これで、知多四国のすべての霊場参拝し終え、その足で結願の報告に向かいました。
結願【八事山 興正寺】名古屋市昭和区八事本町本町78
名古屋の街中ですから、駐車場も有料となっています。
さて、「バイクはどうしたものかと」駐車場係おじさんに尋ねたところ、「参道脇の邪魔にならないところに駐輪してくれ」とのこと。
そこで、目立たないようにとめておきました。もちろん無料でした。
まず、参拝前に昼食を済ませましょう。
饂飩坊 一休
愛知県名古屋市昭和区広路町石坂16
営業時間: 11:30~15:00,17:30~21:00
定休日: 木曜
興正寺の目の前にあります。
みそ煮込み定食 900円
基本がしっかりしたおいしいみそ煮込みでした。
おすすめできます。
お腹を満たしたところで、参拝に向かいます。
興正寺は西山普門院と奥之院がある東山遍照院と大きく二つに分かれています。
まずは西山のから
中門
愛知県内唯一の五重塔です。
石段を登って
観音堂
西山本堂
納経所
ここで御朱印をいただくことができます。
西山は納経帳の最後のページにいただきました。
また、東山(奥の院)の御朱印もこちらでいただきました。
こちらは最初のページにおしていただきました。
通常、寺社の御朱印は300円ですが、知多四国の場合、印刷されたところに印を押すだけということもあり100円です。
興正寺は手書きでしたが各100円でした。
なお、この納経所では、納経帳・納め札など知多四国八十八カ所巡りに必要なグッズが販売されていました。
圓照堂
この日は本堂で法要が行われ、ここ圓照堂では別の法要が行われていました。
また、普照殿では結婚式が執り行われており、境内は黒いネクタイをした人と白いネクタイをした人が行き交う不思議な光景が見られました。
墓地を抜けて奥に進むと
ここから先は女人禁制です・・・って昔の話ですよね?
なお、ここを境に東山遍照院に入ります。
ほとんど人気のないところに建てられた小さめのお堂
え?こんなところに総本尊?
たしかに、3mを超える立派な大日如来像が鎮座されていました。
鎮守社
弘法堂
このあたりへ来ると名古屋の市街地であることを忘れ、まだ知多にいるような錯覚さえ感じます。
しかし、振り返ってみると中京大学のキャンパスが・・・
もともと興正寺のものであった土地の一部を中京大学に売却しましたのですが、真言宗の総本山である高野山の許可を得なかったこと、土地代の一部を上納しなかったことにより、今年の1月興正寺の住職は罷免を言い渡されてしまいました。
これに対し、興正寺側は「包括団体である高野山との関係を解消する」と宣言してしまいました。
その後、いったんは謝罪しましたが、再び対立。現在もおさまっていません。
三十三観音
東山本堂
隣接する不動護摩堂
この二つの建物を東山精舎(奥の院)と呼んでいます。
おまけ
モダンでありながら境内に妙に溶け込むデザインのトイレ
仏のお慈悲で?120円のままの自販機
広く見応えのある境内でまわるのに約1時間かかりました。
さて、これで知多四国八十八カ所を一周することができました。
途中から納経帳を母にプレゼントすることを思い立ち、結願の後、渡しました。
ですから、いつのことになるかわかりませんが、今度は自分のためもう一度まわりたいと思っています。