橋本屋吉次郎電子日誌

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知多四国八十八カ所巡りを考えている方へ

2014-05-21 | 知多四国八十八箇所巡礼

知多四国八十八カ所巡りを知ったのは10年ぐらい前のことだったと思います。
しかし、なかなか情報がなくて詳細がわからず、何もできずにいました。

そこで今回はこれから知多四国八十八カ所巡りをしたいと考えてみえる方へ、私なりのアドバイスを記しておきたいと思います。

【服装】
一般的な遍路姿は白装束で、菅笠・輪袈裟・手甲・札ばさみ・さんや袋・脚絆・白地下足袋・金剛杖・念珠をそろえた姿が正装とされていますが、知多四国では多少省略してもかまわないようです。
普段着の上に白衣と輪袈裟だけを羽織って見える方もけっこう多いですし、私の場合はバイクということもありライダージャケットのままで失礼しておりました。
(初めのうちは輪袈裟だけ首にかけていましたが、なんかそれではナメた格好のような気がして止めました。)

【用意】
・納経帳
知多四国では各寺院の住職の御真筆を印刷されたものを用い、参拝すると御朱印を押してもらいます。


・納め札
大師への自己紹介用の札です。

各寺の弘法堂には納札入が置いてあります。


・般若心経経本

暗唱していれば必要ありません。
巡礼を始めた頃はネット上にあったものをプリントして読んでいましたが、それでもよいかと思います。

・さんや袋(ショルダーバッグ)
遍路で使う白い肩掛け鞄のことです。
私は普通のショルダーバッグを使っていましたが、硬い素材だと納経帳を出し入れするときにその角を痛めてしまいますので、柔らかい布製のさんや袋が適していると思います。
ただ、雨には弱そうです。
以上のグッズは1番札所の清涼山 曹源寺(豊明市栄町)で販売されていますので、そこで購入してもよいかと思います。

・念珠

・100円玉 

・お賽銭
知多四国の御朱印は100円です。
巡礼の際は小銭がたくさん必要なので、普段から用意しておきましょう。
私はズボンの左ポケットに100玉、右ポケットにお賽銭用の小銭を入れてまわっていました。

・地図
Google Mapをナビ代わりにしていました。
バイクでもともでも使えます。
便利な時代になりました。

【お参りのしかた】
知多四国は、その付け根である豊明市から時計回りに札所が設けてありますが、巡礼の順番は決まっておりません。
好きなように回ればいいのですが、番号順に時計回りに廻ることを「順打ち」、逆順に反時計回りに進む事を「逆打ち」とよび、この2パターンが多いようです。
私は基本的に「順打ち」でまわりましたが、効率的に移動できるよう一部順番を入れ替えました。

お寺に着いてからは、
1 山門で合掌して一礼
2 手を洗い、口をすすぎ、身を清めます。
 (知多四国では手水が出ないところもあり、その場合は割愛しました。)
3 本堂のご本尊にろうそく・線香・賽銭をささげ、合掌して読経する。
 (私はろうそく・線香は略していました。)
4 弘法堂の大師様にろうそく・線香・納め札・賽銭をささげ、合掌して読経する。
5 納経所で御朱印をいただく。
 納経所は庫裏や本堂脇にあり、緑の暖簾がかけられているので、わかりやすいです。

 多くのお寺では納経所横にインターホンまたは呼び鈴がありますので、人がいないときはこれでよびます。
(私はこのあと写真を撮りました。)
6 再び山門で合掌一礼して去ります。

【交通手段】
知多半島では名古屋鉄道を利用するとよいでしょう。
なお、名鉄では、「歩いて参る知多四国」という催しを行っています。
予約は必要なく、当日に指定された駅に行けばOKです。
一人でまわるのは心細い人は利用されるとよいかもしれません。
逆に静かにまわりたい人はこの催しとぶつからないように日程を確認しておきましょう。

各寺には駐車場が整備されていますので、自動車・バイク・自転車で巡礼されている人も見かけます。
ただ、古い集落の道は狭く大きい車だとすれ違いに困るところもあります。
知多四国はせいぜい軽自動車までぐらいがよいようです。
大きい車で運転に自信のない方は、大通りに停車して歩かれた方がよいかも知れません。

【納経所受印時間】
3~9月・・・06:00~18:00
10月~2月・・・07:00~17:00

【参考図書】
知多四国八十八カ所めぐり(眞野由季江・祥伝社)
 

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知多四国八十八箇所 その43

2014-04-30 | 知多四国八十八箇所巡礼

これで、知多四国のすべての霊場参拝し終え、その足で結願の報告に向かいました。

結願【八事山 興正寺】名古屋市昭和区八事本町本町78


名古屋の街中ですから、駐車場も有料となっています。
さて、「バイクはどうしたものかと」駐車場係おじさんに尋ねたところ、「参道脇の邪魔にならないところに駐輪してくれ」とのこと。
そこで、目立たないようにとめておきました。もちろん無料でした。


まず、参拝前に昼食を済ませましょう。


                           饂飩坊 一休
                  愛知県名古屋市昭和区広路町石坂16
               営業時間: 11:30~15:00,17:30~21:00
                           定休日: 木曜

興正寺の目の前にあります。


みそ煮込み定食 900円
基本がしっかりしたおいしいみそ煮込みでした。
おすすめできます。

お腹を満たしたところで、参拝に向かいます。

興正寺は西山普門院と奥之院がある東山遍照院と大きく二つに分かれています。
まずは西山のから


中門


愛知県内唯一の五重塔です。

石段を登って
 


観音堂


西山本堂


納経所
ここで御朱印をいただくことができます。

西山は納経帳の最後のページにいただきました。
 

また、東山(奥の院)の御朱印もこちらでいただきました。
こちらは最初のページにおしていただきました。
 

通常、寺社の御朱印は300円ですが、知多四国の場合、印刷されたところに印を押すだけということもあり100円です。
興正寺は手書きでしたが各100円でした。

なお、この納経所では、納経帳・納め札など知多四国八十八カ所巡りに必要なグッズが販売されていました。


圓照堂
この日は本堂で法要が行われ、ここ圓照堂では別の法要が行われていました。
また、普照殿では結婚式が執り行われており、境内は黒いネクタイをした人と白いネクタイをした人が行き交う不思議な光景が見られました。

墓地を抜けて奥に進むと
 


ここから先は女人禁制です・・・って昔の話ですよね?
なお、ここを境に東山遍照院に入ります。

ほとんど人気のないところに建てられた小さめのお堂
 


え?こんなところに総本尊?
たしかに、3mを超える立派な大日如来像が鎮座されていました。


鎮守社


弘法堂

このあたりへ来ると名古屋の市街地であることを忘れ、まだ知多にいるような錯覚さえ感じます。
 

しかし、振り返ってみると中京大学のキャンパスが・・・


もともと興正寺のものであった土地の一部を中京大学に売却しましたのですが、真言宗の総本山である高野山の許可を得なかったこと、土地代の一部を上納しなかったことにより、今年の1月興正寺の住職は罷免を言い渡されてしまいました。
これに対し、興正寺側は「包括団体である高野山との関係を解消する」と宣言してしまいました。
その後、いったんは謝罪しましたが、再び対立。現在もおさまっていません。


三十三観音


東山本堂


隣接する不動護摩堂
この二つの建物を東山精舎(奥の院)と呼んでいます。

おまけ
モダンでありながら境内に妙に溶け込むデザインのトイレ
 

仏のお慈悲で?120円のままの自販機
 

広く見応えのある境内でまわるのに約1時間かかりました。

さて、これで知多四国八十八カ所を一周することができました。
途中から納経帳を母にプレゼントすることを思い立ち、結願の後、渡しました。
ですから、いつのことになるかわかりませんが、今度は自分のためもう一度まわりたいと思っています。

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知多四国八十八箇所 その42

2014-04-27 | 知多四国八十八箇所巡礼

86番 観音寺、85番 清水寺参拝のあと、ちょっと寄り道


聚楽園(しゅうらくえん)大仏
子供の頃から、知多へ行くたび、電車やバスの車窓から、大仏さんの姿を見て、いつか近くで見てみたいと思っていました。


鉄筋コンクリート製ですが、銅色に塗装し直されているので質感は高まって見えます。
像高18.79mで、奈良の大仏よりも大きいです。

1927(昭和2)年にある実業家が建立したもので信仰としてよりは観光的な目的が強かったそうです。

現在は「しあわせ村」として東海市が整備する公園の一角に取り込まれています。
 


地方公共団体が管理する施設内なので宗教的色彩はなく、コンクリート製の仁王像があるぐらいでした。


88番【瑞木山 円通寺】大府市共和町小仏67

道順の都合で先に88番霊場を参拝しました。
 


弘法さま・馬頭観音・鳥彗紗摩(下の病気の神様)が祀られています。


弘法堂と渡り廊下でつながっている本堂
修復中のようで


こちらが仮本堂
 


鐘楼


しだれ桜
最盛期は見事なんでしょうね。


いよいよ、あと1箇所で結願になりますが、
この方は200回も巡礼されているそうです。脱帽です。


87番【鷲頭山 長寿寺】名古屋市緑区大高町鷲津山13
知多四国八十八箇所の中で唯一、名古屋市内の霊場です。
もっとも現在は名古屋市緑区ですが、もともとここ大高町は知多郡の一つでした。
 


山門


本堂
 


弘法堂


観音様とお地蔵様


藤棚
こちらも最盛期は過ぎているようでした。


これで、知多四国の88カ所の霊場、3カ所の開山所、7カ所の番外霊場すべて参拝し終えました。
本四国八十八カ所では結願の報告を高野山へする習わしがありますが、知多四国のこれに代わる結願寺が名古屋市天白区八事にある興正寺です。
次回興正寺参拝の報告をもって知多四国八十八カ所巡り第1回を終了したいと思います。

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知多四国八十八箇所 その41

2014-04-25 | 知多四国八十八箇所巡礼

知多四国八十八箇所霊場は番外と結願寺を合わせると99寺になります。
2年前に開始したこの巡礼もいよいよ大詰め、残すところ5寺になりました。

86番【大悲山 観音寺】東海市荒尾町仏供田45


山門


手水舎


鐘楼


本堂
 
 


観音堂

紅白の紐は弘法さんと結ばれています。
 


草紙懸けの松
平洲とは江戸時代の儒学者である細井平洲のことです。
かの上杉鷹山の師となった立派な人です。
しかし、このエピソードはどうなんでしょうか。
こんなことを武勇伝と思って語っているのはろくな人ではありません。
平洲ともあろう人ならば、小生意気なガキの時分の話をいつまでもしてもらいたくはないと思います。


しかも、この松は三代目であり、この枝じゃあ子供でも腰掛けられません。
これは史跡でも天然記念物でも何でもないと思うのですが・・・

奥の院と彫られた石柱を見つけました。
 


石段を降りていった先に

奥の院がありました。
 


白龍明神


85番【慈悲山 清水寺】東海市荒尾町西川60


山門
といっても、小さなお寺で本堂の前に駐車場があり、その横に石柱があるだけでした。


本堂
 


弘法さん


役行者と子育て観音


こじんまりと金刀比羅大権現


(続きます)

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知多四国八十八箇所 その40

2014-04-12 | 知多四国八十八箇所巡礼

知多市のお寺の参拝はこれで終了し、いよいよ東海市に突入します。
東海市は知多半島の北端に位置し、名古屋方面から見ると入り口にあたります。
ですから、過去何回かの巡礼のたびに同じ道を通って知多半島へ出かけていました。
そのなかで気になる店があり、本日の遅い昼食はそこでとることにしました。


                瀬戸うどん 東海荒尾店
           愛知県東海市荒尾町大城68番地
                年中無休・24時間営業

すき家やなか卯を展開するゼンショーグループに属するさぬきうどん店です。
24時間営業のため、この前を通るたびに朝から食欲をそそる香り漂わせていますので、チェーン店ではありますが気になっておりました。


かけうどんセット
うどんはまあまあですね。
丸亀製麺の方がおいしいです。
ミニ天丼はなかなかよかったですが、私はうどんの味はわかっても天丼には疎いのでアテになりません。
ただ、これで500円はリーズナブルですね。
チェーン店ですからしかたありませんが、愛知でこの店名は良くないです。
「瀬戸内海のうどん」ではなく「瀬戸市のうどん」を連想します。
近年、瀬戸焼きそばなんてB級グルメで売り出しているのでよけい間違えられそうです。


82番【雨尾山 観福寺】東海市太田町天神下ノ上5


山門


本堂
 


観音堂
ご本尊十一面観音に加えて、毘沙門天・不動明王・六観音・六地蔵・行基菩薩・弘法大師・光山大師・御祖祖様が祀られています。

嘉永四年と書かれた額がさりげなく掲げられています。
 

三好青海入道のよろい兜が展示されていました。


戦国時代、荒尾村(現東海市)に深谷助左衛門という侍がいました。

助佐衛門はとても大きく信心深く、力の強い大男で、またの名を三好青海入道と云いました。
助佐衛門が観福寺御本尊に百日祈願すると、満願の日に千人力と三十六貫の鉄棒を授かりました。
 

ところが千人力で助左エ門が歩くと地響きが起きて村人に迷惑をかけたので、百人力に下げてもらいました。
 

池田輝政の家来になり、三好青海入道と改名。
 

戦場で三十六貫の鉄棒を使って敵を攻撃して、活躍しました。
年老いて荒尾村に戻り、「よろい兜」を観福寺に奉納したそうです。



愛染堂


西国観音



陶製の仁王様
常滑あたりでは陶製の像が多く見られましたが、東海市まで来るとずいぶん少なくなります。 


83番【待暁山 弥勒寺】東海市太田町寺下4


木の香りがしそうな新しい山門

お仁王様も新しいですが、
 

古い像もしっかり残されていました。
 

ここから少々坂を登ることになりますが、車で行くこともでき、
境内に駐車します。


ロータリー式になっており、いったん奥の方へ進み矢印にしたがって時計回りに境内に向かいます。


本堂
 


弘法堂


御宝塔堂
八角形の宝篋印塔を中心にして、そのまわりを建物が囲んでいます。
この宝篋印塔を時計回りに3回あるいは7回、21回、歳の数まわって参拝します。


84番【瑞雲山 玄猷寺】東海市富貴島町北島28

前記事に「知多四国八十八箇所のお寺は駐車場が整備されています」と書きましたが、ここはその中でも特別立派です。
 


新しく立派な楼門

中では鮮やかな四天王がにらみをきかせていました。




 


本堂も新しいです。
 

御朱印をいただいた御内儀より、記念印(左上)は昨年できた涅槃仏をデザインしたこと、その像は墓地の裏手にあることを教えていただきました。


涅槃仏です。
後方の民家と比べていただけば、その巨大さはご想像つくかと思います。


弘法堂


とにかく、このお寺、建物も仏像もみな新しく豪華です。
どうやってこんなにそろえることができたのでしょうか。
宝くじでも当たったのでしょうか?
でなければ、檀家さんの負担が気になってしまいます。
まっ、よけいなお世話ですね。


さて、知多八十八箇所ものこすところラスト4寺になりました。
頑張れば、この日の内に終了することもできましたが、
「百里の道も・・・」
のたとえもありますので、焦らず次回に回すことにしてこの日の巡礼は終了としました。

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知多四国八十八箇所 その39

2014-04-06 | 知多四国八十八箇所巡礼

80番【海鳴山 栖光院】知多市八幡観音脇25


山門


りっぱな仁王門

脇にはこれまた立派なクスノキ
 


石段を登ると、弘法堂と観音堂があります。


弘法堂


観音堂

再び石段を降りて、本堂

 

石段下にも弘法堂がありました。
 


巡礼のついでに寄ってみました。

                         知多市歴史民族博物館
                      愛知県知多市緑町12番地の2
                           9:00~17:00
                             入場無料
どこにでもあるような歴史資料館ですが、小中学生によって作られた展示物の解説が新鮮でした。


81番【巨渕山 龍蔵寺】知多市八幡小根138


山門
なにやらカラーコーンが置いてありますね。


なるほど・・・


立派な駐車場が用意してありました。

知多四国八十八箇所のお寺には駐車場が用意されています。
ただし、途中の道が細かったり曲がりくねったり坂だったりするので、大きい車は避けた方が良いです。


本堂
 


弘法堂


秋葉大権現


祠の後ろには、イブキの巨木がそびえ立っています。


お地蔵さん


(続きます)

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知多四国八十八箇所 その38

2014-04-03 | 知多四国八十八箇所巡礼

久しぶりに知多四国八十八カ所巡礼に出かけました。
今年になって初めてです。

78番【宝泉山 福生寺】知多市新知東町1-8-3


山門


本堂

今年は弘法大師御巡錫、すなわち知多半島の聖崎に上陸されて医王寺・岩屋寺で護摩祈祷された後、知多半島を北上されてから千二百年の記念年です。
このため記念宝印(左上)が加えていただけます。

本堂内に祀られている弘法さん


やけん大黒天
大正2年、本堂が炎上、焼け跡の中から大黒天像のみが無事な姿で発見されました。
以来、防火の神として、また厄よけ、開運の神として尊崇を得ています。
「やけん」とは「焼けない」の意味です。
なお、これはコンクリート製のレプリカです。


79番【白泉山 妙楽寺】知多市新知下森29


山門


本堂



弘法堂


いぼ地蔵
なるほど癌もイボの一種なんですね。


水子地蔵


白山大権現と秋葉大権現

1809年(文化6)年、ここの住職亮山阿闍梨は弘法大師の夢告によって発願。三度四国に巡拝を重ね、岡戸半蔵・武田安兵衛の協力を得て、知多四国霊場を開創しました。


番外 開山所【白泉山 妙楽寺】知多市新知下森29


妙楽寺の境内には亮山阿闍梨が祀られている開山所がもうけられています。


亮山阿闍梨の開山像
穏やかな表情ですね。

(続きます)

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知多四国八十八箇所 その37

2014-01-11 | 知多四国八十八箇所巡礼

73番~77番霊場は、通称「佐布里五ヶ寺」いわれております。
広い駐車場が用意されており、その周囲に5つの霊場が配置され、歩いてまわることができます。
いわば、ボーナスステージです。

77番【雨宝山 浄蓮寺】知多市佐布里地蔵脇36


県道沿いの77番 浄蓮寺より時計回りに参拝しました。
77番は喜寿に通ずるとの思いで参拝者も多いそうです。


山門


本堂


73番【雨宝山 正法院】知多市佐布里地蔵脇30


山門


本堂


73番,75番,76番、3カ所の御朱印をいただきます。


75番【雨宝山 誕生堂】知多市佐布里地蔵脇
本四国の75番善通寺が弘法大師の誕生の為、誕生堂とよばれています。 
73番 正法院の境内にあるお堂です。
急な石段を登っていきます。


本堂


74番【雨宝山 密厳寺】知多市佐布里字地蔵脇24番地


山門


本堂


薬師堂


76番【雨宝山 如意寺】知多市佐布里字地蔵脇13-1


古くからある朱色の山門


新しい山門


本堂


十王堂

住職不在とは思えない立派なお寺でした。


佐布里五ヶ寺を参拝して77番浄蓮寺へ戻ってきました。
本日の巡礼はこれで終了にして、一息つきたいと思います。


                       山門前のカフェ絲音(しおん)
                 所在地;愛知県知多市佐布里西之脇口4-1 
                  営業時間;[4月~9月]10:00~19:00
                         [10月~3月]10:00~18:00
                        定休日;水・木曜日

 SevenFiftyさんに教えていただいた古い民家を利用した純喫茶です。

店内から佐布里五ヶ寺が見えます。

日だまりの中、久しぶりにおいしいコーヒーをいただくことができました。

 

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知多四国八十八箇所 その36

2014-01-06 | 知多四国八十八箇所巡礼

71番【金照山 大智院】知多市南粕谷本町1-196


山門


本堂
本尊「聖観世音菩薩」、前立「馬頭観世音菩薩」が祀られています。

こちらには毘沙門天と養鶏守護仏が祀られています。


さらに、薬師如来、お不動さん、弘法大師が祀られています。


安政年間に盲目の老人が祈願したところ、老人の目は癒えたのですが、ひきかえに大師像の左目が傷ついていたそうです。
それ以来、老人が残していった眼鏡が像にかけられ、「めがね弘法」と呼ばれるようになりました。


八百比丘(はっぴゃくびく)御手植の大樟
若狭に八百比丘とよばれた尼さんがいたという伝説があります。
八百比丘は800歳まで生き、その間に諸国をまわって歩いたのですが、この寺に参拝した際にクスを植樹され、
「我死なば其の霊この樟樹の精とならん」
と言い残こして若狭に帰られたそうです、


慈母観音


72番【白華山 慈雲寺】知多市岡田字太郎坊108-1


山門


本堂


観音堂
1660年の建立で、江戸時代は本堂でした。


弘法堂

(続きます)

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知多四国八十八箇所 その35

2014-01-04 | 知多四国八十八箇所巡礼

国道155号線沿いにある以前より気になっていた店で昼食をとりました。


                            うみかじ食堂

     所在地;愛知県常滑市小倉町4丁目178 チャレンジハウス小倉1F
 営業時間;11:00~14:30,17:30~22:30(平日),11:00~22:30(土・日・祝)
                           定休日;水曜日
 
ここは沖縄料理を味わえる店です。

先日、「47都道府県行ったことがある!」といつもの自慢をしたところ。
「一番良かったのはどこですか?」と質問されました。
「住むならば松山、遊びに行くならば沖縄」というのが私の答えです。


                          チャーハンランチ 690円

ソーキがとにかく柔らかくておいしいです。
チャーハンは普通かな。


コーレーグス(島とうがらし)を泡盛に漬け込んだ調味料


ブルーシールアイスも味わえるようです。

さて、お腹を満たしたところで巡礼を再開しましょう。

66番【八景山 中之坊寺】常滑市金山屋敷25


山門

小さなお寺です。
山門くぐってすぐのところに駐輪したら本堂の隣でした。


本堂


弘法さん


67番【松尾山 三光院】常滑市小倉町5-80
ナビに従ってお寺はすぐに見つかったのですが、
「虫供養道場 駐車場」はて?

帰宅してからググったところ、
「虫供養は、農作業によって犠牲になった虫を供養するための行事で
道場と呼ばれる小屋を建て、掛け軸を飾り、その前で昼夜踊り続ける。」といったものだそうです。


山門も飾られています。


本堂
誘われ、内陣でお参りをしました。


「どうぞ撮ってくださいと」勧められて、掛け軸を撮影
さらに、抹茶で接待をしていただきました。


弘法堂


寿山塚
初代大野城主佐治宗貞が埋葬されています。


開かずの門
かつて、大野城が攻められたときに、城主の奥方がこの寺に逃げてこられました。
かくまるためそのとき以来この門は固く閉ざされているそうです。


衣掛けの松
この松に着物を掛け、井戸に身を投げたと見せかけたため、この名が残っています。


68番【龍王山 宝蔵寺】常滑市大野町3-30


山門
火消し大師霊場とあります。


そのためか観音堂は鉄筋コンクリートでした。


本堂

(続きます)

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