岩木山神社からバイクで30分ほど走って弘前市の中心にやってきました。
弘前は弘前城の城下町として発展し、明治以降は陸軍第八師団の軍都として、また旧制弘前高校を始めとする学都として栄えました。
写真の工事中の建物は弘前市役所で、この向いから入城しました。
追手門
東北の城は積雪のために一層目の屋根が高い構造になっています。
追手門をくぐると三の丸です。
現在は植物園,テニスコート,市民会館,市立博物館などが建てられています。
市民会館ホール横の駐輪場にバイクを駐めました。
まずは、こちらで予習しました。
弘前市立博物館
所在地: 青森県弘前市大字下白銀町1-6 弘前公園内
休館日: 第3月曜日(祝・休日の場合は翌日)
開館時間: 9:30~16:30
観覧料: 一般 280円,高校・大学生 140円,小・中学生 80円
杉の大橋
もっとも、今は杉でできていませんけど・・・
南内門
二の丸に入りました。
未申櫓
土塁
下乗橋を渡って本丸に向かいます。
ここで、右手に石垣が見えてきました。
本来はこの上に天守閣があるはずですが・・・
実は、写真右のあたりの石垣が少しふくらんでいるのです。
これを修理するために、一時的に天守閣は北西に70m移動しているのです。
本丸に入ります。
ここから先は有料区域です。
弘前城本丸・北の郭
開園時間: 9:00~17:00(4/1~11/23),7:00~21:00(さくらまつり期間)
入園料: 大人 310円、子供 100円
11/24~3/31日の期間は入園無料
南虎口
亀石とよばれている巨石
本来の天守台
2015(平成27)年、2か月かけて移動させました。
手前には本丸展望台が設置されています。
本丸展望台から見た、天守閣
石垣の修理は2023年までかかるといわれています。
その間、本来の位置では見られませんが、逆に期間限定でお岩木山をバックした姿を拝めるという粋な計らいがされています。
この天守閣、現存天守12基の1つで、もっとも北に位置しています。
もともとは5層の天守がそびえていましたたが、1627(寛永4)年、落雷により消失してしまいます。
このため、本丸辰巳櫓を移築、改修し明治を迎えました。
天守の特徴は、見る位置によって様相が違うことです。
外から見える方には千鳥破風をつけていますが。
北側は、連窓になっています。
つまり外見は綺麗だが、本丸側に立てば、実に質素な天守に見えるわけです。
一国一城令のあとの天守再建だけに、幕府への配慮がうかがえます。
天守内部は見学することができ、日本百名城スタンプは入口で押すことができます。
本丸から見たお岩木山
戌亥櫓跡
鷹丘橋を渡ると北の郭になります。
ここには明治末期に建設された武徳殿とよばれる柔剣道の練習場がありました。
現在は、土産物店や喫茶店、休憩スペースを備えた武徳殿休憩所と姿を変えています。
賀田御門跡
四の丸に移動しました。
ここにはレクリェーション広場と
青森県護国神社が置かれています。
北門
亀甲橋を渡って城外へ出ました。
ここからは外堀に沿って城のまわりを歩いてみました。
中央高校口
弘前公園の東の出入り口です。
名前からわかるように、県立中央高校のすぐ目の前になるのですが、となると命名されたのは比較的新しい時代になります。
かつて、城跡には第八師団がおかれ、火薬庫、兵器庫、被服庫等が建設されてこのあたりの濠や土塁が崩されたようです。
東門
弘前城は広く、これだけ見て回るのに約1時間30分かかりました。
しかし、大半が平坦なのでレンタサイクルを使われるとよいかと思います。
もちろん、城周辺の観光地巡りにも楽だと思います。