日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

沖縄(9)台風の余波の中で:宮古から本島へ

2016-07-09 23:24:47 | 自然

宮古と那覇で地の建築家に設計した建築を案内して戴き、軽く一杯やりながらヒヤリングをしてきた。
晴天続きだったこの7月、台風1号が、訪沖の前日3日午前9時頃にフィリピンに近いカロリン諸島に発生したとの報が入る。さてどうなるか!と思ったものの、宮古では降られず、ガジュマルやフクギの生い茂る山林の中に埋もれたウタキ(御獄)など案内してもらい、改めて琉球石灰岩の姿に心がざわついた。

嘗て、明大の文化人類学で一講座持っていた渡邊欣雄(現国学院大学)教授と、院生や学部生達数名でレンタカーを借り、その年の講義の終わった後、4年(4回)ほど本島を巡り歩いたが、その後一度だけ宮古を訪ね、本島との異なる歴史的文化を味わって好奇心が刺激されたことを想い起こしている。

それはさておき、宮古から本島に向かう飛行機の窓から見る、沈んでいく太陽が見え隠れしていく積乱雲の異様な姿に魅せられた。
台風は台湾の上空を通過して死者がでるなど大きな被害を与えることになるが、この積乱雲は、沖縄の人にとっては極く当たり前の光景のようで、やや興奮して魅せられたと述べても誰も反応してくれなかった。
まあ!飛行機の中からは見てないのだろうから仕方がないとは言え!
それにしても「凄い」。