橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

丸岡城

2010-05-15 | お城巡り(日本100名城)


現存天守閣は12城ありますが、もっとも古いものが丸岡城です。

丸岡は福井市の北にある町で現在は合併されて坂井市となっています。
北陸道丸岡ICより2kmであり、平地の中の小高い丘の上に立てられた平山城であるので高速道路からも見えます。
城の北には無料駐車場があり、バイクもその端に止めることができます。

天守閣に向かって歩くと道が2つに分かれています。

左へ進むと歴史民俗資料館へ、天守閣へは右の階段を上っていきます。
天守閣に向かう石段の中程に入場券売り場があります。


料金は歴史民俗資料館と共通券で大人300円、小人(小中学生)150円、開館時間はAM8:30~PM5:00、なんと8:30から入れるので城廻のはしごにはありがたいかも。
なお、ここで百名城のスタンプを押すことができます。



北陸地方では唯一の現存天守閣です。

天守閣の内部です。


階段は、はしごに近いかなり急ななものです。


丸岡の町が一望できます。


笏谷石の瓦は、この城だけの珍しいものです。

丸岡城は柴田勝家の甥である勝豊によって築かれましたが、石垣が何度も崩れてうまく積めませんでした。
そこで、人柱を進言するものが現れました。
このとき目を付けられたのが二人の子を抱えて苦しい生活をしているお静という女です。彼女は息子の一人を侍に取り立てるという条件で申し出を承諾し埋められました。
ほどなく天守閣は完成しましたが勝豊が移封されてしまったため約束は守られませんでした。
それからというもの堀の藻刈りを行う頃になるときまって大雨が降り水があふれるようになり、「お静の涙雨」と呼ばれるようになりました。
これを鎮めるためにこのお墓を建てたそうです。



この城ができた頃、一向一揆の残党に攻撃を仕掛けられることがしばしばあったが、そのたびにこの井戸から大蛇が出てきて霞をかけて城を守ったそうで、別名「霞ヶ城」と呼ばれるゆえんだそうです。

石垣は野面積みと呼ばれる原始的なものですが、大きさが不揃いの手目登りにくく、排水性も優れた積み方です。

石垣は天守閣の下、何段にも積まれています。


歴史民俗資料館です。

ここに展示してあった往事の丸岡城の模型です。ガラスが反射してうまく撮れません。

堀のあったところは埋められて公園になっていました。


                   丸岡城
            福井県坂井市丸岡町霞町1-59

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする