橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

岐阜城

2010-11-28 | お城巡り(日本100名城)

岐阜城の歴史は古く、1201年(建仁元年) 二階堂行政が稲葉山の上に砦を築いたのが始まりです。
その後、いったんは廃城になるが15世紀の中頃からは、美濃の守護代が居城としています(当時は稲葉山城とよばれていました)。
その後何度も城主を換えてきましたが、1541年(天文10年)には城主の斎藤利道三が、守護の土岐頼芸を追放し名実ともにこの地を支配します。
しかしながら、息子の斎藤義龍に討ち取られてしまいます。
そして、1567年(永禄10年)に織田信長によって攻め落とされると、この地は岐阜と改名され、この城を本拠地にして天下統一へと乗り出すのでした。

金華山の頂上に立つ岐阜城は市内はもちろん、愛知県からも確認することができ、広範囲から見られる城としてはおそらく日本でも5本の指にはいるのではないでしょうか。


麓にある岐阜公園です。


この三重塔は大正天皇の即位を記念して立てたそうです。

偶然にも、訪れた日は信長公居館跡発掘調査の現地公開日でしたので寄っていきました。



城へのアクセスはロープウェーを使うほかにいくつもの登山道があります。

登りは西から北へと回り込む「瞑想の小径」とよばれる道を選択しました。


所々岩が露出しているのと木の根が這っているので気をつけなければいけませんが勾配は緩やか・・・


とおもいきや、だんだんと道は荒れ坂も急となり・・・


こんなになってしまいました。


それでも、


驚いたことはこのルートで出会った人たちです。
七十過ぎとおぼしきおばあさん、幼稚園児らしき子供を歩かせるお母さん、走ってトレーニングする中学生、果ては乳児を背負って登る女性!さすが高橋尚子さんを産んだ土地です!

汗だくになり、息をあげ1時間、ついに到着しました。


1601年(慶長6年) 徳川家康は岐阜城の廃城を決め、天守、櫓などは加納城に移されたため、現在のものは鉄筋コンクリート建築の復興天守です。

天守から岐阜市街を眺めてみました。


お城時計です。


隅櫓を模した岐阜城資料館です。ここで百名城スタンプを押すことができます。


井戸です。岐阜城のある金華山は巨大な岩の塊(なんと古い時代に南半球で作られたものが
地殻変動で移動したらしい)であるので湧き水はなく、この井戸は大変大切なものであったそうです。


閻魔堂がありました。


土塀も再建されたものです。


「天下第一の門」と名付けられた門です。


ロープウェーの山頂駅


隣にはリス村がありました。


帰りは南斜面を通る「七曲がり登山道」で下りました。

前半の20分ほどはこのような緩やかな階段が続きます。


中間あたりに分岐点がありました。岩戸公園は駐車場が無料なので自動車の方はこちらを利用されるとよいと思います(バイクはどちらも無料)。


後半はこのような道がだらだらと続き、計35分で岐阜公園に到着しました。

「七曲がり登山道」は広く緩やかですが変化なく単調でおもしろみはありませんでした。往路「瞑想の小径」、復路「七曲がり登山道」という今回の選択は正しかったようです。

「七曲がり登山道」を降りた岐阜公園には岐阜市歴史博物館と


子供の頃来たくてしょうがなかった(でも、そんな思いもいつか忘れていた)名和昆虫博物館があり、ゆっくりと見学していきました。

                      岐阜城
             岐阜県岐阜市金華山天守閣18
          時間: 3/16~5/11    9:30~17:30
                  5/12~10/16  8:30~17:30
                        10/17~ 3/15   9:30~16:30
                         (元旦のみ  6:30~16:30)
           料金:  大人200円、小人100円(天守閣・資料館共通)

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苗木城

2010-11-23 | お城巡り(続日本100名城)

苗木藩は、美濃国恵那郡・加茂郡の一部(現在の岐阜県中津川市苗木)に存在した石高一万石という最小クラスの藩でした。
その藩庁が置かれたのが苗木城です。

戦国時代の天文年間に遠山直廉が築城したのが始まりとされています。
信長没後、一度は豊臣方の森長可に城を落とされましたが、
関ヶ原の戦いが起こると、遠山友政は豊臣方から苗木城を奪い取りました。
この功が家康に認められ、遠山氏は苗木藩主として明治までこの地を治めました。


苗木遠山資料館です。まずはここで予習しておくと良いと思います。もちろん案内図も手に入ります。

資料館にバイクを停め、十数分ほど歩きました。


風呂屋門が見えてきました。


石垣の上の足軽長屋がありました。



真言宗寺院の龍王院跡です。苗木藩は小藩であるが故に明治政府の政策も忠実に実行せざるを得ず、廃仏毀釈を徹底的に行ったそうです。

左手に石垣、右に空堀があります。



風吹(かざふき)門を抜けると、

三の丸です。ここには大矢倉がありました。

登ってみました。



駈(かかり)門を横目に見て、


本丸を目指します。


大門跡。ここからは石段を登りながらいくつもの門を通らなければなりません。


御朱印倉跡
この城は天然の巨石と石垣を上手にコラボさせて作られています。



綿蔵門跡です。

礎石には柱をはめ込んだ跡が見られます。

二の丸跡を見下ろします。



坂下門跡


菱櫓門跡

的場跡


千井戸、けっして枯れることなく千人の用を足すのでこの名が付いています。山城にあってこの井戸は心強いでしょう。




本丸口門跡


具足蔵と


武器蔵の跡


玄関口門を超えると


本丸玄関です。これを登るといよいよ


天守跡です。
現在は展望台になっていますが、なんと柱の穴跡にあわせて作られています。



天守跡からの景色です。


三の丸の大矢倉をみおろしました。

天守を降りたところにある巨石「馬洗岩」です。かつて敵に水脈を切られたとき、馬をこの上に乗せ、米を使って洗うふりをし、水が豊富であるかのように敵の目を欺いたそうです。



笠置櫓跡。ここも見晴らしが良いですね。

通常、苗木藩のように一万石クラスでは城持ちにはなれなかったので、最小の城持ち藩といえるでしょう。
そのためか、大きな合戦の舞台から離れた土地のためか、苗木城の知名度は低く、日本百名城にも入っていません。
しかし、その堅牢さ、美しさ、史跡の保存具合は十分一流ではないかと思います。


                                  苗木遠山資料館
                    岐阜県中津川市苗木2897番地の2
   http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/museum/toyama/
             開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
            休館日: 月曜(月祝の場合は翌日),12/27~1/5
                             入館料金: 一般310円

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

落合宿へ行ってきました

2010-11-21 | ツーリング

映画「十三人の刺客」をご覧になりましたか。
ダイハードの時代劇版という感じで、理屈抜きに楽しめるアクション映画でした。
将軍の腹違いの弟という立場に甘んじて、悪行の限りを尽くす暴君を討ち取るためにわずか13人が300人を超える軍勢を迎え討ちます。
このため中山道の落合宿を買収。大掛かりな罠を仕掛け、参勤交代を狙います。

舞台となった落合宿は現在どうなっているのでしょうか。
疑問に思い、バイクで出かけました。

しかし、「落合宿」はツーリングマップルに載っておらず、場所がわかりません。
ナビで検索しても出てこないため、とりあえずJR中央線の「落合駅」へ行ってみました。



駅の名所案内に「落合宿」はありません。

次に駅は駅でも、道の駅「きりら坂下」へ行ってみました。

とりあえずだいたいの位置はつかめました。

お昼になったので、19号線沿いにある木曽ごへー本舗で昼食をとりました。スキー帰りにたびたび寄る店です。


蕎麦とごへー餅(この店はこう書きます)の定食です。
木曽の五平餅はみたらし団子のように丸いのです。

「落合宿」はこのあたりかなとスピードをおとしてみると郵便局に案内板がありました。



向かいのコミュニティセンターに駐輪して散策することにしました。ここには案内図もおいてありました。


少し南に旧中山道が通っています。


宿場の名残が感じられる建物です。


大きな釜!


本陣です。

中に入れてもらえませんでしたが、通用門の隙間からパチリ


常夜灯がありました。


上の井です。ポンプになっていました。


宿場跡を出て、馬込宿方面に向かって歩いてみました。
しばらくすると民家もまばらになりいい感じになってきました。

と思ったのもつかの間、道の勾配がどんどん増していき息が上がります。

「徒歩でなくバイクで来ればよかった」と思いつつも、「こんな急坂はバイクでは怖い」とも思い返してみたり・・・


医王寺です。地獄に仏と言うほどでもなかったのですが、
この見事なしだれ桜には心いやされました。


ほどなく、目的であった石畳に到着です。

ここから、馬籠宿に向かって約1km石畳が続いているそうです。

帰り道は、下り坂なので楽です。
すると、行きは見落としていた景色に気がつくことができました。


道祖神でしょうか。


向かいに見える山も色づいていました。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和歌山城

2010-11-13 | お城巡り(日本100名城)


和歌山城は御三家の一つである紀州徳川家の居城です。

もともとは、秀吉の弟である豊臣秀長が根来・雑賀討伐を終えたこの地に城を気づいたのが始まりです。
しかし、秀長は和歌山城の完成を見ずに大和郡山に入り、和歌山の地へ戻ることはありませんでした。

案内板に沿って進むと、護国神社裏に天守閣登り口があります。

結構きつい坂です、「善意の杖」が置いてありますので不安な方はこれを借りられるとよいと思います。

このような石畳風の部分は濡れていると滑りやすく、気をつけて登らなければいけません。

天守閣は壁面修復工事中でした。


四年前に撮影した写真を載せておきます。

写真の大天守の隣には小天守があり、


さらに、

乾櫓


二の門櫓


楠門
多聞廊下で連結し、楠門を閉じると要塞化する連立天守の形態です。

残念ながら1945年(昭和20年)空襲によって消失し、現在の建物は1958年(昭和33年)に再建されたものです。

和歌山城を訪れるのはこれで3回目です。過去2回はここまでで「なんだ鉄筋コンクリートとかよ」と帰ってしまったのですが、それは実にもったいないことでした。

今回はさらに周りを歩いてみました。


まずは、本丸跡です。
残念ながらここは中に入れないので、天守閣から見た写真を載せておきます。


ここから二の丸へ向かう途中の石垣です。
状態がいいので新しい時代に積まれたようにも見えますが、大樹がからまっているところをみると歴史を感じざるを得ません。



銀用水とよばれる井戸です、とてもおおきくまるで倉庫のようです。


二の丸跡です。

西の丸は紅葉渓庭園とも呼ばれる藩主の隠居所でした。

なんと、ここを無料公開しています。


紅葉の季節には早かったのですが、十分楽しむことができました。

庭園の外も落ち着いたいい雰囲気です。


西の丸と二の丸は御橋廊下で結ばれています。

この橋は靴を脱いで渡ります。
斜面になっているので床板の角が土踏まずのツボに当たり痛い・・・でも健康にいいかも?


外堀の周りを歩いてみました。


大手門です。


岡口門です。


駐輪場がわからず、有料駐車場の前で悩んでいたら、係員がここの横を教えてくれました。もちろん無料です。助かりました。

岡口門を入ったところにある、松の丸隅櫓の跡です。


大河のように広い堀です。
こう広ければここから侵入する奴はいないので、冒頭の坂の上を重点的に防御すればよいのです。
裏をかいて、こちらから攻めてもバチャバチャ音がして、奇襲は無理ですね。

徳川御三家にふさわしい大城郭で、十分歩きがいがありました。
その点は名古屋城と同じですが、実戦における要塞としては和歌山城の方に軍配が上がる気がします。

    和歌山城天守閣(日本百名城スタンプは入場券販売所で出してくれます)
         和歌山市一番丁3番地
   大人 400円,小人(小・中学生)200円
    9:00~17:30(入場は17:00まで)
         12/29~12/31は休み

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空気入れ

2010-11-07 | バイク


かっこよくないですか?機能美ですよね。

みなさんはどうやってバイクのタイヤの空気を入れていますか?
私はセルフ式のガソリンスタンドで入れていました。
でも、金具が合わないのかうまく入れることができないのがあります。
今まで利用していたところも、器具を換えたらしく先日来うまく入れることができません。

たまたま、自宅で使っていた自転車用の空気入れも壊れたこともあり、新調することにしました。

空気入れの相場がわかんなくて5,000円くらいするつもりで、「バイク7」へ行ったのですが、
750円からあるのですね。
今回は珍しく一番高価なものを買いました。といっても、2,814円ですけど。
空気入れってけっこう壊れやすく、安物買いは銭失いになりかねないような気がします。
2気筒なので踏む回数も少なくてすみそうです。

見やすそうなエアゲージが付いていますが、まぁ参照程度でしょう。
エアゲージも壊れやすいですね。今までにいくつ買い換えたことか。

今は、ペンタイプのものを使っています。
これが一番いいですね。これだけさびても十分使えます。

シルバーウイングの後輪はフォーサイトより1インチ大きいのですが、ディスクローターも大きくバルブがその陰になってしまって空気を入れにくいです。
ビクスクは皆こんなモンなんでしょうか。


延長ホースを使っていましたが、ねじが噛んでしまって回らなくなってしまいました。
現在はエクステンションバルブを使っています。

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いただいちゃった

2010-11-03 | なにげない日常

仕事から帰ると、宅配便が届いていました。


差出人は「千葉テレビ」

家人は「なぜ?千葉なの?」と不思議顔・・・・?


実はこれ、千葉テレビ制作の「週刊バイクTV」という番組の視聴者プレゼントなのです。

マニアというわけではありませんが、結構こまめに懸賞応募していた頃がありました。

で、そのとき得た教訓が、
「女性読者(視聴者)が多いのは×、少ないのは○」ということです。

こまめに応募するのは圧倒的に女性が多いようです。
したがって、旅行雑誌などはてんであたりませんでしたが、
女性読者が少ないバイク・車関係の雑誌ではけっこう、いろいろいただきましたよ。
コンピューター雑誌なんてヲタクさんがこまめに応募しそうですが、意外や意外、確率高いですよ。
やっぱり、最大のライバルは女性のようです。

今回はバイク番組で且つ、在京のTV局でないので可能性はぐっと高いとよんでいましたがズバリでした。


今回、GETした品はAraiのTシャツです。



洗濯するうちに、プリントがはげそうですが、綿100%のTシャツですから使い道はいくらでもありますね。


ところで、この「週刊バイクTV」ですが、
毎週30分間にわたって、新車の紹介とかツーリングのやイベントのレポートを行ってなかなか見所のある番組です。

残念なのは、
 テレ玉【毎週火曜夜10時00分】放送
 とちぎテレビ【毎週金曜夜10時30分】放送
 三重テレビ【毎週水曜深夜25時20分】放送
 サンテレビ【毎週木曜深夜24時40分】放送
でしかみられないことです。

番組のHPです。
http://www.chiba-tv.com/bike-tv/

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする