橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

土鍋を買いに行く

2012-10-28 | なにげない日常

きしめん・天むす・みそかつ・手羽先・あんかけスパ・小倉トースト・・・・・名古屋めし数々あれど・・・
愛知県民橋吉とて、これらをしょっちゅう食べているわけではありません。

しかし、
味噌煮込みだけは別!
冬はもちろん年中、我が家の定番メニューです。
ですから、土鍋も家族の人数用必要なのです!
が、最近2つほど割れてしまいました。

こうなったら、
「よおし、お父さんが買ってきちゃる!」
といつもの手を使ったのですが、
ここのところ何度も繰り返してきたのでもうバレバレ
今回はヨメさんも一緒に行くこととなりました。

で、私は奥様号の運転手を仰せつかったのでした。

まずは寄り道
向かったのは内部駅


近鉄内部線の終着駅です。
内部線と途中から枝分かれしている八王子線は、ともに線路の間(軌間)が762mmの特殊狭軌線です。

近鉄の他の路線は新幹線と同じ標準軌すなわち軌間が1435mmですので、内部線は半分しかないのです。

かつて鉄道黎明期には軽便鉄道というものがありました。
これは軽量なレールが使用し、地形的制約の克服に急曲線・急勾配が可能となり、建設費・維持費の抑制のため低規格建設できるというものでした。
しかし時代が進むにつれ、徐々に一般の路線と同じ幅のレールに敷き換えられていき、今でも特殊狭軌で営業しているのは近鉄内部・八王子線の他には三岐鉄道北勢線(三重県)、黒部峡谷鉄道本線(富山県)ぐらいになってしまいました。

この内部線も廃線にしてバス輸送に変えるという案が浮上しているようです。
少し前、SevenFiftyさんに取材を依頼しておりましたが、このニュースを聞き、自分で乗ってみたくなりやってきた次第なのです。


かわいい電車
通常の近鉄電車はあずき色なんですが、この電車はカラフル

しかも、3両編成のそれぞれが色違い!

小さなシートが左右に1席ずつ。
路線バスより狭い?

長いすの車両もありますが、

短足橋吉でも届きそう・・・

出入り口は民家のトイレのドアみたい

左右のつまみをつまんで押し上げるタイプ、最近見なくなりましたねえ

もちろんエアコンはありません。

内部線は全線四日市市内5.7kmを走ります
周囲は畑と住宅が半々です。

日長駅のホームは三角です。

ここから八王子線が分岐しているからです。
といっても、東日野駅・西日野駅の2駅で1.3kmしかありません。

車窓の風景も変わってきました。

四日市駅到着

八王子線の電車も四日市駅まで乗り入れています。

けっこう本数出ています。


なお、名古屋線・湯の山線へは改札口をいったん出て乗り換えなければ行けません。



さて、本日の目的である土鍋です。

四日市の萬古焼(ばんこやき)は陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器(器)に分類され、耐熱性に優れる特徴を持ちます。
 
特に土鍋の国内シェアは、7、8割だと言われています。

ばんこの里会館へ行ってきました。

地名もそれらしいでしょ。

おお、いっぱいある!

こんなものも

こんなものもあります。

選んだのはこれ!

とこれ!

翌日の夕食が味噌煮込みうどんであったことはいうまでもありません。

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熊川宿

2012-10-23 | ツーリング

小浜ツーリングの続編です。

愛知から小浜へは、
名神→北陸道→敦賀IC→国道27号→小浜
というルートをナビは指示すると思いますが、
名神→北陸道→木之本IC→国道303号→国道218号→国道27号→小浜
と走った方が信号も少なくながれも良いため、はやく到着できるようです。

このうち、国道218号・27号は古くから若狭と京都を結ぶ主要道であり、若狭街道とも鯖街道ともよばれています。

ここを通るたびにみかけるのが、


鯖街道の宿場町で伝統的建造物群保存地区に指定されています。
今までは、帰路を急いでいたり、バイクに積んだ鯖が傷むのが気になるのでパスしておりましたが、この日は余裕があり、立ち寄ってみました。



周囲は山に囲まれており、街道に寄り添うように宿場町がつくられています。

土曜日でしたが観光客で劇混みというほどでもなく、歩きやすかったです。


街道に沿って前川という水路が流れています。



ここの良いところは生活感が残っているところです。
宿場町の中には外見のみ江戸時代風にしてありますが、観光客相手の商売はあれども住民の姿が見えず生活感を感じさせない、まるで映画のセットのような薄っぺらさを感じさせるところもあります。

熊川宿には電気のメーターがあったり、


エアコンがあったり


住民の車がとめてあったりと人々が生活している息吹があちらこちらで感じられます。



唐箕(とうみ)
米や豆のもみがらやさやを風力を利用して取り除く道具です。
しかし、表通りに出してあるのはわざとらしいなあ。

観光客ではなく地元の人向けの店もちらほら見かけました。
新聞販売店


とうふ店


酒屋


旭ツバメ学生服?


駐在所



旧逸見勘兵衛家住宅
伊藤忠商事2代目社長伊藤竹之助の生家
このように江戸時代風の建物もあれば、明治・大正・昭和を感じさせるものもある様々です。



新築中の住宅
どんな家になるのでしょうか。



茅葺きだった屋根はトタンに換えられています。
茅も手に入りにくいだろうし、共同作業でしていた吹き替えも人手が集められないだろうから、こうなるのでしょうね。


子守り石
子供がここに乗って遊んでも、不思議と怪我をしないのでこの名がつきました。
宿場をつくるときからここにあり、歴史を眺めてきたことでしょう。


御蔵道
近江国に近かった熊川宿には小浜藩の御蔵が設けられました。
船着場に着いた米はこの道を通って蔵屋敷まで運ばれました。

そば屋だ!

 熊川宿 ひのきや
 住所:福井県三方上中郡若狭町熊川39-25-1
 営業時間:11:30~14:00 16:00~19:00
 定休日:月曜・火曜


福井といったらコレ!
橋吉は、腹がが満たされても嗜好品として食べます。


京都が近いので、にしんそばもありますね。
しかし、京都価格の約半額!


                   おろしそば
かやくごはんがついて550円
福井独特の黒くて平ぺったいそばです。
硬くしまっており、噛むほどにそばの香りを楽しむことができます。
おろし大根は辛く刺激的でわさびは要りません。
越前のおろしそばは花かつおがのせられているのが定番ですが、ここではありませんでした。

陽気が良いので、帰り道は北陸道木之本ICをパスして、一般道で帰りました。
何気なくメーターを見るとちょうど24,000kmに達する瞬間でした。
と、ほぼ同時にVランプが「ピカー!」


パチスロならば大当たり確定、至福の時間の始まりなんですが・・・
近々、Vベルトを交換しに行かなあきません。

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箸を買いに行く

2012-10-21 | ツーリング

不思議な話ですが、愛用の箸が片方だけすり減って?小さくなりました。
使いづらいほどではないのですが、
一回り小さい母の箸と区別がつきにくくなってしまって、気がつくと片方だけ母の箸と入れ替わっている始末・・・

ということで、一念発起して(大げさな!)箸を買いに出かけました。


コスモス畑を越えて、


琵琶湖も越えて、

向かったのは福井県小浜市です。
ご存じですか?小浜市は全国の塗り箸の80%を生産しているのです。


箸のふるさと館WAKASA
住所:福井県小浜市福谷8-1-3

若狭塗箸協同組合加盟業者で生産された3,000種類もの箸が展示即売されています。

で、選んだのがコレ

塗り箸ですが、滑りにくいように先端が加工されています。

今まで使っていた箸は父が買ってくれたものでした。
自分の箸とよく似ていたので、印をつけていたので覚えています。
その父も亡くなって22年・・・
ということは22年以上も同じ箸を使っていたのです。
この分でいくと私の一生で使う箸はあと1膳か2膳・・・・?
ですから螺鈿の入った高級品を奮発しちゃいました。

本日のミッションを完了したところで、昼食をいただくことにしました。


お食事処 濱の四季
住所:福井県小浜市川崎3丁目5番
営業時間:平日11:00~14:30,土日祝11:00~14:30 17:00~20:00
定休日:水曜,12/28~1/5

御食国若狭おばま食文化館の別館で地産地消をコンセプトした郷土料理を提供してくれる店です。


濱の海鮮丼 1,080円
刺身は新鮮でおいしかったですが、ご飯の量は少なめでした。

窓の向こうの港を眺めながらいただきました。

小浜に来ると、必ず行うことがあります。


ひとつは焼き鯖寿司を工場直営店で購入すること。


もうひとつは、鯖街道の起点であるいずみ町で鯖の浜焼きを購入することです。

そして今回から「雲城水」を汲むという、あらたなノルマができました。


港近くにある平成の名水百選にもえらばれている湧き水です。
帰宅後、コーヒーを入れたり、焼酎の水割りに使ってみましたが、マイルドですっきりした感じがしました。

水には全く疎い橋吉ですが、今回はT2さんのブログに紹介され知り、あらかじめペットボトルを持参していきました。

ただ、気をつけてみると名水百選にえらばれている「鵜の瀬」「瓜割の滝」の表示も近区で見つけました。
これから小浜へ行くときはペットボトル3本いるかも?

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カレー皿を買いに行く

2012-10-09 | ツーリング

カレー皿が割れたので、買いに行った。
それだけのことなんですけどね。

ただね、私は愛知県民なんですよ。
愛知には日本有数の陶器すなわち「せともの」の産地である瀬戸市があります。
この恵まれた環境にあるのに、そこで行かないこと他の46都道府県民に申し訳ないと思うのです・・・・・・・・・・・・?
なんて言う自分勝手なごたくを並べて瀬戸市へミニツーリングへ出かけました。

とりあえずは腹ごしらえから、

道の駅「瀬戸しなの」で、いただいたのが、


瀬戸焼きそば(大盛り)500円  漬け物はサービス
そもそも市内の深川神社近くにあった焼きそば店の独特のレシピが昨今のB級グルメブームにのり広がり始めたものです。
日本そばのように細く、ちぢれのすくない麺、ソースではなく甘い醤油味であるところが最大の特徴です。
始めて食べたときは少々違和感を感じましたが、不思議と癖になるおいしさがあり、今回またコレを目的に来たわけです。

ああ、違った違った、カレー皿を買いに来たんだった。

我が家から瀬戸市までは一般道で1時間ほどです。
しかし、橋吉の住む尾張西部とは名古屋をはさんで反対側に位置します。
間にある300万人都市でたいていの用は済みますので、瀬戸へ行く機会は少なく、近くて遠いところでもあります。

たしか、20年ぐらい前に来たときは、町の真ん中に川が流れていて、その脇に古い町並みがあったなぁ。


あった!

しかし、川沿いの建物は新しくなっていました。


しかも、こんなおしゃれな商業施設や


こんな立派な瀬戸物ミュージアムなんてできていました。
おかげでバイクを駐輪できましたけどね。

それでも、バイクを降りて歩いてみるとこんな渋い店もあり、

陶器がよくわからない橋吉はさっさとこの店で買っちゃいました。

周囲には何軒もの陶器販売店が軒をつらね、

お値打ち価格(?)がつけられているのでした。

あらためて歩いてみると、ぽつりぽつりと古い建物も残っていたり、

古い店を改築した飲食店もあったりしました。

さらに銀座も残っておりました。

さすがに陶器の町だけあって、
家も陶器風

祠も陶器

橋の欄干も陶器

さらにその上に陶製のモニュメント

もっといろいろ見て回りたかったのですが、翌日が人間ドックだったのでこの日はこのくらいで帰ることにしました。

何しろ、この日の目的はカレー皿でしたから

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八王子城

2012-10-06 | お城巡り(日本100名城)

北関東城廻りツーリング2日目です。

朝目が覚めると、外は・・・・・・雨・・・・・・・やっぱり・・・・・・

週間予報ではずっとこの2日間は晴れの予報でした。
しかし、初日夜、ホテルのテレビを見ると、関東全域雨100%の予想!

「はずれてくれ」
「降り出しが遅れてくれ」
という思いも天に届きませんでした。

どうしたものかと悩みましたが、とりあえず雨の中安全運転に心がけ、八王子城に行ってみることにしました。


駐車場
今回写真は、雨中、防水対応のスマホでとったものです。
画質が著しく悪いですが、あしからず。


管理棟
ここで日本百名城のスタンプを押します。


復元工事が行われているようです。


御主殿跡まで行くのに川や堀切を、幾度も渡り、それぞれに橋が架かっています。
この橋は、昔、木製だったのでしょうね。


こちらは木製で復元されていました。



大手門跡


大手道


曳橋
御主殿跡にかかる木造の橋、いざというときは破壊して敵の侵入を防ぐわけですが、
巨大です!右下のパワーショベルと比べてみてください。


5列縦隊ぐらいできそうです。


曳橋から御主殿、虎口
八王子城は小田原城の支城です。
戦国時代、この地の軍事拠点は5kmほど北東にあった滝山城であった。
しかし、1569(永禄12)年、武田信玄軍に落城寸前にまで追い込まれた結果、滝山城の防御体制が不十分であることを痛感し、八王子城に移転したと言われています。
これは平山城から山城への移転であり、時代の流れに逆らっている点が疑問でした。
しかし、現地に立ってこの迫力を見て納得
中世の山城を利用して、巨大な要塞をつくったわけですね。


御主殿虎口


石段も踊り場もすべて石が敷かれているのは八王子城独特です。


御主殿を下から見たところ


御主殿入口


内部は整備工事中でした、

1590(天正18)年、小田原征伐の一環として八王子城は豊臣秀吉の軍勢に加わった上杉・前田・真田連合軍に攻められました。
このとき、城主の北条氏照以下家臣は小田原城に駆けつけていたので、八王子城はあっけなく落城してしまいました。
小田原城開城12日前のことでした。

八王子城はさらに山頂付近にいくつかの曲輪を配置する山城ですが、この日は雨天につき山道を登るには不安です。
さらにここまで、誰とすれ違うこともありませんでした。
人もマムシも・・・・


そんな中で万が一のことがあっても多くの人に迷惑をかけるだけなので、今回はここで撤退することとしました。


10月20日にはガンダンス施設もオープンします。
機会あったら、再訪したいと思っています。

ともかく、これで日本百名城、中部・近畿につづいて関東制圧です。

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鉢形城

2012-10-03 | お城巡り(日本100名城)

鉢形城は、埼玉県大里郡寄居町大字鉢形にある戦国時代の城跡です。
荒川と深沢川に挟まれた地形を利用して作られています。


現地案内板

鉢形城を築城したのは関東管領山内上杉氏の家臣である長尾景春と伝えられています。
その後、小田原の北条氏康の四男氏邦によって整備拡張され、北条氏の北関東支配の拠点となりました。
武田信玄や上杉謙信の攻撃にも耐え抜きましたが、秀吉の小田原征伐が始まると前田利家・上杉景勝など北国軍に包囲され、一ヶ月の籠城の末むなしく廃城となりました。

まずは歴史館へ行って、予備知識とフィールドマップを仕入れました。


                      鉢形城歴史館
          所在地:埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2
                  開館時間:9:30~16:30
 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、祝日の翌日、年末・年始
            入館料:一般200円,高校生・大学生100円

日本百名城スタンプもここで押すことができます。
   

また、広い駐車場も用意されています。
利用時間は開館日の9:00~17:00


外曲輪
深沢川南にある大きな曲輪、歴史館もこの一角にあります。


土塁が囲んでいます。


馬出
角馬出とよばれる長方形の馬出は北条氏の城の特徴です。


伝逸見曲輪
鉢形城は全体像がとらえにくいので、フィールドマップを手にしての見学をお勧めします。


深沢川の水を引き込んで堀としています。


諏訪神社
諏訪部遠江守が家老になった時に信州の諏訪神社から神様を分祀され建てられたそうです。


虎口
諏訪神社から三の曲輪へはまっすぐ行けないようになっています。


復元された四脚門

ここをくぐると
三の曲輪です。

三の曲輪の土塁は石垣におおわれていました。

石組みの排水溝跡も見られました。


伝秩父曲輪に復元された四阿(あずまや)


井戸


三の曲輪と二の曲輪の間の堀

敵が青線方向に移動し塹壕戦を行うのをじゃまするために、畝が赤方向に作られています。
北条氏の城に見られる構造です。


堀にかかる木橋


二の曲輪


本曲輪
樹木展示林として約680種もの国内・外国産の樹木が植えられています。


田山花袋は旅行でこの地を訪れ、景色の良さに驚嘆し漢詩を残しました。
「襟帯の山河は好く、雄視す関八州、古城の跡は空しくありて、一水なおも東にながる」


伝御殿曲輪あたりだと思うのですが自信がありません。


当時の石垣が露出しています。


笹曲輪


荒川にかかる正喜橋から本曲輪方向を見てます。
城がかなり険しい崖に守られていることがよくわかります。

鉢形城は河岸段丘につくられた城です。
ある角度から見るとかなり険しいですが、別の角度から見ると平坦にもみえます。
歩いてみると思った以上に疲れ、見学に1時間以上かかりました。
自分だったら武将だったら、なめてかかり、一斉攻撃をかけ、返り討ちに遭っていたと思います。
名城です。

この日は足利氏館・金山城・鉢形城と日本百名城を3カ所まわりました。
百名城ではありませんが、このあと吉見町の松山城も見学する予定でした。
しかし、残念ながら日没サスペンデッド、東松山市のホテルへ。

東松山の名物は焼き鳥
駅前には何軒もの焼鳥屋が・・・
変わっているのは豚の頭肉をつかった「カシラ」も一緒に売られているところです。


テイクアウトしてホテルで一杯やりながら、この日は眠りにつきました。

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