日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

海ほたる―水楽荘―東京湾フェリー 房総半島ぶら巡り(2)

2013-06-01 22:16:27 | 添景・点々
ルートはこうなった。
海老名インターから東名高速に入り、横浜・町田IC(インター)で保土ヶ谷バイパスをカーナビに従ってどんどん走ると自然に東京湾アクアラインに入って「海ほたる」にたどり着く、というものだ。

ところが朝が早いのに海ほたるが近ずくにつれて大渋滞、これはたまらんと通り抜けた。そして木更津ICから、首都圏中央連絡自動車道という有料道路を走り、市原・鶴舞ICで降りて、いすみ鉄道と時折交差する大多喜街道を走る。
いすみ鉄道の道路を横切る(踏み切り!)レールは、市内電車のように枕木も砂利もなく、娘が「これだ!」と声をあげ、車ではなくて電車にのって無人駅で降り、ブラ歩きしたいと笑う。

大多喜を歩いた後、大原港に立ち寄って波しぶきを楽しみむ。九十九里浜沿いをぶっ飛ばして、銚子・犬吠崎を楽しんで一夜の宿 割烹旅館「水楽荘」にたどり着いた。

水楽荘の手元にあるリーフレットにはこう書いてある。
「佐原港の川霧はれて 鳴くよよしきり 葦の中か 佐原よいとこ水の郷」。
所在地は香取市扇島で千葉県、佐原市と香取市が合併して香取市になったとのことだが、佐原は伊能忠敬旧宅のある伝建(伝統建築物保存地区)の郷。
水楽荘は利根川支流の茨城県潮来に近いところにある。

宿を取るときに妻君はネットで調べたりするが、この水楽荘の項にいいことを書いた人がいた。「お上さんがいい人だ」。それが決め手。細君がよさそうよと言って予約した。
犬吠崎で灯台に登った後、これから向かいますと電話を入れた。
そして車を留めて玄関に入る。迎えてくれたのがそのお上さん、なんだかはにかんでいてそこにいる伯母さんという風情である。人柄がうかがえる素朴な笑顔、この人がその人なのだと何となく僕たちも微笑みたくなった。

お料理も素朴、竹の子ご飯、お燗をしてもらった二本の酒で酔っ払ってしまった。朝早く起きた娘と妻君は田んぼに行って小さな青蛙を沢山見つけた。娘のアイドル、手のひらにきょとんと乗った。朝からわが一家は大騒ぎだ。
支払いを終えた妻君が、こんなに安いの!って驚いた。お上さんの笑顔に送られて宿を出た。.

佐原で舟に乗り(前項参照下さい)香取神宮を参拝し、さて何処に行こうかと言うことになって、思いがけずも成田山に行ってみようということになった。近いのだ。吉田五十八がRCで建てた本堂を久し振りに見て感慨を覚える。

海ほたるの夜景を空から見たことがあってどうしようかと相談したが、朝の混雑を思って回避、金谷港からの東京湾フェリーに乗って横須賀久里浜港にいくことを思いつく。
しかし綿々たる渋滞。でもやっと乗ったフェリーは楽しかった。

大多喜までは僕が運転をし,その後は全工程を娘が!
車に興味がないといっていた娘は運転するのが楽しくなったと言う。僕は僕で、車大好き人間の僕の娘だ!なんて嬉しくなっていた。

<写真 大原港と水楽荘裏の田んぼにいた青蛙>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿