橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

弘前城

2016-08-30 | お城巡り(日本100名城)

岩木山神社からバイクで30分ほど走って弘前市の中心にやってきました。

弘前は弘前城の城下町として発展し、明治以降は陸軍第八師団の軍都として、また旧制弘前高校を始めとする学都として栄えました。


写真の工事中の建物は弘前市役所で、この向いから入城しました。


追手門
東北の城は積雪のために一層目の屋根が高い構造になっています。


追手門をくぐると三の丸です。
現在は植物園,テニスコート,市民会館,市立博物館などが建てられています。


市民会館ホール横の駐輪場にバイクを駐めました。

まずは、こちらで予習しました。


弘前市立博物館
所在地: 青森県弘前市大字下白銀町1-6 弘前公園内
休館日: 第3月曜日(祝・休日の場合は翌日)
開館時間: 9:30~16:30
観覧料: 一般 280円,高校・大学生 140円,小・中学生 80円


杉の大橋
もっとも、今は杉でできていませんけど・・・


南内門


二の丸に入りました。


未申櫓


土塁


下乗橋を渡って本丸に向かいます。
ここで、右手に石垣が見えてきました。
本来はこの上に天守閣があるはずですが・・・
実は、写真右のあたりの石垣が少しふくらんでいるのです。
これを修理するために、一時的に天守閣は北西に70m移動しているのです。



本丸に入ります。
ここから先は有料区域です。
弘前城本丸・北の郭
開園時間: 9:00~17:00(4/1~11/23),7:00~21:00(さくらまつり期間)
入園料: 大人 310円、子供 100円
11/24~3/31日の期間は入園無料


南虎口


亀石とよばれている巨石


本来の天守台


2015(平成27)年、2か月かけて移動させました。
手前には本丸展望台が設置されています。


本丸展望台から見た、天守閣
石垣の修理は2023年までかかるといわれています。
その間、本来の位置では見られませんが、逆に期間限定でお岩木山をバックした姿を拝めるという粋な計らいがされています。

この天守閣、現存天守12基の1つで、もっとも北に位置しています。
もともとは5層の天守がそびえていましたたが、1627(寛永4)年、落雷により消失してしまいます。
このため、本丸辰巳櫓を移築、改修し明治を迎えました。
天守の特徴は、見る位置によって様相が違うことです。
外から見える方には千鳥破風をつけていますが。


北側は、連窓になっています。
つまり外見は綺麗だが、本丸側に立てば、実に質素な天守に見えるわけです。
一国一城令のあとの天守再建だけに、幕府への配慮がうかがえます。

天守内部は見学することができ、日本百名城スタンプは入口で押すことができます。


本丸から見たお岩木山


戌亥櫓跡


鷹丘橋を渡ると北の郭になります。


ここには明治末期に建設された武徳殿とよばれる柔剣道の練習場がありました。
現在は、土産物店や喫茶店、休憩スペースを備えた武徳殿休憩所と姿を変えています。


賀田御門跡


四の丸に移動しました。
ここにはレクリェーション広場と


青森県護国神社が置かれています。


北門


亀甲橋を渡って城外へ出ました。
ここからは外堀に沿って城のまわりを歩いてみました。


中央高校口
弘前公園の東の出入り口です。
名前からわかるように、県立中央高校のすぐ目の前になるのですが、となると命名されたのは比較的新しい時代になります。
かつて、城跡には第八師団がおかれ、火薬庫、兵器庫、被服庫等が建設されてこのあたりの濠や土塁が崩されたようです。


東門

弘前城は広く、これだけ見て回るのに約1時間30分かかりました。
しかし、大半が平坦なのでレンタサイクルを使われるとよいかと思います。
もちろん、城周辺の観光地巡りにも楽だと思います。
 

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岩木山神社

2016-08-28 | 一の宮巡り

大館のホテルを出て弘前に向かいました。
東北自動車道、大鰐弘前ICを降りるとすぐお岩木山が目に飛び込んできました。

津軽富士とも呼ばれるこの山は美しいだけでなく、どこからでも眺めることがができます。信仰の対象になるのも大いに頷けます。

ナビに従って岩木山神社に向かって交通量の少ない道を進みます。
市街地、山里、りんご畑、針葉樹林と周りの景色は変わりながらも、お岩木山は少しずつ大きくなっていきます。
空気の爽やかで、実に気分のよい道でした。
 


津軽国の新一宮である岩木山神社に着きました。
岩木山信仰がこの神社の始まりだということがよくわかりますね。

御由緒
 


一の鳥居

鳥居の横に駐車しました。
 


二の鳥居


三の鳥居 

常夜灯

 

楼門
 
 

狛犬
 
 

もう一対狛犬
 
 

中門
 


「北門鎮護」
かつてはこのあたりが朝廷が治めるの最北端だったことがわかります。

御朱印にも「北門鎮護」と書かれていました。
 


拝殿


末社 稲荷神社


禊所
龍の口から御神水が出ていましたが、湧出量が凄いので、柄の長いひしゃくで離れたところから汲まなければいけないほどです。
ペットボトルを持参している人も、ちょくちょく見かけました。


社務所も趣のある建物です。


絵馬とおみくじ

このあと弘前城に向かいました。 

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秋田城

2016-08-26 | お城巡り(続日本100名城)

久保田城からバイクで25分、秋田城跡にやってきました。

秋田城は奈良時代から平安時代におかれた砦、兼政庁です。
ちなみに、久保田城と間違えて訪れる人がよくいるようですが、秋田市の殿様の城は久保田城であり、秋田城はそれよりもかなり古い時代のものです。

秋田城は、733(天平5)年に対蝦夷対策として出羽柵(いではのき)を築いたことに始まります。
760(天平宝字4)年頃に秋田城と改称され、出羽国北部の軍事・政治の中心地となりました。

復元された外郭東門の近くの駐車場に駐めました。

 

見学を始めようとしていたら、ボランティアの方が近づいてこられました。
多くの城を見て回った私ですが、律令制時代の城については詳しくない(そもそも、あまり存在しない)ので、ガイドをお願いして、いっしょにまわることにしました。



城内東大路
外郭東門から政庁までの道が復元されていました。
当時でもこのぐらいの広さがあったそうです。牛車が行き交える幅が必要だったのでしょうか。
脇には排水路も作られていました。



築地塀
土を積み、厚さ数cmになるまで上から突きます。
これを繰り返して、バームクーヘンのように層状にした造りです。
平城京でも見られる強度のある土塀なのですが、

雪国では根雪により侵食されてしまうのでした。
したがって、途中からは木造の板塀に変わったようです。

 



政庁正殿

他の政庁では見られない煉瓦敷きでした。


 

北東建物跡

 

政庁の復元模型

 



外郭東門

このあたりから土を取ったそうで少し低くなっています。



古代もここに沼跡があったらしく
「まつり」や「まじない」で使われた人形(ひとがた)などが発見されています。

この井戸は今でも水が湧いており深さが変わらないとか
 

こちらの井戸はなぜか煉瓦が放り込まれていたそうです。
 

隣接する寺院跡
 

 

昭和時代に半分が宅地になったため、発掘が難しいそうです。
それでも多賀城廃寺を参考にして伽藍配置を推定してあります。


トイレ
用をたした後、瓶の中の水をひしゃくですくい、それで流す水洗式でした。

この板に足を置いて用をたします。
 
 


秋田城跡は道路で分断されて、資料館は史跡公園の反対側にあります。
バイクで資料館横の駐車場へ移動しましたが、ほぼ双方の中心にあるので見学の際はまずここに駐車してまず資料館で予習して、それから史跡公園の見学する順がよいかと思います。


秋田市立秋田城跡歴史資料館
所在地: 秋田市寺内焼山9番6号
開館時間: 9:00~16:30
休館日: 年末年始(12/29~1/3)
観覧料: 一般200円,高校生以下無料


このように秋田城は二重になっていて内側が政庁となっています。
写真下方に見える門が外郭東門です。

さて、秋田へやってきましたので、昼食は稲庭うどんと決めておりました。
しかしながら、久保田城・秋田城と移動してもなかなかうどん店が見当たりません。
道の駅「しょうわ」内のレストラン「花の大地」にてようやくありつけました。



暑い日に具だくさんで冷たい稲庭うどん
サイコーです。

翌日のことを考え、この日は大館に宿泊します。
西向かってバイクを走らせていて、見つけました!


秋田名物ババヘラアイス
秋田の幹線道の脇で、アイスクリームを売るおばあさんをみかけることがあります。
椅子に座って、パラソルとスカーフで日差しをよけています。
足下にはアイスクリームの入ったドラム缶形のジャーが置かれ、保温効果を上げるため布に包まれています。

注文すると、へらを使ってアイスクリームをすくってくれます。
バニラと桃味を適度に混ぜ、バラの花のように盛ってくれます。

 

この日の宿のホテルルートイン大館駅南

 

夕食は桃豚餃子と比内地鶏ラーメンでした。

 

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久保田城

2016-08-23 | お城巡り(日本100名城)

駒形神社からバイクで2時間、秋田市へやってきました。
秋田は、久保田城の城下町です。

久保田城本丸は1880(明治13)年の火災で全焼し、現在では千秋公園と称し広く市民に開放されています。

秋田市立中央図書館脇の唐金橋跡から入城


 

松下門跡をパスすると


 




コインパーキングが用意されていました。
ここに駐めようかとも思ったのですが、それでは自動車のスペースを1台分つぶしちゃうので、




公園入り口に駐めちゃいました。
なお、旅慣れているように見えるXTですが、この日はポケモンGoを探しに来たそうです。

まずは、こちらで予習をします。

 

秋田市立佐竹資料館
所在地: 秋田県秋田市千秋公園1-4
開館時間: 9:00~16:30
休館日: 年末年始(12/29~1/3)
入館料: 一般100円,高校生以下無料

なお、日本百名城スタンプはこの史料館の受付で押すことができました。

久保田城は久保田藩(秋田藩)20万石佐竹氏の居城です。
佐竹義宣は関ヶ原の合戦時に東西両軍に態度を明確にせず、中立的な立場をとったために、戦後、54万5千石の常陸から20万5千石の秋田に転封されてしまいました。
家臣の知行減を糊塗緩和するため、当初は豊富であった、秋田杉と銀山の収入を、藩財政のあてにしましたがやがて枯渇します。
西国で藩札というものを発行し、財政再建をしたという情報を得て、久保田藩でも藩札を発行しますが、インフレを信用低下をまねいてしまいます。
さらに、それに飢饉が追い打ちをかけ・・・佐竹氏は明治維新までこの地を治めますが、かなり大変だったようです。

 




二ノ丸跡
久保田城は最初に二ノ丸にたどり着く構造になっています。
この二ノ丸を経て本丸へ至ります。





土塁
減封された佐竹氏は幕府の目を気遣い、石垣をなるべく使わなかったそうです。
そのかわり、久保田城は土塁の囲まれた構造になっています。




長坂門跡
二ノ丸から本丸へ続くのがこの長坂門であり、「二ノ門」とも呼ばれていました。
この長坂という名称は長い石段「長坂」にちなんでいるといわれています。



表門(一ノ門)



表門の礎石




御物頭御番所
久保田城唯一の現存建造物です。
御物頭とは久保田藩では番方に属す役割であり、配下の足軽を指揮して本丸への玄関口である表門の開閉及び城下一帯の警備を担当しました。
1758(宝暦8)年の火災で焼失し、その後再建され1778(安永7)年以降の火災では焼失を免れたというので18世紀後半の建築であろうと推測されます。



表門をくぐると本丸です。



佐竹義堯(よしたか)の銅像
久保田藩最後にあたる12代藩主です。

このあたりにかつて本丸御殿があったようですが、現在は何本かの赤松に巨木が残っています。


 

松の根元にはこのような石柱が立てられているのですが、古すぎて何と刻まれているのか読めません。


 

案内板を探すも「アカマツ」と書かれているだけでした。

 



八幡秋田神社
1867(明治11)年、佐竹義宣を祀るため創建されました。



本殿



埋門跡
久保田城に限らず、今回訪れた城跡では、ポケモン探しの人たちが多く見られ異様な光景でした。



多門長屋跡



御隅櫓
1989(平成元)年に市制100周年を記念して復原されました。
二階までは当時のまま再現したが、その上に模擬として展望台が設けられています。
鉄筋コンクリート造り三層四階建てで、内部は佐竹の資料の解説やパネル展示の資料館になっています。




幕府への気遣いより、天守閣は作られなかったようです。
しかし、こうやって見ると堀と土塁によって囲まれた、堅固な縄張りのようです。

展望台から見下ろした秋田の市街地

 




帯曲輪門跡
本丸北側から二ノ丸の土門方向に通じる門です。




裏門跡
二ノ丸から本丸へ続く門のひとつで主に夜間の出入りに使われたそうです。




胡井池




黒門跡




北側の外堀

東北はすでに秋のにおいがします。
メッシュジャケットで、バイクに乗っていると、暑くも寒くもなく快適です。
しかし、日差しはまだまだ強く、城を見て歩き回っているとびっしり汗をかきます。

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駒形神社

2016-08-20 | 一の宮巡り

岩手県奥州市にある駒形神社は、陸中国の新一宮です。
仙台港近くのビジネスホテルを朝早く出発してやってきました。

前もって、Google マップのストリートビューでみたところ、隣接する高野長英記念館に駐車場が用意されていたので、そちらに駐めさせてもらいました。

 

まずは、高野長英記念館へ行ってみましたが、まだ開館前でしたので、水沢公園を散策しました。


 



後藤新平像
「あれ?ボーイスカウトみたいなカッコウをしているなぁ?」



なるほど、日本ボーイスカウトの初代総長だったのですね。

斎藤実像



 

 

快晴でしたが、秋のように爽やかな乾いた空気でしたので、

 

木陰のベンチで、ホテルでもらった朝刊を読んで時間をつぶしました。

 



奥州市立高野長英記念館

 

高野長英は江戸後期の蘭学者で、シーボルトの鳴滝塾で蘭学・医学を学んだのち、幕政を批判、いったん蛮社の獄で投獄されましたが、脱走し、沢三伯の変名で活躍しました。
高野長英記念館では、訳書、著書、手紙および遺品など約200点を展示しています。
彼の強烈な生き様はなかなか興味深いものがあります。

水沢公園を歩いて駒形神社に移動しました。

大鳥居

 

由緒

 

境内案内

 

狛犬


 

手水舎

 

神門

 

拝殿

 
 

本殿
祭神は次の6柱で、「駒形大神」と総称されています。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ)
天常立尊 (あめのとこたちのみこと)
国狭立尊 (くにのさたちのみこと)
吾勝尊 (あかつのみこと)
置瀬尊 (おきせのみこと)
彦火尊 (ひこほのみこと)

 



山神社
安産の神様



鹽竃神社
文武両道の神様



水沢招魂社
郷土出身の英霊が祀られています。



何の飾りでしょうか。
境内に干されていました。



神馬社

私の子どもの頃は神馬が飼われている神社もときどきありましたが、今ではめったにお目にかかりません。

 

ここに駐輪できたようです。

 

さて、高野長英記念館にもどってきましたが、ご覧のように駐車場は地元ナンバーでいっぱいでした。
記念館は私一人しかいなかったのに・・・

 

このあと秋田道を使って久保田城を目指しました

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北へ

2016-08-17 | ツーリング

久方ぶりに、日本百名城ツーリングへ出かけました。

今回の目的地は、久保田城(秋田県),弘前城・根城(青森県),盛岡城(岩手県)で、東北北部をまわります。

数ヶ月前から計画を立て始め、準備万端整いました。

東北までのアクセスは、名古屋港-仙台港航路のある太平洋フェリーを利用します。
もちろん、予約開始の2か月前にしっかり抑えておいたのです・・・・が・・・・

 

台風5号が発生してしまいました。

太平洋を北上しただけなので、人的物的被害は皆無だったでしょうが、

フェリーは欠航しちゃいました(涙

 

さて、どうしましょうか?

実は以前にも同様の経験をしたことがあります。
25年前、宮城の友人を訪ねた際にも、台風崩れの熱帯低気圧によりフェリーが欠航、やむなく、バイクで出かけたことがあります。
横風吹く中、225ccしかないSERROWで、お尻の痛みに耐えながら懸命に耐え、宮城県に着いたときにはリンドバーグになった気分だったことをおぼえています。

幸いにも今回は、

風もなく、

 



雨の心配もなさそうなので、ここはもう1回リンドバーグになることとします。

調べてみました。


仙台までは716km。無理な距離ではないでね。(一般人と感覚が異なります)
所要時間は7時間41分ですか。割と近いですね。(完全に麻痺しています)
料金に注目して下さい。
通常料金が13,390円に対して、ETC料金は9.230円と4,160円も安いですね。
これは深夜割引の対象だからです。
0~4時に高速道路を走行すると、最大30%の割引となるです。

今回はこれを利用することにしました。
何といっても4,000円引きは魅力ですし、未明は交通量も少ないですし、何より涼しいうちに少しでも距離を稼いでおきたかったのです。

ジジイの橋吉にとって早起きはさほど苦でもなく、予定通り4時前には湾岸弥富インターから出発することができました。

 
 

伊勢湾岸道は快適でした。
走行中は暑くも寒くもないし、眼下に広がる名古屋港の明かりはとても綺麗です。
この時間の名神を走ったことがあります。
このときは漆黒の闇に飛び込んでいくような奇妙の感覚に襲われましたが、伊勢湾岸道は道路灯が整備されているのでそのような不安はありませんでした。

豊田東JCTより、新東名に乗り換え、浜松SAで朝食を取りました。

ようやく明るくなりました。

 

今回の装備です。



ぎっしり積み込めばシートバッグのみでもいけそうでしたが、取り出しやすいサイドバッグに観光地巡りなどで使うショルダーバッグを入れることにしました。
これは正解であったように思います。

御殿場JCTで新東名と東名は合流しますが、さほど交通量は増えませんでした。
広域情報で「渋滞」という文字を見かけましたが、都心の話だと思い、気にしていませんでした。

ところが海老名JCTで圏央道に入るとじきに渋滞にひっかかってしまいました。
中央道と接続する八王子JCTが先頭のようです。
困ったことにこのあたりはトンネルが続くのです。
その中をのろのろしていると暑いのなんの~
人間もへこたれますが、バイクも同様なようで足下から経験をしたことのないような熱が伝わってきます。
SRは、空冷ですから、走らないとエンジンが冷えないのでしょう。

やっとの思いで八王子JCTに到達し、動き始めたのもつかの間、今度は関越道に向かう鶴ヶ島JCTを先頭に渋滞しています。
今年から制定された山の日によって、帰省ラッシュが早まり、予想を超える渋滞に遭遇してしまったようです。
もっとも、トンネルの中に比べれば気温も低いし、道路も広いので、どきどきすり抜けなどもさせてもらってなんとか東北道へとたどり着きました。

こんなことならば、上信越道-北関東道経由で行けば良かったです。
こちらの方が距離も通行量も少し上がりますが、渋滞はなかったと思うのです。

佐野SAで昼食をとり、

 

那須高原SAについた頃には、暑さもほとんど気にならなくなっていました。

 

長時間バイクに乗っているとお尻が痛くなるものですが、私が今まで乗ってきた中でもSRはもっともましなモデルじゃないでしょうか。
シートの厚いビグスクは、一見楽なようですが尻にかかる荷重が大きいため、見た目ほど楽ではありません。
SRの場合、尻と手足に荷重が分散するので、負担が少ないのだと思うのです。
そのかわり、手首が痛くなりました。
ですから。ときどき休みを入れ、けっきょく13時間かかって仙台に到着しました。

もっとも、その点も見込んでの計画です。
まだ、チェックインの時間には早いので、観光することにします。



仙台うみの杜水族館
所在地: 宮城県仙台市宮城野区中野4-6
営業時間: 9:00~19:00(季節によって異なります)
休館日: なし
入館料: 大人2,100円 他

三陸の海をテーマにした展示があるところが、他の水族館とは違います。


 



トビウオが泳いでいるところを初めて見ました。
水中ではジェット機のようにひれを広げています。

この日の宿は仙台港近くのプレミアイン仙台多賀城です。

 

私がホテルを選ぶポイントは
①無料駐車場があること
②大浴場があること です。
バイクですから「何処でも駐められるのでは?」とよく言われますが、駐車場に余裕のないホテルでは狭いところに押し込まれ出車するのも大変だったりします。
その点、今回のホテルでは「白線の枠内ならどこでも良いですよ。」との言葉に甘えて、玄関前に堂々と駐めさせてもらいました。

ただ、これらの条件を満たすホテルというのは郊外になるケースが多いです。
今回もそうでした。
で、困ったのが夕食です。
仙台ほどの都市ですから、郊外といえどもホテルのまわりに飲食店はいくらでもあります。しかし、そのほとんどがどこへ行ったも見られる全国展開のチェーン店ばかりです。
牛タン屋も一軒ありましたが、並んでおり、お一人様では入りにくい様子でしたのでパス。

まあ、しょうが無いのでよく見かける大衆食堂へ入ることにしました。



ですが、ココ、仙台が発祥の地なんですよね。

結果オーライって事ですね。

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増し締め

2016-08-08 | SR400

SR400は現行モデルとしてはとびぬけて振動の多い鼓動を感じることのできるバイクです。
このため、乗り続けているとあちこちが緩むことがあり、ときどき増し締めを行いボルトの欠落を防ぐ必要があります。
ちなみに、かつてSERROWに乗っていたことがありますが、これも高速走行では振動が大きく、ツーリング中にウインカーが脱落(コードがつながっていたのでぶらさげた状態)したことがあります。

いままでは、メガネレンチで感覚だけをたよりに締めていましたが、SRに乗るようになってからはきちんとトルクレンチを使用しています。


左は21N・m~105N・m対応、右5はN・m~25N・m対応です。

すべてのボルトのチェックは、とてもじゃないけど無理です。
緩みやすいところ、重要と思われる次の箇所を増す締めしました。


アッパーブラケット
ここは緩みやすく、今回もけっこう緩んでいました。
締め付けトルク16N・m


アンダーブラケット
ここも緩みやすいところです。
左右で計4本ボルトがあります。
締め付けトルク17N・m


シャフト
一番緩んではいけないところですね。
ボルトが大きく、対応するソケットがなかったので、メガネレンチを使い、緩んでいないことを確かめました。
締め付けトルク104N・m(前輪)・129N・m(後輪)


フォークボトム
見落としがちですが、ここが緩むとホイールがはずれる恐れがありますから必ずチェックしたいものです。
締め付けトルク9N・m


ステップ
体験したことはないが、SRもSERROWも走行中にステップがはずれたという話を聞いたことがあります。
締め付けトルク32N・m


リアブレーキペダル
締め付けトルク10N・m

シフトペダル
締め付けトルク10N・m


キックアーム
締め付けトルク20N・m


リアサス
走行中常に動いている部分ですからチェックが必要です。
ここも少し緩んでいました。
上下2カ所ずつ、確認する必要があります。
締め付けトルク30N・m


タンデムステップ
締め付けトルク30N・m


エンジンハンガー
SRのエンジンは4カ所で取り付けています。
しかし、前を除いてはトルクレンチが入らなかったり、他のパーツを外さないとナットを締められなかったりします。
今回は、緩んでいないことだけ確認してよしとします。
締め付けトルク64N・m(前),60N・m(前下),60N・m(後),60N・m(後下)

あと、シートを取り付けているボルトやヘルメットホルダーも脱落したという話を聞くので確認しておきました。

その他、自分で取り付けたパーツなども、緩んでいないか確認すると良いと思います。

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