橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

伏見をゆく その1

2013-05-29 | ツーリング

天神様の参拝を済ませ、いよいよこの日の第2の目的地である伏見へ移動します。

そもそも、私が歴史好きになったのは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」に出会ったことに始まります。
中学校の図書室で偶然見かけ、聞き覚えのあるタイトルに興味を覚えて手にしたのです。
それからしばらくの間は坂本龍馬の生き様を感銘し、あこがれておりました。
そして、この小説の中にしばしば登場する船宿「寺田屋」に一度行ってみたいと思いながらも、なかなか実現できませんでした。

ようやく巡ったチャンスです。この日の目的地は寺田屋に決め、さらに周辺の見どころを調べてみました。
するとすぐ近くに月桂冠大倉記念館という施設が見つかりました。
さらに、ここのウェブページに「幕末散策路 坂本龍馬ゆかりの地を歩く」と銘打った案内があり、ここに紹介されているコースのうち「丹波橋・薩摩屋敷コース」を逆向きに歩くことにしました。

出発地は京阪本線丹波橋駅です。
近くのサイクルパーク丹波橋(京都府京都市伏見区京町北7丁目6-1)に駐輪しました。


良心的な料金設定です。


歩行者出口は狭くコの字型になっております。
駐車チケットなしで自転車・バイクを出せないように、すなわち窃盗できないように工夫されています。

線路沿いに少し南へ行くとラーメン店がありました。
実は前もって「伏見 グルメ」で検索しておいたのですが、ヒットしたのはラーメン店ばかり。
あまり知られていませんが、京都はラーメンがおいしい街でもあるのです。


                              大黒ラーメン 
                    京都府京都市伏見区京町大黒町118
                            11:00~23:00


                    チャーシュー麺580円+焼きめし220円

豚骨醤油ですがあっさりしております。濃い味でインパクトを与えるラーメンも多い中、じわーと豚の旨みが伝わってくるスープです。
柔らかめの細麺で、飽きがこない感じでした。
一方、値段を見て飛びついてしまった焼きめし、こちらも淡泊で破綻する寸前のパサパサ感が忘れられない一品です。


御香宮神社【伏見区御香宮門前町】


近鉄桃山御陵前前駅に着きました。
1区間歩いたわけですが、あっという間でした。

東に目をやると

御香宮神社の一の鳥居です。

鳥羽伏見の戦いの際には、新政府軍の薩摩藩がここに駐屯していたそうです。


表門
なんと伏見城の大手門を移築したものです。


境内にある桃山天満宮
そうそう今日は学業成就のお参りに来たのですから、ここにも参拝しましたよ。


こういうものがまさにごろごろ転がっているのが京都です。


拝殿
中国の登龍門の故事に基づいた極彩色彫刻がほどこしてあります。


本殿
主祭神は神功皇后です。


御香水
神社の名の由来となった清泉
名水百選にも認定されていますが、飲まれるならば濾過されているこちらを


絵馬堂
いつ頃奉納されたものでしょうか
こんなものがさりげなくあるのが京都です。


伏見奉行所跡の石碑【伏見区奉行前町】
御香宮神社から南へ10分ほど歩いたところに伏見奉行所がありました。
現在は住宅地となっています。


建物外壁も蔵屋敷風になっていますね。

この近くに伏見奉行所跡の石碑があるはずですが・・・・なかなか見つかりません。

・・・・・違う石碑は見あたるのですが


常盤就捕処(ときわしゅうほのところ)
常盤とは言わずと知れた源義経の母
平治の乱で源義朝が敗死したため、三人の子を連れ逃亡したものの、母の捕縛を聞き六波羅に自首しようとしたところ平氏に捕らえられたという。
ここだったのかぁ
こんな石碑がすぐ見あたるのが京都です。

他にも伏見工兵第十六大隊の衛戍地跡の石碑


桃陵団地の歴史を記した石碑は見つかったのですが、目的の伏見奉行所の碑が見つかりません。

付近を探すことしばし・・・・

なんと草に埋もれておりました。

かつて、このあたりに伏見奉行所の建物がありました。
鳥羽伏見の戦いの際には、幕府軍の陣地となり、新撰組もここに駐屯していました。
しかし、薩摩が駐屯していた御香宮神社まで徒歩10分足らず、こんな近いところで対峙していたのですね。
現在でしたら、直接、砲弾でもロケット弾でも打ち込めそうな距離です。


(伏見をゆく その2に続きます)

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とりあえずミッションクリア

2013-05-26 | ツーリング

いつも通りその日も自宅を出発。
ただし職場へは向かわず、東名阪→新名神→名神と乗り継ぐこと125km

1時間30分の道のりを予想していましたが、リフレッシュ工事がったり、市街地の渋滞があったりで30分ほど余分に時間がかかってしまいました。
平日は走りやすいかと思っていたのですが、必ずしもそうではないですね。


本日第一の目的地は北野天満宮です。
なんたって今年は公的にも私的にも受験生を抱えていますから・・・

天神様の境内には牛の置物がいっぱい


元祖ゆるキャラ?
撫でると賢くなるそうで、どれもつるつる

そして神門に向かうと、修学旅行生でいっぱい

高校受験に備えて熱心に神頼み・・・・

がんばれよ!

京都への修学旅行は昔から定番ですが、近頃は5名ほどのグループで貸し切りタクシーでまわるのが流行っているようです。
タクシー運転手は観光地にて案内もされます。
で、盗み聞きしちゃった。


この井戸は、豊臣秀吉の聚楽第完成に伴って北野大茶会が催された際に使われた井戸だそうです。

バスでクラス単位で移動するのにくらべ案内が良く伝わるし、他の観光客にとってもじゃまにならなくて良いです。


勧学札ゲット!
本日のミッション早くも終了!


あれ!特別公開中ですね。


宝物殿
開催日が以下に限られています。
縁日(毎月25日),元日,観梅シーズン(2月上旬~3月下旬),4月10日~5月30日,紅葉シーズン(11月上旬~12月上旬)

私は三度目の参拝にして始めて拝見することができました。

ここで知った知識をさっそく知ったかぶりしますと、
古来、神社には神馬を奉納するのが習わしでしたが、たくさん奉納されても維持するのがたいへんです。
そこで、絵に描いた馬を奉納するようになり、これが絵馬の由来だそうです。
ですから、昔の絵馬は実物大であり、大きなものでした。


さて、せっかく京都へ来たわけですから、次の目的地へと向かいましょうか。

(続きます)

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知多四国八十八箇所 その25

2013-05-22 | 知多四国八十八箇所巡礼

先回の巡礼から投入した新兵器、スマホホルダー
これを腕につけてナビ代わりにしていましたが、
ふと思いつきました。

ハンドルに固定した方が、
見やすい。
安定している。
取り付けやすい。

これからこれでいきます!
何で今まで気がつかなかったのでしょうか?

さて、とばしてしまった内海の2カ所に再チャレンジです。


47番【井際山 持宝院】知多郡南知多町大字内海字林之峯66番地


山門
山門奥に何台か駐車できるスペースがあります。

さらにその奥の門柱には、

ということはマイクロバス以外は登山可能ってことですよね。
登山?


この写真ではわかりにくいですが、結構な坂道・・・
バイクで失礼します~


本堂


弘法堂


48番【禅林山 良参寺】知多郡美浜町大字小野浦清水18


山門


おおきなマキの木


本堂


弘法堂
お助け大師と呼ばれ、昭和4年見えぬ目が開眼した事例と、昭和50年には病院でも治らぬ皮膚病が治った事例が実名を挙げて書かれていました。


金比羅大権現


稲荷大明神

樹齢400年のイブキの木

1983(昭和58)年のこと、なんと根本に赤ちゃんを抱いた観音様が突然現れたそうな。
子安観音として拝まれております。


この日の巡礼はこれにて終了です。

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知多四国八十八箇所 その24

2013-05-20 | 知多四国八十八箇所巡礼

内海の霊場はあと2つ、47番持宝院と48番良参寺です。

しかし、ここで少々アクシデント
グーグルマップナビにしたがって47番持宝院へ向かうのですが、なぜか唐人お吉像に着いてしまいました。
あらためて、チャレンジしてみるて今度は隣町の野間へ行ってしまいました。

あとからわかっていたことですが、前者は私の操作ミス(経路検索をせずナビボタンを押したので以前の目的地へ案内した)であり、後者は前もっておこなった位置設定が間違っていたようです。

しかし、このときはそんなこともよくわからず少々パニくってしまいました。
まあ、こんなときは食事でもして一段落付けましょう。


                  なみ平(野間)の海鮮丼 1,000円
特に可もなく不可もないといった感じでした。ごちそうさまでした。

さて、野間に来てしまったので予定を変更して野間大坊へ行くことにしました。

50番【鶴林山 大御堂寺】知多郡美浜町大字野間東畠55
51番【鶴林山 野間大坊】知多郡美浜町大字野間東畠50


50番・51番は同じ敷地にあります。御朱印は野間大坊本殿でまとめていただけます。

ここは以前、紹介したことがあるので、
「於大と江ゆかりの半島めぐり」ツーリング(前編)
今回は省略します。

ただ、血の池は以前にも増して澄んでおり、国家存亡の危機は訪れていないようでした。よかったよかった。


50番~53番は一山なので、野間大坊にバイクを残したまま歩いて移動しました。


52番【鶴林山 密蔵院】知多郡美浜町大字野間字松下105


鮮やかな朱色の山門


本堂

 

弘法堂


不動堂


修行大師





かじとり観音


観音様の横に補損されている船
第二次世界大戦中に小笠原沖で、御用船が米軍により沈められた。
船長以下の乗組員はこの救助艇で脱出するも30日以上漂流
しかし、かじとり観音のお導きで奇跡的に船長の家があるこの野間までたどり着くことが出来たそうです。


53番【鶴林山 安養院】知多郡美浜町大字野間東畠90-1


山門


本堂


弘法堂



安楽地蔵


水子地蔵


みちびき地蔵
お地蔵さんがいろいろです。

樹齢600年の巨大なソテツ



(続きます)

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知多四国八十八箇所 その23

2013-05-18 | 知多四国八十八箇所巡礼

46番【井際山 如意輪寺】知多郡南知多町大字内海中之郷12番地


山門

脇のナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)がちょうど見頃でした。

明るさを感じる境内です。


大きなソテツ


本堂


隣接する弘法堂

住職の手作りグッズが販売されていました。


こんなものも売っていました。
漁業の町でもある内海らしいです。


44番【菅生山 大宝寺】知多郡南知多町大字内海字大名切36番地


山門

3~4月にかけて境内に咲き誇る木蓮が有名で、通称もくれん寺とよばれています。
花の季節はおわってしまいましたが、青葉萌ゆるのもまた趣があります。

ここは、現代版駆け込み寺で、
収容人数100人のもくれん荘は、暫く一人になって考えたいという女性に開放されています。



弘法大師のお告げによって湧き出した霊泉


本堂


弘法さん


観音堂


境内にある休憩所もくれん茶屋
残念ながら老死高齢のため、現在は休店中だそうです。


あじわいのある字と詩は、浄瑠璃太夫の岡本文弥氏の作


もくれん観音


かわいらしいお地蔵さん


さって、このあと南知多町郷土資料館に寄ってみましたが、

内海高校の旧校地後を利用した施設であり、図書館はグラウンドの向こう
お昼時にわざわざ開けてもらうのも気が引けましたのでパスしました。



(続きます)

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知多四国八十八箇所 その22

2013-05-16 | 知多四国八十八箇所巡礼

オイル交換したてのカブ110で知多半島を疾走しました。
やっぱり新しいオイルは良いですな~
エンジンが良くまわる気がします。
とはいえ、高回転にぶち込むと零戦のような音になってしまいます。

今回のスタート地点は内海、高速が使えないため自宅からは2時間ほどかかりました。

45番【尾風山 泉蔵院】知多郡南知多町大字内海字南側69番地
国道247沿いにわかりやすい看板が立ててあります。

国道側の入り口

北側に山門があります。


稚児大師


本堂


弘法堂


別名、だるま弘法とよばれています。

レモンとボンタンをかけ合わせたボンデローザの大きな実

境内からさらに上に向かう石段がありました。
何か立て札がありますね。


おお!これは行かずにおれません!

境内を振り返ってみました。

だんだん道は細くなります。

着きました。

解説は現地案内板に任せます。


奥にはうっそうと竹が茂っています。
矢竹でしょうか。だとすれば城があった当時から植えられていたものでしょうか。
この奥にある土塁と堀切を見に行きます。



ところがますます藪が深くなってきました。
それでも、かいくぐって行こうとしたのですが、
突然、後ろに引っ張られてしまいました。
ショルダーバッグの肩紐が竹に引っかかったのですが、
なんだか、この後に遭遇する危険を仏様が知らせてくれたような気がして、ここで引き返すことにしました。

一段下の曲輪の観音様


海に向けての展望台がありました。

小学生が地引き網を引いているのが見えました。


奥に見えるのは愛知県でも人気の高い内海海水浴場です。
そして、手前に見えるのが、日帰り温泉施設の「白砂の湯」なんですが、


いつのまにか閉められていました。
愛知県の日帰り温泉施設はどんどん閉店に追いやられている気がしますが、他の地域ではどうなんでしょうか。

その敷地の一角にある「唐人お吉の像」

唐人お吉とは
本名、斎藤 きち。
この地に生まれ、やがて下田に転居、その後売れっ子芸者となりました。
1857(安政4年)年、初代アメリカ総領事ハリスは慣れない異国暮らしからか体調を崩し床に臥せってしまったそうです。
困った通訳のヒュースケン世話をする日本人看護婦の斡旋を地元の役人に依頼しましたが、当時の日本人には看護婦の概念がよく解らず、妾の斡旋依頼だと誤解してしまいました。
そこで候補に挙がったのがお吉でした。

人々はお吉に対して偏見と侮蔑の目を向けるようになります。
やがて、ハリスの容態が回復してお吉は解雇されますが、人々の冷たい視線は変わらぬままでした。
この頃から彼女は酒色に耽るようになり、後は何をしてもうまくいかなくなり、物乞いにまで身を落として48歳で自殺してしまいました。
さらに、お吉の遺体を人々は「汚らわしい」と蔑み、埋葬も断られたそうです。
哀れに思ったある住職が境内の一角に葬るが、今度はこの住職がお吉を勝手に弔ったとして周囲から迫害を受け、下田を去る事となったそうです。
無知と偏見が招いた悲劇ですが、現在のいじめとも共通する集団心理がはたらいているような気がします。
合掌


(続きます)

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雨の土曜日の朝

2013-05-11 | スーパーカブ110

せっかくの土曜日ですが、昨夜から無情の雨・・・


でも、田植えを待つ田んぼには必要な雨なんでしょうね。

私ごとですがここのところ仕事が忙しいです。
休日は4月から数えて片手に収まるぐらい?しかありませんでした。

この日も出勤でしたが、
どうやら、これを乗り切ればちょっとだけ楽になりそう♪

ですから久しぶりのツーリングに向けて、カブ110のオイル交換です。

取説によると交換時期は「3,000kmまたは1年ごと」です。
前回の交換から1,000kmちょっとしか乗っていませんが、1年たちましたので交換です。


あんまり乗ってないですね。


ここのところオイルはメーカー純正を使っています。
以前はいろいろなメーカー・銘柄を試していましたが、最近は選ぶのも面倒くさくて・・・
純正品は割高で大当たりはないかもしれませんが、ハズレもないのが良いです。

カブ110のメーカー推奨オイルはHONDA純正オイルウルトラG1すなわち1番安いのです。
前回から、ひとつグレードアップしてG2にするつもりだったのですが・・・・

まちがえて、シルバーウイング用に買っておいたS9を入れてしまいました。
1ランク上げるつもりが、4ランクも上げてしもうた・・・・・!

で、1年間乗り続けていたわけですが、当然、不満無く過ぎていきました。

今回は間違えないよう気をつけG2にしました。


いつもお世話になっていますオイル処理箱
ホームセンターで購入したので自動車用の大きいのです。
大は小を兼ねますし、こぼす恐れが減りので良しとします。

オイルパン下のドレインボルトを外してオイルを出します。

たいていボルトをオイルの中に落としてしまいます。
少なくとも手は汚すのが通例ですが、珍しく本日はうまくいきました。

あとはドレインボルトを締めて新しいオイルを入れるだけです。
カブ110は0.8Lなので1缶あれば足ります。

最後にエンジンを掛けて数分まわした後にオイル量を点検するわけですが・・・


カブ110のオイルゲージは黒くてわかりにくいです。
また、最小量と最大量の差が少なすぎる!

とにかくこれで完了です。

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