橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

飛騨一宮水無神社

2014-09-27 | 一の宮巡り

SR400の慣らし運転と交通安全祈願を兼ねて飛騨国一之宮である飛騨一宮水無神社へ出かけてきました。


 飛騨一宮水無神社
岐阜県高山市一之宮町5323

閑静な集落の中にひっそりとたたずんでように見えます。


鳥居脇の大杉


絵馬殿
いろいろな時代の奉納額が掲げられています。

 


傘の部分が大きな石灯籠
しっかり四隅を補強されています。


伝説の木 ねじの木

 


神馬二体
白黒二頭の馬の像が納められています。
近年、本物の馬を置かなくなった神社が多いのですが、ここは1780(安永9)年から寄進されているそうです。


白川神社
御母衣ダムの湖底に沈んだ集落の氏神様が合祀し、こちらに遷されています。


神門と回廊


拝殿
祭神は水無大神(みなしのおおかみ)と総称される十四柱です。
すなわち主祭神である御歳大神、および配神として大己貴命、三穗津姫命、応神天皇、高降姫命、神武天皇、須沼比命、天火明命、少彦名命、高照光姫命、天熊人命、天照皇大神、豊受姫大神、大八椅命が祀られています。
 

玉砂利よりもむしろ砂に近いような細かい砂利が神社全域に敷かれていますが、その端々まで掃除が行き届き熊手の跡がつけられていました。
一の宮としてはこぢんまりしているものの、たいへんすがすがしい神社でした。

SR納車翌日で、不慣れですので、中華そばを食べ帰宅しました。
一般道のみ338km、燃費は驚きの32.1km/Lでした。

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新しい相棒 ~SR400~

2014-09-25 | SR400

新しい相棒を紹介します。
なお、ところどころに見苦しいおっさんが写り込んでいることをお許しください。


YAMAHA SR400


中高年にとってはこれぞバイクという形ですね。
シルバーウイング400ではもてあまし気味だった、ホイルベースは1,410mmと185mm短いです。
なお、この長さはNinja250と同じです。



真正面・真後ろから見ると、ずいぶんスリムなことがわかると思います。
車両重量は174kg(ちなみにNinja250は172kg)、シルバーウイング400と比べて71kgのダイエットです。

特に美しいのがこのタンク
 


良い音を保証する音叉マーク
2014年モデルの新色ダークグレーイッシュレッドメタリック3(マルーン)です。
カタログ写真ではベタな茶色ですが、実際は光沢があり赤のようにもワインカラーにも見えるなかなか渋い色です。

ずいぶんスリムです。
 


単気筒空冷、SOHC・2バルブというローテクエンジン
最高出力19kW(26PS)/6,500rpm、最大トルク29N・m(2.9kgf・m)/5,500rpm
ちなみにNinja250は、最高出力23kW(31PS)/11,000rpm 、最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpmですから、馬力に至っては250ccに負けています。
しかしながら、発生回転数を見てほしいのです。
SR400は低い回転数で最高出力・トルクを出すことができるのです。
これがこのバイクの特徴です。
あと、スタート方式がキックのみ・・・
軽量化のためセルモーターを嫌っていたオフ車でさえ今時みんな搭載しているのに・・・もっとも、長所にキックスタートを挙げるSRオーナーは多いです。
何か引きつける魅力があるのでしょうか。
キックスタートについては後日検証してみたいと思います。

右から見るエンジンは美しいのですが、
左はパイプがいっぱいついていて美観を損ねています。
 

2009年、環境規制に対応するため、キャブからFI(フェールインジェクション)に代わりました。
これに伴い、エキパイ取り付け部分にO2センサーが差し込まれています。
延命用の医療チューブが差し込まれているように見えて好きではないのですが、お陰でこうしていまだに新車が作られているわけですね。
 


大きなマフラーは好きじゃなかったのですが、納車待ちの間カタログを見続け、
「これはこれでいいんじゃない」と最近思うようになりました。


スポークホイールは見た目好きなんですが、掃除が面倒くさいです。
Fブレーキはディスクです。
タイヤはメッツラー社製のチューブタイヤ 


ライトとメーターの造形が好きです。
大きく丸いウインカーはダサくもあり、クラシカルでもあり・・・


微妙な形のミラー
見えやすさはgoodです。


このテールライトはちょっと・・・
楕円形ぐらいが良かったのでは?
SRはアフターパーツが驚くほど揃っていますので、いずれ交換するかもしれないです。


ツートンのシート
なかなかおしゃれです。


グラブバーは取り払うユーザーも多いようですが、私は旧車っぽい雰囲気がすきです。
また、荷物をくくりつける際にも便利です。
シートカウルもデザイン的に好きなんですが、プラスチック製なので質感はイマイチです。


アナログ式のシンプルな二眼メーターは、私の理想型です。
トリップメーターのリセットが指でくるくるまわすのも今となっては珍しいですね。
にもかかわらず、 イモビライザーを搭載しています。


左側のスイッチボックス
ライト上下切り替え、パッシング、ターン、ホーン
ターンスイッチはプッシュキャンセル式です。


右側はキルスイッチとハザードだけですね。


前後のフェンダーはクロームメッキ仕上げ、現在では稀少な存在です。
今まで乗っていたビグスクのプラスチック感は正直好きにはなれませんでした。
でも、最近のバイクはスクーターじゃなくてもプラスチッキーだと思いませんか。
黒いフォークブーツがこのバイクにはよく似合います。


サイドスタンドは簡単に出すことができます。
かたやセンタースタンドはかけづらいという噂です。
「シルバーウイングに比べれば、こんなもん」と軽く見ていたのですが、けっこう苦戦しました。
昨夜、納車した際は一発でできたのに・・・
早くコツをつかんでおきます。


燃料コックはONとOFFだけです。
リザーブタンクへは自動的に切り替わり、その際スピードメーター内のランプが点灯して知らせてくれるそうです。
最近のバイクはそんなしくみになっているのですね。


ヘルメットホルダーはシートを取り付けたまま使えるタイプで、シルバーウイングやカブよりも使いやすいです。
ただ、噂によると振動によりボルトが緩んで脱落することもあるとか・・・
このバイクはときどき増す締めが必要です。

シンプルな二本出しサス
 


サイドカバーのエンブレムには「SR SINCE1978」とあります。
新しい技術を取り入れながらも基本姿勢を崩さない、そんなバイクなのです。

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SRの理由

2014-09-22 | SR400

SR400はなんと1978年発表という恐ろしく古いモデルです。
26psしかないパワーは250ccに負けます。
単気筒だがら振動は激しく、カウルもないから高速道路は苦手です。
タイヤはまさかのチューブタイヤで収容力はゼロですので、機能的にも優れているところはありません。

それでも、なぜSR を選んだのか・・・

 

それは、かっこいいからです。美しいからです。

 

はじめてSRと出会ったのは32年前です。
小気味よい音を立てて信号待ちをしているバイクを見かけました。
「SRだ!アレ、振動でナンバーが割れるらしいよ。」
と、一緒にいた先輩が言ったことをなぜか鮮烈に覚えています。
他の記憶が年々曖昧になっているのに不思議です。

当時の私は原付ライダーでしたが学生の身分でクルマを所有できなかったまでのこと
いずれバイクは乗らなくなる、ましてや普通自動二輪免許(当時は自動二輪中型限定)なんて取得するつもりもありませんでした。
ですから、特にバイクに興味はなかったのですがSRのことは良くおぼえています。

その後心変わりし普通自動二輪免許をとりますが、当時興味があったのは林道を走れるオフロード車であり、SRは対象外でした。

さらに十年ほどたち、めったにダートを走らなくなりましたので、通勤・買い物・ツーリングとマルチに使えるビッグスクーターに宗旨替えしました。
このときもSRは対象外でしたが、不思議と気にはなる存在で、フロントブレーキがドラムになったり、再びディスクになったり、ステップ位置が変わったりという変遷を見てきました。

数年前から、SR病を発症するようになりました。
年に一度、十日ほどSRがほしくてたまんなくなります。
ネットでSR関連の記事をさがし、パソコンの壁紙をSRにしたりしていました。

こんなとき、SRのネガティブなところを探し、この衝動を抑えていました。
「チューブタイヤだから、パンクしたとき面倒」
「遅く・振動も大きいので、長距離の高速走行は辛いぞ」
「突然の雨に対してカッパを入れておくスペースもない」
「といって、トップボックスは似合わない」などなど

考えてみれば、ビグスクを選んだ時点で機能を重視していたのでしょうね。
しかし、バイクなんてそう機能的なものではありません。
積載量・快適性・耐候性・疲れにくさ・服装の自由度どれをとっても軽自動車のほうが勝ります。
ですから、

「機能性なんかもうどうでもいい!俺は好きなバイクに乗るんだ!」

と、とうとうキレてしまった次第です。

私が乗ってきたバイクの中で、一番が強いのがSERROWです。
非力で高速道路は辛抱の二字でしたが、妙に楽しい相棒でした。
その後乗り換えたDJEBEL250と比較すると、ほぼすべてのスペックでSERROWは負けていましたが、バイクのおもしろさは逆でした。

SERROWと同じヤマハの長寿モデルであるSRにも共通したものがあるのではないでしょうか。
新しいクセのある彼女と出かける日を楽しみにしています。

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後継機選び

2014-09-20 | バイク

原付ライダーだった私が一念発起して普通自動二輪免許(当時は自動二輪中型限定)を取得したのは平成2年のことです。
以降、YAMAHA・SERROW225→SUZUKI・DJEBEL250XCとオフロードモデルを乗り継ぎました。
やがて、ダートを走る機会も少なくなり、ツーリング・通勤・買い物などマルチにつかえるスクーターに興味が変わり、HONDA・FORESIGHT250→HONDA・SILVER WING400と乗ってきました。
スクーターは機能的で便利ですが、正直、少々飽きてきましたし、自分の車歴を振り返るとなぜかロードスポーツがないので、次のバイクはロードスポーツモデルから選びたいと思っています。

そこで、私が望むスペックを考えてみました。

【排気量・エンジン】
高速道路を利用したいですから、250又は400ccクラスななります。
免許がないので、大型はパスせざるを得ません。
単気筒・二気筒・四気筒それぞれ魅力がありますが、パワー・燃費・整備性を考慮すると二気筒がベストだと思います。
燃費は、さほど気にしませんが、満タンで200kmは走ってほしいところです。
ビクスクに乗っていたのは、収容力が魅力だったからで、ATにこだわりはありません。
MTでもATでもOKですか、中型ロードスポーツだとMTになりますね。

【車体】
シルバーウィングで気になっていたのがホイールベースの長さです。
直進安定性は高いですが、小回りや取り回しのことを考えるともう少し短い方がいいです(もっとも、中型でシルバーウイングよりもホイルベースの長いモデルを探す方が大変ですが)。
タイヤの大きさは特に希望はありません。
小さいタイヤは振られやすく、ジャイロ効果も少ないので安定性に欠けますが、ロードモデルとなればどれもスクーターのそれより大径なのでこの不満はなくなるでしょう。
タイヤは交換費用が安いのでバイアスでも良いですが、パンク修理が面倒なチューブタイヤはパスしたいです。

乗車姿勢は楽で長距離移動が疲れないモデルが良いですね。
高速走行を考えると小さいもので構わないからカウルかスクリーンがほしいところです。

オフロード車に乗っていたので、足がつかないバイクでも乗ることができます。
が、それは大変疲れるのでパス!
かかとは浮いても良いから、両足がつくのがベストです。

ロードスポーツとなるとビグスクほどの収容力は望めません。
ただ、リアボックスやパニアが似合うモデルが良いですね。
これらを取り付ければ飛躍的に荷物が積みやすくなります。
また、本体にカッパぐらいが収容できるスペースがあると良いのですが・・・

【ブレーキ】
ガツンとではなく、じんわり効くタイプのブレーキが好きです。
フロントディスクはかっこいいダブルでも、パーツ代がかからないシングルでもかまいません。
ABSはあればそれにこしたことないですが、なくてもかまいません。
どうせ、いままでABS付きバイクなんか乗ったことないですから。


以上の点から、バイクを探してみました。
すると、ありました。
私の要望通りのすてきなモデルが、

じゃ~ん、
 

HONDA・400Xです!
「クロスオーバーコンセプト」に基づき、ライダーの冒険心を高めるダイナミックなスタイリング。
CBR400Rと共通の水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列2気筒400ccエンジンは軽快かつ低燃費
さらに、17Lの燃料タンクを採用することで、航続距離を伸ばすとともに、ライダーの自由度を高める専用のダブルシートや、ライダーへの走行風を軽減するウインドスクリーンを採用し、ゆったりとしたアップライトなポジションとしているため、長距離ツーリングに適しています。
それでいて、このてのモデルには珍しく足つきも良い!
また、純正オプションでトップボックスとパニアが用意されています。
これが妙にしっくりします。

まさに私のために開発されたようなバイクです(車両価格は高いですが・・・)。

 

しかし、私が選んだのは400Xではありません。

 

 

なんと、YAMAHA・SR400なんです。


なんで?

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乗り換え

2014-09-18 | バイク

このたびバイクを乗り換えることにしました。
シルバーウィング400,スーパーカブ110ともに降り、新たな1台に乗り換えます。

要は二台体制の崩壊です。

橋吉宅は、名古屋近郊ではありますが、宅地と農地が半々にある田舎で公共交通機関もまだまだ未発達な場所にあります。

近年、郊外での生活様式が変わりつつあります。
以前は生活に必要なものは徒歩または自転車で行ける範囲にある個人商店で購入しておりましたが、それら店舗はどんどんなくなり、大規模なショッピングセンターに代わってしまいました。
このことは悪いことばかりではありません。
品揃えは豊富だし、一カ所で何でもそろうので便利なのですが・・・
クルマが必要不可欠です。

また、コレは全国共通でしょうが、交通量が多くなり、自転車は乗りにくくなりましたし、治安も悪くなっています。

したがって、我が家のような田舎では、今や一家に一台ではなく一人一台があたりまえの状況です。

そんな中、大学生となった長女も免許を取り、クルマを持つことになりました。
現在、高二の長男も数年後にクルマに乗るかもしれません。

となれば、いくら田舎といえども、バイクを2台置く場所はなく、泣く泣く二台体制に別れを告げざるを得ません。

もっとも、まだ数年先のつもりでしたが、諸事情によりこのたび実行にうつすことにしました。。

事情のひとつは、車検です。シルバーウィングは2月車検だったので、ユーザー車検が心配でした。
前回なんぞは、車検の翌朝、一面銀世界。
一日ずれていたらたいへんなことになっていました。
といって、新たに休暇を取れるほど暇な時期でもありません。

お盆の頃ならば、積雪の心配はありませんし、休みも取りやすいので、今度は9月登録することに決めました。

来年の9月も考えてみましたが、それまでシルバーウイングのタイヤが持ちそうもありませんので、タイヤ交換をする前に乗り換えを決意しました。

シルバーウィングは、ツーリングの相棒として不満はありませんが、日常ユースには大き過ぎます。
そこで、小回りが効くカブを選んだのですが、この選択も間違ってなかったと思います。
だから、1台となればこの中間の大きさぐらいが良いでしょうか。

気になる、後継車はすでに発注してありますが、
発表は次回!

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ピクセラ PIX-DT300

2014-09-16 | パソコン

Windows XPのサポートが終了するので、自作3号機(お母さん号)をWindows8.1パソコンに改装したのは今年2月のことでした。
その際、使用し続けていたワンセグチューナー(I・O DATA GV-SC310)が作動しなくなりましたが、
ひょっとして、後日Windows8.1用ドライバーがサポートされるかもしれないから、しばらく様子を見ることにしました。

そんなこともすっかり忘れていた先日、奥方殿から「どうなっとる?」と問われてしまいました。
さっそく、メーカーのサポートページのWindows8対応表を見ると「×」とついています。
「いろいろ努力してみたが、けっきょくWindows8には対応できなかったんだなぁ」と良心的に解釈することにします。

しょうがないので、新しいものを購入することにしました。

主体性のない私は、こういう時に「価格.com」なんか参考にしちゃったりします。
そこで、「PC用テレビチューナー 人気ランキング」を見てみると、
売れ筋ランキング・注目ランキング・満足度ランキング、すべてトップの製品があるじゃないですか。
悩むこともなく、この三冠王に決定です。


ピクセラ PIX-DT300
写真中の¥6649というのは税抜き価格です。


本体はこんなに小さいです。
「キャップは必要なのか」
疑問に思いました。

取り付けは至極簡単です。
① USB端子に差し込む
② ドライバをインストールする
  CDとか付属していません。
  サイトからダウンロードするのです。
  それが今流なんでしょうかね。
  コストダウンの分だけ価格が下がればそれで結構なんですけどね。
  このとき、Android用ドライバがあるのに気づきました。
  タブレット端末でも使えるのですね。
  となると、キャップが付属していたのも納得です。
③ チャンネル設定をする。
  「愛知」に合わせてスキャンするのみです。
  トイレへ行って戻ってくるとすでに終わっていました。
これで終了、作業時間十数分と行ったところでしょうか。

この機種は、フルセグで視聴することができますが、
電波状態が悪いとワンセグに自動的に切り替えるという優れものです。
もちろんフルセグならば、画面をフルサイズで表示してもきれいに写ります。
 

自作3号機(お母さん号)は、メモリこそ8GBと余裕がありますが、Intel Pentium G3220でビデオボードなしですから、画像処理能力は必要最小限です。
にもかかわらず、さくさく動いてくれます。
メモリの負担が大きく、ビデオボードを買い足すこととなったBUFFAL○のTVチューナーボードとは大違いです。

ただ、この製品余分なものは一切ついていません。
① 録画できない
→ブルーレイレコーダーがあるから要らない。
② BSが映らない
→本人が見ないと要っているからいいか。
③ 番組表が表示されない
→ネットで見られるなくてもこまらないんですけど。

なかなか、できない割り切りの良さで、感心してしまいました。

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雨中565km

2014-09-07 | ツーリング

小峰白河城を見学中から雨が降り出し、だんだん強くなってきました。


福島県上空の雨雲はこんな状態です。
それどころか、天気予報では関東も甲信越も東海も「雨ところにより雷雨」なんて予報です。
ここから自宅まで565kmをどうしたものか・・・・
と言っても帰らないわけにもいきませんから答えは決まっています。

カッパ上下、ブーツカバーをしっかり着用し、バイクに跨がります。
なお、手袋はごわごわするのが嫌なのでメッシュグラブをぬれるままに使います。

帰路は、
東北自動車道→北関東道→関越道→上信越道→ 長野道→中央道→名神道→名古屋高速→東名阪道
と、東京になるべく近づかないルートを選びました。
全行程のうち、雨が降ってなかったのは10%ぐらい、30%は小雨、40%は本降り、10%は豆をぶつけられているような大雨で、
結局、自宅に帰るまでカッパは脱げませんでした。
幸いだったのは風はさほど強くなく、雷も近くでは鳴っていなかったことぐらいです。

スピードを抑え、車の流れに合わせて走る、1時間走行したら必ず休憩を入れる、この二点に心がけてきたので、怖い思いもせず無事帰ってこられました。
特に休憩は自分では気づいていなくても疲れていることがあるのと、尿意を感じても雨天の際はすぐにトイレに駆け込めないので、こまめにとって正解だったと思います。

そんな中、感じたこと。

1.カッパは正しく着ましょう。
気がついたら上衣の中が濡れていました。それも、袖の部分です。
いい加減に着用したので、メッシュジャケットの袖がカッパの袖口から出ており、そこから浸みたようです。
 

初心者の頃、はじめてブーツカバーを履いたときのこと、カッパのズボンの裾を中に入れてしまいました。
このため、雨がどんどんブーツカバー内に入り込んでしまいました。
 

カッパは正しく着用しましょう。

2.それでも300kmが限界?
休憩のたびにカッパの上衣は脱いでバイクにかけておきました。
それに対し、スボン部分は履いたままで休憩していました。
このため、水が染みこんで来ることもないと思っていたのですが・・・・
300kmを超えたあたりから、股のところがチビッたようになってしまいました。
バイク乗りの方ならわかっていただけると思いますが、縫い目部分から浸水したのです。300kmぐらいがカッパの限界なのでしょうか。
橋吉のカッパは、透湿素材の最安値のもので2りんかんで購入しました。
まあ、中級といったところでしょうか。
もっと、高級品だと浸みてきたりはしないのでしょうか。
教えていただきたいです。

3.食事をとる場所がない
「かまめし♪かまめし♪」と歌いながら、上信越道横川SAを目指しました。

先ほど述べたようにカッパの上衣は脱ぎますが、下は脱ぎません。
そうなると、濡れたカッパのままでは座って食べる場所がないのです。
何とかならんものでしょうか。

悩んで結果、外の売店でホットドッグを買って、自販機コーナーの陰で食べました。
ただ、このホットドッグ、すごく美味しかったです。
捨てる神あれば拾う神あり?
 

長野道の梓川SAには屋外に出されたテントの中にテーブルと椅子が置かれていました。
吹き降りでしたので濡れていて誰も使っていませんでしたが、逆に私は遠慮なく使ってコーヒータイムを取ることができました。

4.やっぱり・・・
私は他人にバイクを勧めたりはしません。

たとえば、高い山に登ったとします。
すばらしい景色を見て感動するのは誰しも共通でしょう。
しかし、そのためには長い時間辛い思いをして登り下りをしなければいけません。
加えて、暑い、寒い、美味しくない食事、汗臭い、でもシャワーも浴びられない、ごつごつした狭いところで寝なければならない・・・こうしたことに耐えなければいけません。天候が悪化すればさらに辛い思いをします。
ですから、山登りをする人間はひとにぎりになってしまうのです。

「登山とツーリングは似ている」
これが、私の持論です。
バイクで風を切れば気持ちよいです。
これは誰でも共感できるとおもいます。
しかし、それは数々の条件がそろったごく限られた瞬間だけで、
大部分は暑い、寒い、汚れる、いろいろ(排気ガス・ヘルメットの中・汗)臭い、服装が限られるなどなど辛い思いをすることの方が多いかと思います。
常識的な人間ならば・・・
ただ世の中には私を含めて一握りの常識が通用しない人間がいるだけで、その人たちが常識ある人たちにバイクを勧めても理解してもらえないのです。

雨の中、6時間以上もずぶ濡れになり、バイクに乗るなんて、耐えられないことでありもう二度としないと思うのがふつうだと思うのです。

でも、私は雨の中を「あ~ぁ、楽しいなぁ」と思い、今は「次はどこへ行こうか」目論んでいます。
やっぱり、バ○なんですね。

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小峰白河城

2014-09-05 | お城巡り(日本100名城)

本日もがっつりビジホで朝食をいただきました。
 

明け方頃から雨が降り出しました。
この旅行の間、ほぼ全国的に雨で、唯一東北地方だけ逃れることができていましたが、運の尽きです。

それでも、出発予定の8:30頃になるとラッキーなことにやんでくれました。

白河小峰城は、南北朝時代の1340年に築かれたのが始まりとされますが、それ以降、かなり頻繁に領主を変えてきました。
現在は、城山公園として整備されています。
 


100台ぐらい止められる、無料駐車場が用意されています。

東北地方では珍しい総石垣造りの城で、盛岡城、若松城とともに「東北三名城」のひとつにも数えられているそうですが、
 
 

震災で石垣が崩れてしまい修復工事をしています。
 
 




このようにして石垣を修復していきます。
仙台城の石垣も崩落していましたが、平成16年に修復完了した高石垣は無傷でした。
時間がかかっても、しっかりした仕事をしていただきたいものです。

白河城の三重櫓は1991(平成3)年に復元されました。
当時は、大規模な木造建築は建築基準法で原則禁止されていましたが、人の立ち入りを想定しない工作物として建築許可を得たのち、完成後に見学者を内部に入れるよう変更したのです。
これは一種の「脱法行為」であるとの観点から問題となりましたが、後に問題なく立ち入れるようになり、各地で次々と再建されるようになりました。

その三重櫓も地震で被害を受け、修復作業中でした。
 

したがって、残念ながら本丸は立ち入り禁止となっています。
 

地震は仕方ありませんが、こんな表示はしなくてもすむようにしてほしいものです。
 

二の丸の外堀はほとんど埋められてなくなっています。
 


大手門の礎石
これは移設されています。



会津門跡
これより南が三の丸でした。


白河集古苑


ここで、日本百名城のスタンプを押すことができるのですが、


なぜか、「本日休館」・・・
あとから、ネットで調べてみると展示品入れ替えのため、一週間休館だったようです。

しかたがないので、JR白河駅の観光案内所へ向かいました。


白河駅は目の前ですが南北の連絡橋がないので徒歩で移動しました。
このとき、とうとう雨が降り出してしまいました。

それでも歩いたおかげで、1998(平成10)年に発掘された外堀の石垣を見ることができました。
 

道場門跡
時宗の道場である小峰寺が名の由来だそうです。

 

レトロな感じのJR白河駅
 

隣接した観光協会でスタンプGETしました。
 

修復を終えて、また、こういう姿が見られる日を楽しみにしています。
 


みちのく遠征を終えてさらに広がった我が所領
日本百名城、現在のところ75/100
まだまだ、天下統一まではの道のりは遠いです。

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二本松城

2014-09-04 | お城巡り(日本100名城)

米沢から一般道と高速を半々に乗り継ぐこと約1時間
二本松へやってきました。


二本松城は室町時代に築かれ、明治に至るまでたびたび城主が変わりました。

広い駐車場が用意されています。
 

戊辰戦争に際して、二本松藩は奥羽越列藩同盟に参加して新政府軍と戦いました。
しかし、藩兵の大半が白河口に出向いている隙をつかれ、新政府軍が二本松城下に殺到し、僅か1日の戦闘において落城してしまいました。
手薄になった攻城戦においては「二本松少年隊」と呼ばれる少年兵も動員され、犠牲になってしまいました。


二本松少年隊像
右には悲しい気持ちを押さえて息子の軍服を縫う母親の姿を像があります。


箕輪門
箕輪村(現在の二本松市内)山王寺山のご神木を主材としたため、この名がついています。

 

石垣の上には樹齢350年を超えるアカマツが枝を伸ばしております。
戊辰戦争を見てきたのでしょうか。
 

箕輪門を通り抜けると三の丸下段になります。


山田脩翁像
わが国最初の民間機械製糸工場の創始者だそうです。
製糸産業は明治初期の日本にとって主力産業でした。

菊人形展の準備が行われています。
 

石段を登ると三の丸下段ですが、
 


ここでも菊人形展の用意がされていました。
五重塔でしょうか。


なるほど、これだけ大がかりならば日本最大というのもうなずけます。
皆さん忙しそうにしている中、邪魔をしてもいけないのでここは早々に退散しました。


箕輪門から天守台までは山道を20分ほど歩くと着きますが、私はバイクに乗り
二本松市自然休暇村管理センター脇から向かいました。

車でも行けますが、すれ違いは厳しそうですし、水たまりもありました。
 


見えてきました。

駐車場は車10台ぐらい止められそうです。
 

ここから本丸からはすぐです。
 

なかなかの高石垣です。
 

本丸は石垣に囲まれた高いところにありました。
 

東櫓の跡
 

西櫓の跡
 

天守台
 


家老丹羽和左衛門と勘定奉行安部井又之丞自刃の碑
戊辰戦争による二本松城落城に際して、共に自刃した両人の供養碑です。

現在の二本松市街
 

日本百名城スタンプを得るため、JR二本松駅へ行ってみました。
 

駅前には二本松少年隊群像のうち一体が置かれていました。
 

駅構内の観光案内所でスタンプを押すことができます。
 

なお、二本松市歴史資料館にもスタンプはおいてありますが、残念ながらこの日は休館でした。

建物は残されていませんが、見た目だけでなく、実践的な縄張りの城で会ったと推察しました。
すくなくとも、会津若松城よりも攻めがたいはずです。
戊辰戦争では1日で陥落したのが信じられないです。
おそらく、太平の世が続いたため、戦の采配能力が低下していたと思います。
逆に、会津若松城は地形的にもさほど急峻な場所ではなく、あの地で1ヶ月も籠城したことは改めて驚異に感じ得ません。

この後、白河まで移動し、新白河駅前のビジネスホテルに宿泊しました。

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米沢城

2014-09-03 | お城巡り(続日本100名城)

米沢城は、現在、松が岬崎公園として整備されています。
 

大変広い駐車場(無料)が用意されています。
 

本丸跡は上杉謙信を祀る上杉神社となっています。

 


謙信は、越後春日山城で亡くなりましたが、次代の上杉景勝が会津を経て米沢へ移封されたのに合わせて廟も遷されました。


初代米沢藩主上杉景勝(左)と家老の直江兼続(右)

家老の身分で銅像が建てられている人なんてまずいないです。

にもかかわらずは、こんな巨大兼続人形もありました。
 


「伊達政宗公生誕の地」の碑
勘違いされている方も多いですが、正宗は仙台ではなく米沢の生まれなんです。


上杉鷹山
第9代藩主
当時の米沢藩は財政破綻寸前
にもかかわらず、家臣は大藩だったころのプライドがあり、支出を抑えることができなかったそうです。
そこで、自ら先頭に立ち、藩政改革を成し遂げました。


できた方は言うことが違いますね。


鳥居


神門


狛犬


鉄製の灯籠
鹽竈神社にも立派な鉄製灯籠がありましたが・・・
釜石が近いことは関係ないと思いますが・・・


本殿
祭神は上杉謙信公です。


 稽照殿
開館時間: 9:00~16:00
拝観料: 一般 400円,高・大学生 300円,小・中学生 200円
休館 :  冬期(12月~3月)
   *正月(1/1~1/3)、雪灯篭まつり(2月第2土、日)は開館

上杉神社の宝物館です。
上杉謙信、景勝、鷹山、直江兼続の遺品をはじめ、文化財がいっぱいあり見応えあります。
拝観料以上の価値は充分あり、ここはおすすめです。
なお、直江兼続所用の「愛」の一字の甲冑も見られます。

城の遺構はほとんど残っていません。

堀ぐらいでしょうか。
 
 


北側はハスでいっぱいでした。
ロータリークラブによって植えられたものだそうです。

二の丸跡へ移動しました。


 米沢市上杉博物館
休館日: (5,9,10,11月)第4水曜日,(12~3月)月曜日,(年末)12/26~12/31
開館時間: 09:00~17:00(入館は16:30まで)
常設展示室入館料:一般 410円,高校・大学生,200円,小・中学生100円

上杉鷹山の紹介ビデオはわかりやすくてよかったです。


 上杉伯爵邸
1896(明治29)年、上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵邸として建てられました。 


現在は、お庭を見ながら食事が楽しめるようになっていますが・・・


場違いでした。
失礼しました~


松が岬神社

こちらには上杉鷹山公が祀られています。
 


草木塔(そうもくとう)
草や木を大切に想い、それを供養するために建てられたものです。
草木塔は国内に160基以上の存在が確認されていますが、建立されている地域は本州の一部であり、約9割は山形県内(置賜地方)に集中して存在する独特な石造物文化です。


上杉城史苑
こちらでは山形の名産品やおみやげを購入できますし、カフェやレストランもあります。

直江兼続の兜の前立てのTシャツを買いました。
 

官民がコラボして観光に力を入れているようすがひしひしと感じられました。

コメント (2)
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