPORTS concept[トヨタ]
ハイブリッド車のスポーツカーです。
とにもかくにもカッコイイの一言に尽きます。
ただし、このタイヤは・・・
ここまで扁平率が低いと乗り心地が心配になってしまいます。
ヴィッツGR[トヨタ]
GRはトヨタのモータースポーツ部門を総称する”TOYOTA GAZOO Racing”(トヨタガズーレーシング)の頭文字に由来したブランドです。
とにかくトヨタの現行車はカッコ悪い、というよりも奇妙な形をしています。
ひょっとすると、GRブランドに顧客を誘導しているのではと思うこともあります。
TOYOTA Concept-愛i RIDE[トヨタ]
車いすユーザーの使い勝手にこだわったユニバーサル仕様だそうです。
ガルウィングや電動ユニバーサルスライドシート、ジョイスティックなどを採用し、車いすユーザーにとって使い勝手のよいモビリティを追求しています。
TOYOTA Concept-愛i [トヨタ]
クルマの周辺状況に加えて、ドライバーの表情・動作・声色から複合的に感情や覚醒度などを推定し、ドライバーが危険な状態やストレス状態に陥ると、自動運転モードに切り替わるそうです。
これらのモデルがそのまま市販化されることはないでしょうが、その技術の何割かが近い将来活かされるとイイですね。
FINE Comfort Ride[トヨタ]
燃料電池車のコンセプトカーです。
電動車ならではの自由なレイアウトと水素をエネルギー源とする大電力量を活かし、「プレミアムサルーンの新しいかたち」として提案しています。
Tj CRUISER[トヨタ]
外観は、バンのようなユーティリティの高さを感じられるスクエアなキャビンに、SUVらしい大径タイヤによるしっかりとした足回りと、力強いフロントビューを融合しています。
これ、市販化してもけっこう売れるんじゃないの?
クラウンコンセプト[トヨタ]
しかしまぁ、なんで最近のトヨタ車はこうもグリルを大きくしたがるのでしょうか。
下品でかっこうわるいと思うのですが・・・
e-SURVIVOR[スズキ]
モーター2基を前後に搭載する電気自動車。
丸目に縦グリルの顔つきは「ジムニー」を連想させるが、サイズは全長3,460mm×全幅1,645mm×全高1,655mmと、軽自動車の規格より少し大きめです。
XBEE[スズキ]
全長3,760mm×全幅1,670mm×全高1,705mmというサイズで、人気の軽トールワゴン「ハスラー」をそのまま小型自動車にしたような1台。
エンジンは1L直列3気筒インタークーラーターボでマイルドハイブリッドシステムを採用、駆動方式は4WDでトランスミッションは6ATとのこと。
けっこう質感もあり、市販化が期待されますね。
魁 CONCEPT[マツダ]
マツダの場合、コンセプトカーよりも、先日発表された次世代ガソリンエンジンSKYACTIV-Xが気になります。
と、一通り見て回っているうちに、どんどん人が増え、ゆっくり写真が撮れるような状況ではなくなってしまいました。