橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

原城

2015-08-29 | お城巡り(続日本100名城)

島原半島を南下して、島原の乱の舞台となった原城へ向かいました。

まずは、こちらで予習します。


有馬キリシタン遺産記念館
所在地: 長崎県南島原市南有馬町乙1395番地
開館時間: 9:00~18:00
休館日: 木曜日,12/29~1/3
料金: 無料
              
島原半島には、早くから、キリスト教信者がたくさんいました。
やがて、江戸時代になりキリスト教が禁じられると、島原の領主でありキリシタン大名であった有馬直純は改宗し、領内のキリシタンを迫害することを余儀なくされます。
しかし、良心の呵責に耐えかね、幕府に転封を願い出て、日向延岡転封されることとなります。

後任の桝倉重政はやり手だったようで、江戸城改築の公儀普請役を受けたり、独自にルソン島遠征を計画し先遣隊を派遣したり、島原城を新築したりしました。
しかし、そのたびに領民から年貢を過重に取り立てます。

もともと、島原は海が迫り山が多くて耕作地が多い上、火山灰が滞積したやせた土地でした。
さらに、天候の加減で不作が続いていたのですが、新領主は、年貢をまけてくれません。

しかし、前任者の轍を踏まないと思ったのか、重政は、キリスト教徒の弾圧に一層力を入れます。
これ見よがしに、残虐な仕打ちをし、農民たちから深い恨みをかうことになりました。

隣の天草も同じ状況でした。

ついに1637(寛永14)年、積もり積もった重いが爆発し、島原・天草の農民たちが立ち上がったわけです。


原城跡は、有馬キリシタン遺産記念館から車で5分ほどです。


三の丸跡


二の丸跡


空堀
女性・子供など非戦闘員はここにかくまったそうです。


ホネカミ地蔵
1766(明和3)年、敵味方の区別なく遺骨を埋葬し供養しました。

本丸北側石垣

 

本丸跡


 

島原の乱当時、すでに原城は廃城になっていましたが、そこに3万7千人が籠城しました。
対する幕府軍は12万5千人でした。

天草四郎の墓碑
 

本丸内で斬首され、長崎で晒されました。
 

本丸から見た二の丸
本丸以外は田畑になっていて、発掘も進んでいないそうです。

 


佐分利九之丞の墓碑
島原の乱で奮戦し、戦死した鳥取藩士です。
敵味方関係なく墓碑が置かれています。

本丸の裏門である池尻口門跡
 

南は海に面しています
なんと、長崎奉行はオランダ船にたのんで籠城軍に向けて艦砲射撃までしました。
 

本丸南面の石垣
 

櫓台跡
 

現在、14の資産が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてユネスコの国際遺産の承認を目指しています。
 

原城も構成資産ひとつです。
 


小学生の社会見学に出会いました。
ガイドさん曰く「皆さんは良いときに来ました。世界遺産に登録されるとじっくりみられなくなります。」
世界遺産登録されるとどう変わるのでしょうか。


ところで、

島原から原城に向かう途中、道の駅「みずなし本陣ふかえ」に立ち寄りました。
 

隣接する土石流被災家屋保存公園
平成4年、雲仙普賢岳噴火の土石流により被災した家屋を保存展示してあります。


うち、数軒は大型テント内に保存されています。





土石流のすさまじさと火山砂防・治山事業など防災事業の重要性を知ることができます。

土石流被災家屋保存公園
所在地: 長崎県南島原市深江町丁6077番地(道の駅みずなし本陣ふかえ横)
料金: 無料
営業時間: 9:00~17:00
休日: 年中無休

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島原で食べた美味しいもの

2015-08-27 | ドライブ・旅行

島原で食べた、美味しい郷土料理を紹介します。

【六兵衛】


昼食でいただきました。
六兵衛(ろくべぇ)とは、さつまいもを原料とする麺料理です。
江戸時代に島原を飢饉が襲った際、深江村の名主だった六兵衛が、保存食のさつまいも粉を食べる方法として考案したことから、このようによばれています。

日本では珍しい「押し出し麺」で、「六兵衛おろし(突き)」という穴の開いた大型の鉄板で生地を押し出して作ります。
このため、麺は大変柔らかく切れやすいです。
このあたりは好みが分かれるところだと思います。

さつまいもが原料ですから、噛むごとにほのかな甘みが感じられますが、
煮干し出汁ベースの醤油味の汁とは良く合っていました。

店舗情報
店名: 六兵衛
所在地: 長崎県島原市萩原1-5916
営業時間: 10:30~23:00
定休日: 火曜日


【寒ざらし】


島原城見学の途中、城内売店でひと休み
名物のスイーツをいただきました。

寒ざらしは、白玉粉で作った小さな団子で、きざら(中双糖)と蜂蜜を混ぜたシロップに、入れていただきます。

白玉は素朴な味わいで、冷たいシロップと良く合います。
ただし、娘は「甘すぎる」と言っていました。

豊富な島原は湧水を使ってつくられているそうです。

店舗情報
店名: 島原城売店
所在地: 長崎県島原市城内1丁目1183-1
営業時間: 9:00~16:30
定休日: 年末年始


【具雑煮】

前記事で述べましたが、20数年前、島原を訪れました。
さんざん飲み食いして苦しくなったため、島原城のまわりを腹ごなしのために歩いたのですが、そのとき雑煮の店を発見したのです。
雑煮を食べたことのない日本人はまずいないでしょうが、お店で食べたことはありますか?
このときはお腹いっぱいでしたので、いつか島原に再訪できたら、食べてみたいと思っていました。
今回、夕食としていただくことができました。
 

具雑煮の由来は、島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が原城に籠城した際、農民達にもちを兵糧として貯えさせ山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き,栄養をとりながら約3ヶ月も戦った時のものが始まりと言われています。

名のとおり具だくさんで、シロナ,かまぼこ3種類,アナゴ,ごぼう,卵焼き,シイタケ,凍豆腐,れんこん,鶏肉,餅、春菊の計13種類も入っていました。
さらに、鰹&昆布の上品な出汁で、アッサリながらも、コクのある一品です。
ホント、美味しかったです。


店舗情報
店名: 姫松屋 本店
所在地: 長崎県島原市城内1-1208
営業時間: 10:00~20:00(L.O.19:30)
定休日: 第2火曜日(8・10月は第3火曜休)


【九州の醤油】
初めて島原に行ったときのことです。
立ち寄った居酒屋で驚きました。
刺身がびっくりするほど美味しいのです。

鮮魚に力を入れている店でもないし、見た目も特別変わらず、活きの良さを感じられません。
しかし、普段食べているものとは段違いに美味しい・・・
なぜだろうか?

しばらくして、醤油が違うのではないかと思い、少しなめてみました。
すると・・・
「甘い!」
もちろん、醤油の味はするのですが、それに甘みが加わっているのです。
このような甘い醤油は九州の至る所でつくられているようです。
しかし、ここまで刺身の旨みを引き出すとは驚きでした。

今回乗ったフェリーは、九州行きということもあり、レストランに「九州醤油」と書かれた醤油が置いてありました。
試しに、しめ鯖につけて娘に食べさせました。
すると反応は、まさに20数年前の自分と同じでした。
娘は何の変哲もないしめ鯖がこんなに美味しいのに驚いているようでした。


お土産に買った醤油
福岡県のメーカーですけど、刺身との相性はばっちりです。

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島原城

2015-08-25 | お城巡り(日本100名城)

熊本港から九商フェリーに乗り、有明海をワープ
 


島原城へやってきました。
なんと天守閣のすぐ下が駐車場になっています(駐車料金320円)。


1964(昭和39)年に復元されたりっぱな天守
破風(斜めの切妻屋根部分)をもたない層塔型という新しい形式です。

20数年前、友人とバイクで九州一周ことがあります。
島原にも宿泊した際、飲み食いしすぎて苦しくなり、腹ごなしに城のまわりを歩きました。
このときは夜でしたし、翌朝も早い出発だったため、城を見学することはできませんでした。
しかし、この美しい天守は強く印象に残っております。
20数年を経てようやく念願が叶いました。

暑くても元気な女性の戦国武将隊が迎えてくれました。
 

入場券売り場で日本百名城スタンプをGET
さらに、うちわもGET!これは助かりました。


開館時間: 9:00~17:30
休館日: 12/29、12/30
天守閣・観光復興記念館・西望記念館、三館共通入館料:
 大人540円,小・中・高生270円

天守最上階からの眺め
まず南
 

西
 


 

そして東
 

中央に見られる大手門のような建物は島原鉄道島原鉄道線の島原駅です。
 

西望記念館
 

復興された巽の櫓は、彫刻家である北村西望(きたむらせいぼう)氏の作品を集めた美術館になっており、建物の中あるいは外に作品が展示されています。
 
 


代表作はこれ
長崎市平和公園の平和祈念像です。



御馬見所
お殿様が藩士の訓練状況を見るための視察所
江戸時代から残る貴重な建物です。


丑寅の櫓は民具資料館となっています。


観光復興記念館
1990(平成2)年に始まった雲仙普賢岳の噴火活動の経過を中心に、島原の歴史・文化などを紹介しています。


西の櫓
日本手ぬぐいに描かれた日本各地のお城の絵、および全国のこけしが展示されています。

高く頑丈な石垣
 
 


二の丸跡には島原文化会館が建てられています。

城下町には趣のある建物がちらほらありました。
 
 


時鐘楼

この土地は火山灰や溶岩流でなる地盤のため、城の普請工事は困難であったとされます。
さらに、築城当時の領主である松倉氏の知行は4万石でしたが、それと不釣り合いの立派な城を建てたことも、領民の一揆を引き起こす一因となったといわれています。
次は、島原の乱の舞台となった原城へ向かいました。

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熊本城

2015-08-23 | お城巡り(日本100名城)

熊本城は1591(天正19)年、加藤清正によっては、千葉城・隈本城の二つの城を取り込
む形で作られました。

二十数年前に友人の結婚式のため、熊本を訪れたことがあります。
当時の私は、まだ、城めぐりの趣味はなく、歴史についてもさほど詳しくありませんでした。
そんな、素人でも熊本城のすばらしさは強く印象に残っており、再訪を楽しみにしておりました。

開演時間の8:30にあわせて二の丸駐車場へ向かいましたが、
間違えて、「桜の馬場 城彩苑」の駐車場に駐めてしまいました。
「桜の馬場 城彩苑」は歴史文化体験施設「湧々座」や熊本の食やお土産品がそろう飲食物販施設「桜の小路」などを備えた観光交流施設です。
まだ、新しい施設のようで、駐車場も空いていましたので結果オーライです。

 


未申櫓


熊本城の石垣は、下部は緩やかなものの、上部に行くにしたがって垂直に近くなる「武者返し」と呼ばれる形状です。
力学的にも、見た目も美しいこの積み方は石垣の最終形と行っても良いものじゃないでしょうか。


戌亥櫓
熊本城は現存及び復元された建築物が多く、櫓や長塀を至るところで見られるのも魅力です。


西大手櫓門


いよいよ本丸へ
入園料:大人500円,小・中学生200円
開園時間:3月~11月 8:30~18:00(入園は17:30まで)
     12月~2月 8:30~17:00(入園は16:30まで)
休園日:12/29~12/31


宇土櫓
創建当時から現存する建物です。
地上五階、地下一階ですから、ふつうの城の天守閣並みです。
往事の熊本城はこんな櫓が林立していた要塞だったのです。

宇土櫓最上階からの眺めです。
入場した西大手櫓門を見下ろします。
 

前日に引き続き、朝から暑い日でした。
山城である岡城は暑さ対策も万全で挑みましたが、街中にあり建物も多い熊本城はさほどでもないと思って油断しておりました。
そもそも、熱中して気にしてませんが城というもの本丸にたどり着くのにずいぶん歩かされますし、段差もあります、さらに宇土櫓を上り下りしたため、玉のような汗が噴き出してきてしまいました。


しょうがないので、売店で買っちゃいました。
自分へのお土産ができました。

いよいよ天守閣です。
 


大天守
地上六階、地下一階


小天守
地上四階、地下一階

1877(明治10)年の西南戦争では、政府軍の本拠地を置かれましたが、西郷軍の総攻撃2日前、原因不明の出火で天守閣は消失してしまいました。
現在の大小天守閣は1960(昭和35)年に再建された鉄筋コンクリート製です。
ちなみに西南戦争では政府軍は4000人の籠城しましたが、西郷軍14000人の攻撃に対し、誰一人城内に入れることなく守り切りました。


小天守内の井戸

天守最上部からの眺め
宇土櫓
 

2008(平成20)年に再建された本丸御殿です。
 

近年、あちらこちらの城で御殿の再建が行われています。
名古屋城でも、現在再建しているところで、完成が楽しみです。

御殿の中に入ってみました。


大広間

見事な障壁画です。
 

昭君之間
 

長屋櫓
 

本丸を下ります。
 
 


不開門(あかずのもん)
不浄なものを運ぶときだけこの門を開いたと言われています。


東十八間櫓

手前から四間櫓・十四間櫓・七間櫓
 

左に見えるのが飯田丸五階櫓
 

あらためて述べますが、とにかく石垣が美しい。
どこから見ても、そう思わせるところがこの城のすばらしさです。
 
 


大銀杏の木
熊本城にはたくさんのイチョウがいえられており、別名 銀杏城とよばれています。
これは、加藤清正が朝鮮出兵の際、苦しい籠城戦を経験したためであり、畳の床は里芋の茎で作られたと言われています。

井戸も至る所にあります。
 

熊本城の見所は多く、二時間半見て歩きましたが、まだまだ足りません。
しかし、九商フェリーの予約時間も近づいてきたため、後ろ髪を引かれる思いで、次へ向かいました。

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阿蘇神社

2015-08-19 | 一の宮巡り

肥後国の一之宮は阿蘇神社です。
創立は紀元前270(孝霊天皇9)年といいますから、驚きです。
 



楼門
神社では珍しい仏閣の様式で建てられた二層楼山門式で、「日本三大楼門」のひとつとされています。
ちなみに残り二カ所は、鹿島神宮(茨城)、 筥崎八幡宮(福岡)だそうです。


御幸門
楼門の両脇に御幸門・還御門が配置されています。
ひさしぶりに、ちんどん屋さんを見かけました。

阿蘇神社は、全国的にもめずらしい横参道です。
つまり、楼門に向かって参道があるのではなく、前を横切っているのです。
参道の南には阿蘇火口、北には国造神社が位置していると言われています。
したがって、鳥居も楼門の正面にはありません。


一の鳥居

拝殿
 
 


一の神殿殿
三つの神殿に阿蘇十二明神と総称される12柱の神が祀られています。
このうち、
一の宮:健磐龍命(たけいわたつのみこと,神武天皇の孫)
二の宮:阿蘇都媛命(あそつひめのみこと,一の宮の妃)
十の一宮:國造速瓶玉神(くにのみやつこはやみかたまのみこと ,一宮の子で阿蘇国造の祖)
の三柱が特に重く祀られているそうです。
 

参拝を済ませた後、草千里に行ってみました。

雄大で穏やかな眺めです。
 
 


昔の噴火口である米塚


現在の噴火口
けっこう煙を上げていました。

この日は熊本市内のホテルに宿泊しました。
そして夜は熊本名物の店へ

おしょうしな おもてなし家
営業時間: 17:00~24:00
定休日: 不定休


馬刺し


馬の焼肉とソーセージ
いずれもクセもなく、柔らかくておいしかったです。

ゆったりと楽しむことができました。

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岡城

2015-08-18 | お城巡り(日本100名城)

府内城から、車で1時間半、竹田の町へやってきました。
かつてここには岡藩の藩庁が置かれていました。

まずは、歴史資料館に寄って予習します。


竹田市立歴史資料館
所在地: 大分県竹田市竹田2083番地
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日: 月曜(祝日が月曜の時は翌日,12/29~1/3)
入館料: 小人100円,高校生以上200円


岡城の復元模型
山城ですが、こんなに立派な建物が多く立っていたのですね。

気候さへ良ければ古城でお弁当なんていうのもオツでしょうが、なにぶんにも真夏日でしたので城へ向かう途中、食堂へ寄りました。。
店名: 丸福食堂
所在地: 大分県竹田市大字竹田町550-6
営業時間: 9:30~22:00
定休日: 元日


とり天定食
店内はほぼ満席でしたが、見たところすべての方がとり天を注文されているようでした。
なお、写真を撮った後、もうひとつとり天が追加されました。
味・量ともに満足です。


岡城の総役所跡は無料駐車場として整備されています。


岡城観覧券発売所
日本百名城スタンプはここで押すことができます。
入城手続きは9~17時までで、小・中学生150円,高校生以上300円の料金がかかりますが、

なんと、巻物がもらえます。
 

この巻物、パンフレットなんですが、おしゃれです!
 

山城ですので、杖を用意してない方は借りておきましょう。
 

大手門への登り坂
 

かまぼこ石
石垣の上に置かれた飾りです。
 

反対側に目をやると、



攻め込んだ際にはこの上から矢や鉄砲の弾が飛んできたのでしょうね。

脇にバナナの木が植わっているのも南国の城らしいです。
 


大手門跡


古大手門跡
朝日に向かって眩しいという理由から、変更されたらしいです。


朱印倉跡
公文書を保管する施設があったようです。


中川但見家老屋敷跡が隣接しています。

 

西中仕切門
 

三の丸跡
 

石段を上がった右側が本丸。石段の左を行くと二の丸です。
 


二の丸にある瀧廉太郎像
「荒城の月」の作曲者である瀧廉太郎は、幼少期を竹田で過ごして おり、この岡城にて曲のイメージを得たといわれています。
もっとも、瀧の父親は転勤族であり、幼い頃から地方を転々としていたため、富山城がモデルという説もあります。
また、作詞者である土井晩翠は、仙台城・鶴ヶ城・九戸城(岩手県二戸市)をイメージしたとされ、それぞれに歌碑が設置されています。

石垣の上が本丸です。
 

本丸跡
 

この城は、どこから見ても石垣が美しいです。


 


下に見えるのが賄方跡


石垣が曲面に組まれています。
台風の影響が強い沖縄ではよく見かけるのですが、本土では初めて見ました。


この石段も遺構です。
この上が西の丸で、御屋敷がありました。

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大分府内城

2015-08-16 | お城巡り(日本100名城)

大分市は、かつて府内とよばれ、府内城はその中心に築かれた城です。

1597(慶長2)年、福島直高によって築城が行われ、その後、竹中重利によって現在の城の形ができるとともに城下町も形成されたといわれています。

西南隅二重櫓
 
 


宗門櫓
2つしかない江戸時代から現存する建物のひとつです。


堀には凄い数の魚がいました。
なんとこれティラピアというアフリカ原産の外来種なんです。 


大手口から入城します。

右手に着到櫓が見えます。
 


大手門
日本百名城スタンプはここに置かれています。


天守台
四層の天守閣があったそうです。


天守台からの眺め
府内藩庁の置かれてたこの城はいまでも大分市の中心部にあります。
右に見えるのは東北隅櫓です。



こちらは人質櫓
人質を置いたといわれています。
宗門櫓とともに江戸時代から現存する建物です。


廊下橋

この日は大分七夕祭りが行われる予定です。
 

このため、府内戦紙(ふないぱっちん)と呼ばれる飾り山車の準備がなされていました。
 


黒田八虎のひとり井上九郎右衛門
黒田官兵衛が治めていた中津はこの近くです。

現在、城跡は大分城址公園となっていますが、かつては内堀によって本丸・東丸・西丸に区分されていました。
 

冠木門の跡
 

礎石が残されています。

 

廊下橋は西丸と山里丸をむすんでいました。

 

 

復元にしても廊下橋の建物があるのは大変珍しいです。
私の知っている限りでは。他に福井城和歌山城で見られるだけです。

廊下橋から見た人質櫓
 

西丸の門
 

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九州へ

2015-08-13 | ドライブ・旅行

九州には、日本百名城のうち13カ所(沖縄を含めると16カ所)が存在します。
これらの制覇を3回に分けて計画しています。

まず、2013年夏、北部の平戸城・名護屋城・佐賀城・吉野ヶ里遺跡・大野城・福岡城を訪問しました。
そこで、今年は、中部にある大分府内城・岡城・熊本城・平戸城へ向かうことにしました。

なお、今回は娘が同行することとなりましたので、バイクではなく愛車プリウスでの旅となりました。

関西-九州間はいくつかのフェリー航路が設けられています。
嬉しいことに、どの便も夕方出港し、翌朝到着します。
飲んで?食べて寝ている間に着き、翌日は朝から有効に使えるのでお薦めです。

今回は、泉大津発-新門司着の阪九フェリーを選択しました。
 

この航路に使われているなんと今年就航したばかりの新造船です。
 

当然、船内はすごくきれいです。
 

昔のフェリーは、とにかく多くの人間を積み込むことを重視していましたが、近年は快適さを優先しているようで、

展望室が設けられたり、
 

ミニライブが開かれたりして、楽しむことができました。
 
 

もっとも、とっとと酔っ払ってしまう私には、
 

座って半畳、寝て一畳あれば充分なんですけどね。
 

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リベンジ勝山

2015-08-07 | ツーリング

以前報告させてもらいました、ゴールデンウィークに石川県小松市にある日本自動車博物館へ行ってきました。

このときの記事はこちらです。
日本自動車博物館

予定では、この後、福井県勝山市を観光して、九頭竜川を走って帰るはずでした。
しかし、
迫りくる雨雲にビビって、計画を取りやめ、高速道路で帰ってきてしまいました。

このリベンジにと、今回でかけてきました。

まず訪れたのが、


福井県立恐竜博物館
所在地: 福井県勝山市村岡町寺尾51-11
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30分まで)
(夏休みなどは時間を拡大して開館しています)
休館微:第2・第4水曜日,12/29~1/2
料金: 大人:500円,大学生:400円,高校生:400円,中学生:250円,小学生:250円

ここ勝山からは何種もの恐竜の化石が発見されています。
どうやら福井県は恐竜を観光の目玉のひとつと考えているようで、来る途中でもあちらこちらで「恐竜○○」と書かれた看板を目にしました。

恐竜博物館も大変な力の入れようで、化石や復元模型がこれでもかというぐらいたくさん展示されていました。





また、資料の解説も大変詳しく、幼児から高校生にいたるまで、楽しんで学習できる施設になっていました。
ただ、その分、凄い人出でした。
まあ夏休み中の週目ですのでいたしかたありませんが、ちびっこだらけでした。
 

恐竜博物館からバイクで3分ほどのそば店で昼食をいただきました。


越前そば処 勝食
所在地: 福井県勝山市郡町1丁目264番地
営業時間: 11:00~20:00(土・日・祝は~19:30)
定休日: 水曜日


かつ丼セット
福井といえば、おろしそばとソースカツ丼です。
この2つがセットで食べられる店を前もって調べておきました。

カツ丼はソース・醤油・玉子から選択できます・・・・・・・って、醤油?
元来、福井のソースカツ丼は薄めのソースをかりっと揚げたとんかつに味付け程度にしみこませてあり、柔らかめのカツにジュシーなソースをたっぷり浸してある駒ヶ根のものとは大きく異なります。
そのカリカリとんかつならば醤油もきっと合うハズ・・・と思い醤油を選びました。
結果はビンゴ!
思った通りのおいしさでした。


昼食を終えて向かったのは、


越前大仏 大師山清大寺
所在地: 福井県勝山市片瀬50字1-1
拝観時間: 8:00~17:00
定休日: 年中無休
拝観料: 大人 500円,小中高校生 300円

越前大仏は、バブルまっただ中の1987(昭和62)年に観光目的でつくられました。
当時は、拝観料が大人3000円もして、とても行く気にならなかったことをおぼえています。
その後、臨済宗妙心寺派の寺院となり、拝観料も500円にまで下げられています。
しかし、参詣者数は伸び悩み、土地や建物は公売に出されていますが、いまだ買い手は見つかっていないとか・・・

夏休み中の土曜日というのに、駐車場はこのありさまです。
 

広い境内の中に画一的な建物の門前町が形成されています。
土産物屋が入っていたのでしょうがほとんど営業していません。
 



南大門
東大寺南大門をコピーしたものです。


中門


百仏殿
大理石や鋳物で出来たインド風仏像が並んで置かれています。
とにかくこのお寺には仏像が多い!
人気のない境内で多くの仏像に囲まれていると不思議な気持ちになってきます。


五重塔

巨大すぎて、間近で撮影するとこうなっちゃいます。
 

エレベーターが設置されていました。
 

最上階から大仏殿を見下ろしました。
 

ゴーストタウン化していた門前土産物街
 


大仏殿
東大寺の大仏殿を模しています。


大仏
中国洛陽市にある龍門奉先寺の毘盧舎那如来をモデルにしているそうです。
像高は17メートルあり、東大寺の大仏より2メートルも大きいです。

大仏の左右には4体の脇侍仏が置かれていますが、これも迫力充分です。
 

壁面には1,281体の諸仏が安置されており、荘厳です。
 

越前大仏はバブル景気に任せて、コンクリートの巨大建築物を建てたものですから味気ないものと思っていましたが、30年ものあいだに線香やろうそくのすすが染みつくことによってかえって質感が上がり、おごそかな印象をうけました。

ただ、この日は日本中で猛暑日を記録しており、広い境内をまわっているうちに汗だくになってしまいました。

熱中症予防のため、大量に水分をとって次の目的地に向かいました。



勝山城博物館
所在地: 福井県勝山市平泉寺町平泉寺85-26-1
開館時間: 9:30~16:30
休館日: 毎週水曜日,12/28~12/31
入館料: 大人500円,小・中・高校生200円

かつて、柴田勝家の一族である柴田勝安によって築かれた勝山城がありましたが、
ここはまったく関係ありません。

越前大仏を設立した資産家が1992年(平成4年)つくった天守閣の姿をした博物館で、内部は設立者のコレクションが展示されています。

天守閣の高さは57.8mあり、日本一の高さです。
もちろん、姫路城よりも大阪城・名古屋城よりも大きいのです。
 

石垣には竜が彫られています。
秀吉が見たら、さぞうらやましがるでしょうね。
 

現在、勝山市・大野市では「奥越前スタンプラリー」なるものを実施しています。
勝山市と大野市の観光地それぞれ1カ所、合計2カ所のスタンプをえることが最低の応募条件です。
 

勝山市の観光地は3カ所も回りましたので、次は大野市です。

ということで、道の駅「九頭竜」に寄りました。
ここで、スタンプをゲットして応募しておきました。
当たるといいなぁ
 

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ユピテル MOGGY YPL521 を取り付ける

2015-08-01 | SR400


ユピテル MOGGY YPL521付属のシガープラグコードです。
本体側はUSBミニB端子となっていますから、USB電源との接続は簡単そうなんですが、ひとつ問題があります。

取扱説明書によると、
「パソコン接続で充電するときは、本機の電源はOFFになります。パソコンでの充電中は、本機を操作することはできません。」
と注意書きがあります。
パソコンに限らずUSBから電源をとる際には、充電はできますが、つないだまま操作はできないのが仕様のようです。

実際、試してみると、電源端子脇の緑ランプが点灯し、充電が行われていることは確認できました。
しかし、電源ボタンを押しても何の反応も起きません。

実はコレ、USBケーブルの問題です。
通常のUSBケーブルでは、PC側が「ホスト」、周辺機側が「デバイス」となるようになっています。
「ホスト」は「デバイス」に対し接続制御を行えるのに対し、「デバイス」は「ホスト」から制御信号を与えられて初めてデータ伝送が行えるわけです。

USBケーブルを替えれば、周辺機側を「ホスト」として認識させることも可能です。
USBminiコネクターは5本線(VBus / D- / D+ / ID / GND)となっていますが、このうちID線が、GND線にショートしていると「ホスト」として認識します。

最近はスマホやタブレットをPCと接続させる機会が多くなり、双方が「ホスト」となりうる可能性が出てきたため、こうしたケーブルがホストケーブルとして市販されています。

ところが、PCパーツ店でホストケーブルを探してみたのですが、USB Aオス-USB mini Bオスという仕様は見つかりませんでした。

そこで、USB microBオス-USB mini Bオスを買い、
 

USB microBオス側にUSB Aオスへの変換コネクタを接続して使用することにしました。
 
 

つぎは、バイクへのマウントです。
YPL521の5インチであり、これはiPhone6と6Plusの中間にあたります。
したがって、バイク用品店で多数陳列されているスマホ用マウントの中から、選ぶことにしました。


今回重視したのは、着脱式であることです。
私は、ナビを取り付けたハンドルまわりに関しては何とも思わないのですが、ナビを取り付けていない状態は好きではありません。
たとえば、近所に出かけるときにわざわざナビなんか使いませんよね。
そんなときに何もついてないマウントがかっこわるく見えるのです。
SR400を美しさで選んだのですから、この点を重視し、デイトナの「スマートフォンホルダーWIDE IH-250D クイックタイプ」を選びました。

フックの大きさや取り付け位置を変えることによっていろいろな大きさ・厚さの機器にフィットするように工夫されています。
 

ただ、YPL521を取り付けるとフックと電源端子が重なってしまいます。
 

少しずらせば大丈夫なようです。
 

YPL521には自動車のダッシュボードに取り付けるためのスタンドとブラケットが付属しています。
このブラケットを利用できないか試してみました。

何とボルト1本で簡単についてしまいました。
 
 

パイプハンドルなので車体への取り付けは簡単
 

うん、良い感じです。

 

 

追補(2016.9.11)

いろいろ試してみましたがボディーアースが上手くとれないので、現在はモバイルバッテリーで駆動しています。

ユピテル MOGGY YPL521について 

コメント (14)
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